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ガチャ220回目:戦利品確認

「ふぃー、疲れたー」


 キャンプに戻った俺は、さっそくアイラが建ててくれたテントの中に入り寝転がる。正直腹は減ってるが、それよりも疲労の方が強い。


「旦那様、今日の狩りは止めておきますか?」

「……いや、軽く昼寝はするかもしれないけど、ゴブリンは今日の内に終わらせておきたい。あの告知がこのダンジョン全域に広がっていたとしたら、明日からはもっと混みあう可能性があるからね」

「あっ……。確かにそうですわね」


 端末を使って地上と連絡を取り合っていたマキが顔を上げた。


「ショウタさん、お母さんにチャットで聞いたところ、やっぱり『初心者ダンジョン』全域にあのメッセージが流れていたそうです。今のところどの程度影響が出ているのか協会でも調査中のようですが、第一層をメインの狩場としている初心者さんは、簡単に勝てるようになったそうです」

「へぇ、そりゃいいことだ。あいつを倒してからこの層でゴブリンを見かけていないから、どのくらい弱くなったのか視れてないんだよな。もしもゴブリンのレベルが下がった事により倒しやすくなってるとしたら、経験値も減ってそうだけど……。どうなんだろ?」


 そう呟けば、キャンプに帰ってすぐ姿を消していたアキと、テントを建ててすぐ不用品を捌きに行っていたアイラが戻ってきた。


「ただいまー」

「ご主人様、ただいま戻りました」

「おかえり。そっちはどうだった?」

「量が量でしたので、5割引きで引き取ってもらいました。今後、他のチームでもドロップが増す可能性がある以上、5割でも買い取り拒否になる可能性がありますね」

「まあ、運送もタダじゃないもんな」


 アイラみたいに特殊な鞄があるわけでもないし。


「アキはどこ行ってたのさ」

「うん、ショウタ君が懸念してたように、実際ゴブリンがどう弱体化したのかキャンプ周辺を見てきたのよ。そしたら、レベルはそのままでステータスが1割減してたわ」

「おお。……って、俺が居ないところで危ない事はあんまりしないでほしいんだけど」

「ふふん。そう言うと思って、『一等星』についてきてもらったから平気よ」

「それなら、まあ……。あとでシュウさんにお礼を言っとかなきゃな」

「もう。あたしだってそれなりに強いんだからねー」

「それはそれとしても、心配なものは心配なの」

「……まあ、心配されて悪い気はしないけど」


 全員揃ったので、俺達は昼食をとる事にした。想定外の連戦で予定していた時間を過ぎ、もう13時半。俺は彼女達の手作り弁当を腹いっぱい平らげた。

 ちなみにオーク肉は、ちょっぴり入ってました。食ってから暴露されたけど、いつも食べてる肉の味しかしなかったよ。うん。滋養強壮効果は……身体の一部に血が集まる感覚はあるけど、少量だったからそこまで影響はないかな?

 次からはあの連中が、ただの食料にしか見えなくなりそうだな……。


「ここでは食材がとれるので、食事の持ち込みが少なくても、長く居座る事が出来るんですよ」

「でも、お野菜はとれないからね。それだけは持参した方が良いわ。まあでも、男ばかりのチームが多いから、そんな事に気を使う人は少ないかもだけど」


 それはそれで、ムラムラして大変じゃないか?


「短い日程でも、栄養バランスは大事ですわっ」

「その点、このチームは問題なさそうだな。マキ、アイラ。いつも美味しいご飯をありがとう」

「はいっ」

「やはり掴むべきは胃袋ですね」


 アイラがドヤ顔で何か言ってる。まあ、完全に掴まれてる以上、俺も何も言えないんだが。


「問題があるとすれば、調理時に発生する香りで周囲の冒険者の視線を集める事くらいでしょうか」

「ああ……。そうか、その問題があったな。下手すると嫉妬で呪い殺されそうだ」

「ですがご安心を。音や匂いを外部に伝えない結界の道具を持参しております。これを使えば平穏無事に夜を越せるでしょう」

「匂いはわかるけど、音……?」

「何か問題でも?」


 万年発情メイドめ。


「そういうのは、帰ってからにしない?」

「おや、いけませんか?」

「そういう趣味はないから」

「残念です」


 本当に残念そうに言うな。

 でも今夜はたっぷり盛られそうな予感がしてるし、半ばあきらめてるけど。


「そんなことより、今回の戦果を確認したい。スキルとしてはどんな感じだ?」

「はい、ではこちらに。ついでに、第二層で得たスキルの余りも出しておきますね」


 アイラが次々と、テーブルの上にスキルを並べていく。


 『剛力』129個。

 『剛力Ⅱ』2個。

 『剛力Ⅲ』3個。

 『怪力』2個。

 『怪力Ⅱ』3個。

 『怪力Ⅲ』3個。

 『阿修羅』1個。

 『阿修羅Ⅱ』1個。

 『俊足』2個

 『俊足Ⅲ』1個。

 『迅速』4個。

 『迅速Ⅲ』1個。

 『瞬迅Ⅲ』1個。

 『鉄壁』153個。

 『鉄壁Ⅱ』1個。

 『鉄壁Ⅲ』2個。

 『鉄壁Ⅳ』1個。

 『城壁』4個。

 『城壁Ⅱ』1個。

 『城壁Ⅲ』2個

 『城壁Ⅳ』1個。

 『金剛体』1個。

 『金剛体Ⅱ』1個。

 『統率』2個。

 『統率Ⅲ』2個。

 『体術Lv2』1個。

 『格闘術Lv2』1個。

 『剣の心得Lv1』120個。

 『剣の心得Lv5』2個。

 『剣術Lv3』1個。

 『剣術Lv4』1個。

 『槍術Lv3』1個。

 『盾術Lv2』1個。

 『追跡者』125個。

 『破壊の叡智』3個。

 『王の威圧Ⅲ』2個。

 『決闘Ⅲ』1個。


 続いてドロップアイテムが……。

 『大魔石』2個。

 『特大魔石』1個。

 『極大魔石』1個。

 『銀の宝箱』2個。

 『金の宝箱』1個。

 『エメラルドの宝箱』1個。


 最後に装備が……。

 『魔鉄の長剣』1個。

 『魔鉄の鎧』1個。

 『皇帝の魔剣Ⅱ』1個。

 『皇帝の魔鎧Ⅱ』1個。

 『ゴブリンヒーローの剣』1個。

 あとは雑多な通常モンスターのドロップもあったが、そちらは協会に卸済み。

 それにしても……凄い数だな。捌くのが大変そうだ。

読者の皆様へ


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スキルオーブの表記がおかしくなってる
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