ガチャ486回目:バナナ会
『プルル!』
「おー。美味いか」
「ん。やっぱりこれが無いと始まらない」
俺達は討伐の終わった森の外周部に集まり、美味いと噂のグリーンバナナ料理を賞味する事にした。
食べ方も色々で、一口サイズにカットされた物、他のフルーツや濃縮スライムゼリーを使ったフルーツポンチ、クレープにケーキ、ジュースや焼きバナナ。果てには冷凍庫の魔道具を使った急速冷凍バナナやアイスまで。
マキとアイラが用意してくれた物を皆で楽しんだ。正直言って量が量なので、ほとんど昼食と言っても過言ではなかった。
「濃厚で美味しいし、謎の多幸感まであるけど、変なものは入ってないわよね?」
「視る限りでは無かったな。食べるのやめとくか?」
「ん。要らないなら私が食べる」
「食べないとは言ってないわよ」
「旦那様、皮だけ入れても100ポイントになりますわ!」
「おー。捨てるところがないというのもポイント高いな」
「ん。ショウタのおかげで、いつでも食べ放題。最高。でもショウタ、私もそろそろ狩りがしたい」
「そうだなぁ。モンスターは一応全部狩ったし、スタンピードが停止してもモンスターの種類はグリーンエテモンキー1種のみで変化せずだし……。よし、狩っても良いけど、多分次100体討伐で強化体が出るから、その時は交代してくれな」
「ん。分かった」
そうして俺は自分で言って気付いた。
そうだった、次は強化体だと。強化体となれば即沸きだから、もう今の内にガチャを回してしまおう。
『ジャララララ!』
結果は黒2、白2、緑4、紫2。
『SSR スキル:悪臭耐性Lv1』
『SSR スキル:ガンナーLv1』
『UR 魔力上昇+380、知力上昇+380』
『UR スキル:気配偽装Lv1』
『UR スキル:克己Ⅱ』
『UR スキル:鷹の目Ⅱ』
『SUR ステータス6種上昇+300』
『SUR スキル:虚空歩』
『BR スキル:オーラ感知』
『BR スキル:魔導の御手Ⅱ』
「無料ガチャ」では赤5。
『SR 腕力上昇+125』x2
『SR 器用上昇+125』x2
『SR 俊敏上昇+125』
*****
名前:天地 翔太
年齢:21
レベル:12
腕力:36984(+18477)(+18492)
器用:36992(+18481)(+18496)
頑丈:36840(+18405)(+18420)
俊敏:37140(+18555)(+18570)
魔力:37988(+18981)(+18994)
知力:37830(+18902)(+18915)
運:25166
【Uスキル】レベルガチャⅢ、真鑑定Lv5、鑑定偽装LvMAX、★気配偽装Lv4、アトラスの縮図、★鷹の目Ⅱ (1/3)、魔石操作Ⅱ(2/3)、弱体化Ⅱ、スキル圧縮Ⅲ(1/3)、充電Ⅱ(1/3)、天罰の剣
【Bスキル】金剛外装Ⅳ、剛力Ⅵ、怪力Ⅴ、阿修羅Ⅳ、怪力乱神Ⅱ、金剛力Ⅱ、俊足Ⅵ、迅速Ⅵ、瞬迅Ⅳ、迅雷Ⅱ、鉄壁Ⅵ、城壁Ⅵ、金剛体Ⅳ、難攻不落Ⅱ、金剛壁Ⅱ、力溜めⅡ
【Pスキル】身体超強化LvMAX、硬化Ⅴ、風耐性LvMAX、水耐性LvMAX、光耐性Lv5、闇耐性Lv4、物理耐性Ⅵ、魔法耐性Ⅲ、貫通耐性Lv5、状態異常耐性、酒耐性Lv5、知覚強化Ⅱ(2/3)、思考加速Ⅱ、並列処理Ⅲ(1/3)、二刀流Ⅲ(2/3)、体術LvMAX、武闘術Lv1、剣聖LvMAX、盾術Lv2、神槍術Lv1、神弓術Lv7、★ガンナーLv2、狩人の極意LvMAX、暗殺の極意LvMAX、姿勢制御LvMAX、摩擦抵抗Ⅲ、重力抵抗Lv5、空間把握Lv5、曲芸Lv6、水泳LvMAX、精力増強LvMAX、性豪Lv1、恐怖耐性Lv3、痛覚耐性Lv1、★悪臭耐性Lv2、精神耐性Lv1
【PBスキル】統率Ⅲ、破壊の叡智Ⅴ、魔導の叡智Ⅲ、万象の刻印
