ガチャ671回目:出会いから2か月
そのモンスターのフォルムに気合を入れていると、エスが懐かしげに口を開く。
「兄さんを初めて見た時もこいつと戦っていたね」
「ああ、そういやそうか。あの時からまだ2カ月ちょいしか経ってないんだよな……。お前とはもっと長い間一緒にいる気がするよ」
「はは、そうだね。僕もそう思うよ」
「ん。私も忘れないでね」
「当たり前だろー」
ミスティの肩を抱きつつ、改めて懐かしのそいつを見る。
*****
名前:シーサーペント
レベル:280
腕力:3400
器用:3400
頑丈:2800
俊敏:3300
魔力:8000
知力:3000
運:なし
【Bスキル】剛力Ⅴ、怪力Ⅴ、阿修羅Ⅳ、怪力乱神Ⅲ、力溜めⅡ
【Pスキル】身体超強化Lv5、水耐性LvMAX、物理耐性Ⅴ、魔法耐性Ⅲ、斬撃耐性Lv5、貫通耐性Lv5、打撃耐性Lv5、酒耐性Lv5、狩人の極意LvMAX、暗殺の極意LvMAX、水泳LvMAX
【PBスキル】破壊の叡智Ⅳ、魔導の叡智Ⅳ
【Aスキル】気配断絶Ⅲ、気配感知Ⅲ、反響定位Ⅲ、衝撃Ⅲ、急所突きⅡ、チャージアタックⅤ
【Mスキル】水魔法LvMAX、泡魔法Lv5、濁流操作LvMAX、氷結魔法Lv3、魔力超回復LvMAX
装備:なし
ドロップ:ランダムボックス
魔煌石:大
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あの時は湖だったけど、今回は海だからなぁ。名前もだけど、レベルやステータスも段違いだ。あの頃は2つ首の『ナーガ』に進化してたが、こっちはどうなるかな?
てか、第一陣と第三陣の雑多なレアの数が多かったからなんとなく察してはいたけど、『シーサーペント』も2体か。『1099ダンジョン』の方が『1097ダンジョン』よりも規模がデカいようだな。
「それで兄さん、どうする?」
「んー……。2体つっても、レベル280だろ? 集団で叩くほどの相手でもないし、ここも俺だけで行くよ」
「ん。ファイト」
「ショウタ様の勇姿はしっかり記録させて頂きますわ」
『ジャアアアッ!』
『ジュアアアッ!』
水や氷を使った魔法が飛んでくるが、時には躱し、時には大剣で切り捨てながら『水渡り』で奴らの懐へと潜り込んだ。そして目の前までやってきたところで不敵に笑って見せる。
「よお、久しぶりだな」
『ジャアアッ!!』
『ジュアアッ!!』
「知らないって? そんなツレないこと言うなよ」
まずは挨拶がわりに近くにいた方へと袈裟斬りをする。すると奴は危険を感じたのか身をよじって回避しようとするが……。
『ジャアッ!?』
いとも簡単に奴の胴体に深い傷が入った。
俺の剣がデカいせいで剣速が遅いと舐めていたんだろう。けど、俺には突き抜けたステータスに加え、『重力操作』のスキルがある。現在のスキルレベルは6だから、コレを使えば剣の重さを1/6にしたり、逆に6倍まで重くすることも可能だ。剣は軽ければ軽いほど振りは速くなるし、重ければ重いほど威力が嵩増しされる。
まさに初見殺しのスキルな訳だ。
「まあでも、いくら初見殺しといってもこんなの小手先の技にすぎない。それすら避けられないなら、遊ぶまでもないな」
殺気を感じ取ったのか、はたまたさきほどの攻撃を警戒してかは分からないが、2体の『シーサーペント』は俺から距離を取るように後退した。そこから遠距離攻撃を仕掛けるつもりだろうか?
「……そこで良いのか?」
そこはまだ、俺が1歩で踏み込める距離だぞ……?
