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ガチャ714回目:登場演出

今日はコロナEXでのコミカライズ更新日ですっ!

「兄さん、お待たせ」

「んじゃ、早速やるか!」


 俺は魔力の糸が伸びる先に、2種の角を投げ込んだ。すると、トリガーアイテムは煙となって消失し、煙は天高く舞い上がった。

 そして――。


『バリバリバリ……ピシャンッ!!』


 結界と、ついでにエスがいなければそんな音が鳴っていたであろう落雷が発生。そして雷が落ちた先には、巨大な鹿が陣取っていた。


*****

名前:サンダーディア

レベル:120

腕力:1400

器用:1400

頑丈:700

俊敏:600

魔力:2000

知力:1000

運:なし


(ブースト)スキル】剛力Ⅳ、怪力Ⅳ、阿修羅Ⅲ

(パッシブ)スキル】身体強化LvMAX、物理耐性Ⅲ、魔法耐性Ⅲ

PB(パッシブブースト)スキル】破壊の叡智Ⅱ、魔導の叡智Ⅱ

(アーツ)スキル】チャージアタックⅣ、追跡者Ⅳ、天鼓雷撃

(マジック)スキル】雷の鎧Ⅱ

(スペシャル)スキル】無形流転

★【(エクス)スキル】帯電体質


装備:なし

ドロップ:サンダーディアの雷角、サンダーディアの痺れ肉

魔石:大

*****


 ふむ。鍵持ちではないと。当然トロフィーもなし。となれば、この後レアⅡが出るか、何も出さないかだな。


『――!』


 何か叫んでるが、結界のおかげでまるで聞こえてこない。それはまあ良いんだが、問題は雷だな。音はなくても、光は届いたはずだ。周りの連中が押し寄せてくる前に、さっさと撃滅してしまおう。

 俺はヘイトを取るテレサの頭上を飛び越え、奴の直上から『巨神の剣』を振るう。


「『一刀両断』!」


『斬ッ!』


 刃が奴の体に接触した時、若干の抵抗こそあったものの、鹿の身体は胴体の中心から斜めに裂け、奴は雷鳴のような悲鳴を上げながら絶命した。


【レベルアップ】

【レベルが40から144に上昇しました】


 早速充電っと。


レベル:44

腕力:37749(+37702)

器用:37753(+37706)

頑丈:37737(+37690)

俊敏:37782(+37735)

魔力:38171(+38126)

知力:38087(+38042)

運:38110


『エネルギー残高 11/100』


 しっかし、スライムでも無いのに『無形流転』のスキルを持ってたから、ちょっと強めに技を放って正解だったな。いくら『巨神の剣』とはいえ、加減して振るえば倒しきることは難しかったかもしれない。そんな感じの抵抗を感じたぞ。

 あと、刀身が奴の身体に触れたのは一瞬だったのに、バチっと来たなぁ。

 痺れは一瞬で取れたけど、あれがチラッと見えた『帯電体質』のスキル効果だろうか。普通に戦ってたら、割と苦戦するタイプだったかもな。痺れる攻撃を受けても即座に動けるよう修行するにはうってつけの相手かもだが……。試すのはまた今度だな。

 そしてドロップは……なしと。


「レアⅡが来そうだ。エス、周囲の反応はどうだ?」

「幸い、一瞬だったこともあって誰からも不審がられてはいないね。けど、ただのレアですら登場シーンが特殊だったから、次が来たらもっと過激な演出が来るかもしれないよ」

「最悪、当初の予定通り鍵1個で挑まざるを得なくなるかなぁ」


 問題は、ボスがどれくらい強化されて出てくるかなんだよな。パンドラより上が出るとは思えないし、そこを考慮すれば、最大値がレベルもステータスも2倍までとかなら、まだなんとかなりそうな部類だ。けど、3倍とか出てくるとかなりキツくなると思う。下手すると1000超えるだろうしな。

 肝心の強化幅、ダンジョンコアが教えてくれないんだもんなぁ。

 ボス戦よりも、まだマシなこっちでできるところまではやるべきか? 怖いのは『裏決闘』持ちだから、それさえ遭遇しなければ……。


「ん。ショウタ、次のレアⅡは『幻想結界』を使ってみれば?」

「あー、あれなぁ。実はあの結界はドーム型でな。空まで覆い尽くせるような円柱形状じゃないから、雷のエフェクトまでは誤魔化しきれないんだ」

「ん。そうなんだね」

「残念ですね」

「それに、あの結界を置いてあったら、雷は結界の外側に着弾して、レアモンスターも結界の外に沸くと思うぞ」

「それですと、周囲にはモロバレですねー」

「幸い、落雷による轟音は結界が防いでくれているし、それが漏れたとしてもエスがカバーしてくれてる。連中が気付く可能性があるのは、やっぱり光くらいのもんだ」


 それを思うと、やっぱ1回目は『運が良かった』だけで、バレる可能性は全然あるんだよな。


「レアⅡは雷とは無縁の物が来てくれないかなぁ」


 そんな俺の願いは、聞き届けられることはなかった。

 1度目の時と同様に煙は上空へと立ち昇り、巨大な雷雲へと変化した。そして続け様に3本の落雷が降り注いだ。音こそ漏れなかったものの、落雷の影響で魔導具は煙を吹いて破損。


『ヒヒィィーン!!』


 雷の中から誕生した青白い馬が、天高く嘶いた。


「ん。絶対バレたね」

「いやー、雷雲の時点でバレてるだろ」

「吶喊します!」


*****

名前:ライトニングホース

レベル:200

腕力:2300

器用:2300

頑丈:1800

俊敏:2500

魔力:3000

知力:1500

運:なし


(ブースト)スキル】剛力Ⅴ、怪力Ⅴ、阿修羅Ⅳ、怪力乱神Ⅱ

(パッシブ)スキル】身体超強化Lv5、物理耐性Ⅳ、魔法耐性Ⅳ

PB(パッシブブースト)スキル】破壊の叡智Ⅲ、魔導の叡智Ⅲ

(アーツ)スキル】チャージアタックⅣ、追跡者Ⅳ、天鼓雷撃

(マジック)スキル】雷纏

(スペシャル)スキル】無形流転Ⅱ

★【(エクス)スキル】帯電体質、天雷掌握


装備:なし

ドロップ:ライトニングホースの紫電角、ライトニングホースの雷石、ランダムボックス

魔石:極大

*****


 これまた、微妙に手強そうなのが来たな。しかも、案の定鍵がないし。

 長引かせるとお客さんが来るだろうし、さっさと始末するか。

読者の皆様へ


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― 新着の感想 ―
「サンダーディアー」・・・。 「仮面ライダー剣」の「ラウズカードのカテゴリー6」と同じ・・・。
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