【Aスキル】予知Ⅳ、★克己Ⅱ (1/3)、看破、隠形Ⅲ、気配断絶Ⅲ、認識阻害、★オーラ感知、全感知(1/3)、毒抗体Ⅳ、跳躍LvMAX、暗視Ⅳ、衝撃Ⅳ、鎧通しⅢ、急所突き(2/3)、ウェポンブレイクⅡ、アーマーブレイクⅡ、重ね撃ちLv4、縮地Ⅱ、忍び足Ⅱ、壁走りLv9、★虚空歩、チャージアタックⅥ、ウォークライⅡ、追跡者Ⅴ、騎乗Ⅱ、天鼓雷撃Ⅲ、震天動地Ⅲ、神通力Ⅱ、弱点看破、魔鉄加工術、魔石加工術、魔工彫金師、完全分解α
【Mスキル】狭間の理(1/3)、視界共有Ⅱ、念動力Lv4、飛剣術LvMAX、元素魔法Lv6、外典魔法Lv3、空間魔法Lv6、泡魔法LvMAX、風雷操作Lv1、濁流操作Lv1、砂塵操作Lv6、回復魔法Lv1、極光魔法LvMAX、海魔法LvMAX、宵闇魔法Lv8、混沌魔法Lv2、聖魔法Lv2、時空魔法Lv2、泥人形Ⅳ、風の鎧Ⅱ、魔力超回復LvMAX、魔力譲渡Ⅲ
【Sスキル】★魔導の御手Ⅱ(2/3)、恐慌の魔眼、魅惑の魔眼、王の威圧Ⅳ、決闘Ⅲ、ダブルLv2、天使の祝福、真理の眼
武技スキル:無刃剣[双連・無刃剣Ⅱ]、閃撃[閃撃・剛]、紅蓮剣[飛剣・鳳凰Ⅲ]、紫電の矢[雷鳴の矢]、魅惑の矢、破魔の矢
称号:ゴブリンキラー、アントキラー、神殺し
管理者の鍵:525、810、777、1086
知恵の実:No.4
*****
『ボックスの残り 60/100』
おおっ、今回も色々と出たな。
「んー……『虚空歩』ってなんだ?」
「非常にレアなスキルを手に入れたね。それは言うなれば『空間魔法』なしで空中で多面的に動けるようになる技術だよ」
「ん。ただ『空間魔法』とは勝手が異なるみたいだから好き嫌いはあるかも」
「そうなのか。2人がそう言うってことは良いスキルなんだろうな」
「ああ、僕の友人のメインスキルと言っても良いくらいだ。まさかそれが、兄さんのスキルからぽろっと出てくるとは思いもしなかったけど」
「ん。生粋の『スキルコレクター』に比べればショウタのスキルはまだまだかもしれないけど、質だけ見れば圧倒的にショウタの勝ち」
『スキルコレクター』なんて呼ばれる人もいるのか。まあでも、スキルは身につけた瞬間効果を発揮するから、使わなくても今までできなかったことができる様になれたら、嬉しいもんだし一種の万能感というか、満足感が得られるからな。
金や手間、後は相対的に未知のスキルに出会う為の『運』も必要になってくるけど、求める気持ちは理解できる。
んで、次に気になるのは……『オーラ感知』か。前回から続けて上がってる『気配偽装』も関わってはくるけど、こっちは気配だけ偽装できてもオーラとは別ジャンルみたいだから、レベルが無いのに気配を弄っても意味は無いんだよな。強そうなのにオーラが無いとか、オーラはあるのに弱そうに見えるとか、そんなあべこべな状態にしか生み出せない。正直言ってこのスキル、今のところ意味ないんだよな……。
逆にモンスターにはオーラがなくて、気配だけでしか強さを感じ取れないから、不意を打つなら有用ではあるんだけど……。つまるところこの『オーラ感知』は、人間相手でしか使えないことを意味していた。
「ここに来て対人スキルが出てくるとなると……」
警戒が必要ということだよな?
試しに『オーラ感知』を使ってみたところ、このフロア一帯にいる全ての人間のオーラが感知できた気がする。気がすると言うのは、俺の周りのメンバー全員が強すぎて、他がボヤけて感じてしまうからなんだが。
でも、そんな中でもオーラを消されずに主張してくる奴もいた。感じる方角と、マップの情報を照らし合わせれば、この入口にいる集団の誰かなんだろうけど……。タップしても反応がないと言うことは、昨日協会にはいなかった人間なんだろうか? いやでも、わざわざ全員の顔をチェックした訳じゃないしな。
まあ一応念のため、皆にも共有しておくか。
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