『ジャア……!!』
『ジュア……!!』
「……ふぅー」
威嚇するように叫ぶ『シーサーペント』を前に、俺はゆっくりと息を吐き、『巨神の剣』を水平に構えた。そのまま力を溜め――。
「『一刀両断』!」
奴との距離を『神速』で一気に詰め、剣を振り抜いた。
『斬ッ!!』
【レベルアップ】
【レベルが141から421に上昇しました】
「ふぅー……」
残心を解いていると、足元からセレンが現れ、スキルを拾い上げてくれていた。さっきから姿を見ないと思ってたけど、アイテム回収のために海底に潜んでいてくれたのか。
できる子だなー。
「よしよし」
『~~♪』
アイテムとセレンを回収し、皆の所へと戻った俺はそのままガチャを回した。
『ジャララララ!』
結果は金4、黒6、白4、緑6。
『UR ステータス6種上昇+200』x2
『UR スキル:投擲の極意Lv1』x2
『UR スキル:射手の極意Lv1』x2
『SUR ステータス6種上昇+400』x2
『SUR スキル:水渡り』
『SUR スキル:造血術』
『BR スキル:真理の眼』x2
『BR スキル:完全分解α』
『BR スキル:時空魔法Lv1』
『BR スキル:全感知Ⅲ』
『BR スキル:時空の理』
『LR スキル:覇色の魔眼』
『LR スキル:鏡花水月』
『LR アイテム:アイテム探知機』
『LR アイテム:アイテム修復機』
「無料ガチャ」では赤8、紫2。
『SR 腕力上昇+160』
『SR 器用上昇+160』
『SR 頑丈上昇+160』
『SR 俊敏上昇+160』
『SR 魔力上昇+160』
『SR 知力上昇+160』x3
『SSR アイテム:神秘の果実【耐性スキルセット】』x2
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名前:天地 翔太
年齢:21
レベル:21
腕力:35666(+35642)
器用:35670(+35646)
頑丈:35654(+35630)
俊敏:35699(+35675)
魔力:35928(+35906)
知力:35844(+35822)
運:35064
【Uスキル】レベルガチャⅢ、真鑑定LvMAX、鑑定偽装LvMAX、気配偽装LvMAX、アトラスの縮図Ⅱ(2/3)、鷹の目Ⅲ、魔石操作Ⅲ(2/3)、弱体化Ⅲ(2/3)、スキル進化、充電Ⅲ(1/3)、天罰の剣、武器貯蔵庫、薬品貯蔵庫
【Bスキル】金剛外装Ⅳ、超防壁Ⅴ、剛力Ⅶ、怪力Ⅶ、阿修羅Ⅴ、怪力乱神Ⅲ、金剛力Ⅱ、俊足Ⅶ、迅速Ⅵ、瞬迅Ⅴ、迅雷Ⅱ、鉄壁Ⅶ、城壁Ⅶ、金剛体Ⅴ、難攻不落Ⅲ、金剛壁Ⅱ、力溜めⅢ
【Pスキル】身体超強化LvMAX、硬化Ⅶ、全属性耐性LvMAX、物理耐性Ⅷ、魔法耐性Ⅷ、冷気耐性Ⅱ、灼熱耐性Ⅱ、斬撃耐性LvMAX、貫通耐性LvMAX、打撃耐性LvMAX、状態異常耐性Ⅱ、酒耐性LvMAX、知覚強化Ⅲ、思考加速Ⅱ、並列処理Ⅳ(2/3)、二刀流Ⅲ(2/3)、体術LvMAX、武闘術Lv1、剣帝、神盾術Lv2、神槍術Lv7、鞭術Lv8、神弓術Lv7、ガンナーLv9、狩人の極意LvMAX、暗殺の極意LvMAX、★投擲の極意Lv9、★射手の極意Lv9、姿勢制御LvMAX、摩擦抵抗Ⅲ、重力抵抗Lv8、空間把握Lv7、曲芸Lv7、水泳LvMAX、精力増強LvMAX、性豪Lv1、恐怖耐性LvMAX、痛覚耐性LvMAX、苦痛耐性LvMAX、悪臭耐性LvMAX、精神耐性LvMAX、魔眼耐性LvMAX、★病気耐性Lv9
