ガチャ720回目:第五層の隠しエリア
手に入れたトリガーアイテムで出現するレアモンスターは、第四層を丸コピしたかのような配置だった。まずは南北の端にあるエリアには人もモンスターも近寄らない平原があり、トリガーに触れた人間、及びその接触者でなければ入場不可能なマップ外マップが存在。
そこは田園風景が広がっていて、たくさんの作物が収穫できるのと、奥にはトリガー型レアモンスターの出現場所が存在するだけの、狭い空間だった。
作物は全回収し、トリガーであるウールを投げ込む事でレアと、続けてレアⅡが出現し、それを撃破。
*****
名前:ラムイーター
レベル:160
腕力:1600
器用:1450
頑丈:1800
俊敏:800
魔力:500
知力:50
運:なし
【Bスキル】剛力Ⅳ、怪力Ⅳ、阿修羅Ⅲ、怪力乱神Ⅱ、鉄壁Ⅳ、城壁Ⅳ、金剛体Ⅲ、難攻不落Ⅱ
【Pスキル】身体強化LvMAX、物理耐性Ⅲ、体術LvMAX、鞭術LvMAX
【PBスキル】破壊の叡智Ⅲ
【Aスキル】チャージアタックⅣ、追跡者Ⅳ
装備:ブラッディウィップ
ドロップ:ラムイーターのブラッドボーン、ラムイーターの白角
魔石:特大
*****
『ラムイーター』はほぼほぼ『ブルイーター』の代替品みたいな相手で、スキル構成も似通っていた。大きく違っていたのは、牛頭ではなく羊頭だったくらいか。
こいつの討伐でレベルが30から185へ上昇し、『充電』を済ます。
次に出てきたのが、この目玉の怪物だった。
*****
名前:アーリマン
レベル:235
腕力:2500
器用:2400
頑丈:2400
俊敏:1600
魔力:9999
知力:2000
運:なし
【Bスキル】超防壁Ⅴ、剛力Ⅴ、怪力Ⅴ、阿修羅Ⅳ、怪力乱神Ⅲ、鉄壁Ⅴ、城壁Ⅴ、金剛体Ⅳ、難攻不落Ⅲ、力溜めⅡ
【Pスキル】身体超強化Lv5、体術LvMAX、痛覚耐性Lv5、苦痛耐性Lv5
【PBスキル】魔導の叡智Ⅳ
【Aスキル】追跡者Ⅴ、瞳術
【Mスキル】浮遊術LvMAX、宵闇魔法Lv3、混沌魔法Lv3
【Sスキル】催眠の魔眼
★【Eスキル】観察
装備:なし
ドロップ:アーリマンの水晶体(白)、悪魔の血、ランダムボックス
魔煌石:中
*****
一つ目の怪物が空を飛ぶというのは、なんともファンタジーであり、かつ悍ましくも気持ち悪い光景ではあったが、テレサやマリーには見慣れた風貌だったらしい。なんでも、テレサが苦戦しているダンジョンは、この手の悪魔が大量にいるんだとか。
まあ、強さはここまでではないそうだが。
特に苦戦らしい苦戦もなく撃破。レベルも85から332へと上昇し、ここでもまた『充電』を済ます。
続けて反対側の隠しエリアでも同様に食材を確保してモンスターを湧かせると、出てくるレアⅠもⅡも全く同じものだった。唯一の違いは、トリガーアイテムのドロップにあり、そちらでは『ラムイーターの黒角』と『アーリマンの水晶体(黒)』が手に入った。
レベルもこれで32から184。84から333となった。
「兄さん、ここでも『ラムイーター』の角は第五層を指しているのかい?」
「……いや、どうやら違うらしい。反応があるんだが、元の第五層に繋がる空間とは別の方向を指してる」
そのまま魔力の指し示すまま道を辿っていくと、新たな場所へと転移した。地図で開けば、ここはどうやら第五層のマップ外マップ同士で繋がっている3つ目の隠しマップのようだ。
マップ外マップの更に外側に、まだ隠れてあったとはな。
改めて全員で転移し、全員で探索する。どうやらそこには作物は存在せず、ただ広い草原地帯が広がるのみで、中央には奇妙な台座が存在していた。多分、あそこに角を捧げるんだろうな。
一対の白黒の角を捧げると、煙が発生し、中から巨大な羊が現れた。
『メ“エエェェェ!』
*****
名前:バトルソングラム
レベル:170
腕力:1400
器用:1400
頑丈:1200
俊敏:600
魔力:3000
知力:4000
運:なし
【Bスキル】剛力Ⅳ、怪力Ⅳ、阿修羅Ⅲ
【Pスキル】身体超強化Lv5、物理耐性Ⅲ、魔法耐性Ⅲ
【PBスキル】破壊の叡智Ⅲ、魔導の叡智Ⅲ
【Aスキル】チャージアタックⅣ、追跡者Ⅳ、声帯拡張Ⅲ、二枚舌
【Mスキル】歌魔法Lv2
【Sスキル】絶唱Ⅱ、連唱Ⅱ
★【Eスキル】嘆きの歌、滅びの歌
装備:なし
ドロップ:歌唱羊の舌、バトルソングラムの振動肉、ランダムボックス、管理者の鍵100(5)
魔石:極大
*****
3メートルくらいはあるだろうか。巨大な羊が出現してからずっと、メェメェ鳴いてる。いや、あれは歌ってるのかな?
マリーが持っている『聖歌』とは少し違うが、『歌魔法』を持ってるのはありがたいな。流石に俺が歌う気はないから、MAX化してセレンにでもあげようかな。
「悪しき獣よ、我が前に平伏せ!」
テレサが真っ先に突撃し、羊とぶつかり合った。奴は激突してもなお歌をやめず、メェメェメェメェ鳴き続けている。
うん、ちょっとうるさいな。
「勇者様、気を付けてください。嘆きと滅びの2つは、精神と肉体に悪影響を与えるスキルですっ」
「へぇ。でも防ぐ手立てはあるんでしょ?」
「はい。どちらも気を強く持つことです!」
「『眠りの歌』に比べればよっぽどイージーだな。なら問題ないさ。このまま倒そう」
レジストしてしまえば『心のバングル』で以後仲間全員がレジストできるしな。
そしてここでも弓を継続して使い、適当に歌わせた後『雷鳴の矢』を連続撃ちして煙に変えてやるのだった。
【管理者の鍵100(5)を獲得しました】
【レベルアップ】
【レベルが33から183に上昇しました】
レベル:83
腕力:37788(+37702)
器用:37792(+37706)
頑丈:37776(+37690)
俊敏:37821(+37735)
魔力:38210(+38126)
知力:38126(+38042)
運:40856
『エネルギー残高 28/100』
ふーむ。鍵は出たのに、次があるっぽいな……。やっぱこのダンジョン、構成が変だな?
読者の皆様へ
この作品が、面白かった!続きが気になる!と思っていただけた方は、
ブックマーク登録や、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★へと評価して下さると励みになります。
よろしくお願いします!