【PBスキル】統率Ⅲ、破壊の叡智Ⅴ、魔導の叡智Ⅳ、魔力の叡智(1/3)、万象の刻印、魔眼適性(2/3)
【Aスキル】予知Ⅳ、克己Ⅲ(1/3)、看破、隠形Ⅵ、気配断絶Ⅳ、認識阻害、オーラ感知Ⅱ、★全感知Ⅲ(1/3)、毒抗体Ⅵ、跳躍LvMAX、暗視Ⅳ、衝撃Ⅳ、鎧通しⅢ、急所突きⅢ、ウェポンブレイクⅡ、アーマーブレイクⅡ、重力操作Lv6、重ね撃ちLv4、連環拳、縮地Ⅱ、忍び足Ⅱ(1/3)、壁走りLvMAX、木登りⅤ、虚空歩Ⅱ、★水渡りⅡ、チャージアタックⅥ、ウォークライⅡ、鼓舞Ⅲ、追跡者Ⅴ、騎乗Ⅱ、天鼓雷撃Ⅲ、震天動地Ⅳ、穴掘りLvMAX、★造血術(2/3)、神通力Ⅱ、弱点看破(1/3)、魔鉄加工術、魔石加工術、魔工彫金師、★完全分解α(2/3)、錬金術の極地
【Mスキル】狭間の理Ⅲ、★時空の理(1/3)、視界共有Ⅱ(1/3)、念動力Lv4、飛剣術LvMAX、元素魔法LvMAX、外典魔法Lv3、影魔法Lv3、空間魔法LvMAX、泡魔法LvMAX、元素統括LvMAX、回復魔法Lv1、雷鳴魔法LvMAX、氷結魔法LvMAX、極光魔法LvMAX、海魔法LvMAX、宵闇魔法Lv8、混沌魔法Lv2、聖魔法Lv4、★時空魔法Lv7、泥人形Ⅳ、溶岩人形Ⅴ、炎の鎧Ⅶ、風の鎧Ⅶ、土の鎧Ⅶ、水の鎧Ⅶ、聖光の鎧Ⅲ、漆黒の鎧Ⅲ、灼熱の鎧、魔力超回復LvMAX、魔力譲渡Ⅲ
【Sスキル】神速(2/3)、魔導技師、魔導の御手Ⅲ(1/3)、言霊支配、恐慌の魔眼、魅惑の魔眼、解析の魔眼Ⅱ、★覇色の魔眼、威圧Ⅱ、強圧、王の威圧Ⅳ、存在圧Ⅲ、決闘Ⅲ、裏決闘Ⅱ、結界破壊Ⅲ、ダブルLv4、★鏡花水月(2/3)、ミストミラージュ、天使の祝福、悪魔の祝福、神意のオーラ、悪意のオーラ、憎しみの波動、★真理の眼Ⅱ
【Eスキル】パニックボイスEX
【Cスキル】魔力超回復LvMAX
武技スキル:神速・殲滅剣、閃撃・灰燼、閃撃・一刀破断、閃撃・無刃衝、一刀両断、無刃剣[双連・無刃剣Ⅲ]、閃撃[閃撃・剛Ⅲ]、紅蓮剣[飛剣・鳳凰Ⅲ]、紫電の矢[雷鳴の矢]、魅惑の矢、破魔の矢
称号:ゴブリンキラー、アントキラー、神殺し、ブラマダッタの調伏者
管理者の鍵:525、696、777、810、1086、1097
知恵の実:No.4、No.8
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『ボックスの残り 20/120』
おー。ついに『真理の眼』がⅡになったか。視れる情報が増えれば良いんだけどな、それが有用かどうかが問題なんだよな。妙な情報が見えたところで役に立たなければ何の意味も……。いや、一応満足感は得られるかもだが。
でもさすがに、その人の寿命とかが見えても困るぞ?
んで、アイテムに関係しそうな機器がまた出たな。それもこれも、全部例のレシピに引っ張られてる感が強いんだが、全部レシピを完成させるためのお膳立てに使えっていうガチャからのお告げか? それとも別枠?
スキルセットも、あと1個で『病気耐性』がMAXになるのに2個も出たって事は、他の人にも使えって事なんだろうか? 悩ましいが、今後も出てくれるか保証はないし、しばらく溜めこむかな。
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