表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15より好評発売中!】  作者: 皇 雪火
第三十二.五章 二つの精算

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1281/1286

ガチャ1209回目:休暇明け

「んー……」


 のんびりと伸びをする。そろそろまたダンジョンに行かないとだなぁ。()()()()()休んでちゃ、身体がなまっちまう。


『キュキュ?』

『キャウ?』


 枕にされていたルミナスと、お腹に乗っていたコハクがどうしたのかと聞いてくる。ルミナスともそうだが、コハクとも長い時間を過ごしたおかげか、彼らの言葉は分からずとも、言いたいこともなんとなく分かるようになってきた。

 『八尺鏡野ダンジョン』攻略から、もうかれこれ1ヶ月が経過したんだよな。家族全員を連れての旅行は、長いようで短いものだった。

 今回の旅行先は前回とは異なりハワイで行う事となり、多少騒がれたりしたものの至って平和な休暇を過ごす事ができた。グアムは、行こうと思えばワープで行けちゃうから、特別感が薄いんだよな。

 ちなみにルミナスの巨体では飛行機に乗る事はできないので、いつもの輸送機を使って運んでもらった。けど1人じゃ寂しいだろうからって理由で、行きはミスティ達Sランク組が搭乗してくれたし、帰りの便ではカスミ達が一緒になってくれたので、泣いちゃう事は無かったみたいだ。向こうでもルミナスは滅茶苦茶目立ってはいたが、終わってから考えるとうちの嫁達も全員目立ってた。そして俺は一番目立って無かった気もする。存在が埋もれてたというかなんというか……。

 『天迦久』戦後、『充電』をしてないからレベルは424もあるはずなんだけどな。……まあ、周りは皆レベル1000越えばっかだし、強さが誇る存在感も、外見の美しさや希少性も、俺が平凡すぎるから埋もれて当然と言えば当然か。


「いや、旅行楽しかったなと思ってな」

『キュキュ~♪』

『キャン!』


 ちなみにこの旅行で知ったことなんだが、ミスティ、シャル、クリス、テレサ、マリーの5人は旅行開始時点で妊娠1ヶ月目に突入していたことが判明した。というより、嫁達は知ってたけど俺だけ知らされてなかっただけなんだが。ちなみに妊娠したタイミングは、うちの子供達が誕生してすぐの辺りらしい。あの子達を見て、自分も欲しいって強く願うようになったからとか、冗談のように言ってたけど……。8割方それが理由だろうとは思う。

 それと、旅行の最中ペット組からも妊娠した報告を受けた。メンバーはアズ、キュビラ、タマモだ。リリスは残念ながら今回当たらなかったみたいだが、多分彼女自身がそれほど望んでないからかもしれない。少し前のアヤネみたく、まだ自分が甘えたいのかもしれないな。

 それとリリアナだが、旅行中そういう空気になったのでそういうことになった。終わってから理由を聞いたところ、出会った時に『お前が欲しい』って言われたことが大きかったんだとか。……そんなこと言ったかなとクエスチョンマークが浮かんだが、証拠映像を見せられては納得せざるを得ない。


「旦那様ー」

「ん、お布団~」


 そんな事を考えていると、アヤネとミスティがやって来た。2人は俺と同じようにルミナスをクッション代わりに飛び込んできて、アヤネは俺に、ミスティはルミナスに向かって全力でゴロゴロし始めた。


「旦那様~。えへへ」

「よしよし」

『ハッハッハッ』

「ん。やっぱりルミナスのボディは最高」

『キュ~♪』

『マスター様……♡』


 2人に遅れるようにしてキュビラもやってきた。

 彼女は俺に飛びつきたい思いを我慢するように、俺の足元にちょこんと座る。まあ既に()()()()だもんな。レベルが上がって身体が強化されているとしても、無理は避けたいか。……アヤネは『ハートダンジョン』の花畑に飛び込んだりしてたけど。

 狐族と妖狐の妊娠期間は短い。一般的な動物の狐同様、平均2か月ほどで出産に至るんだそうだ。その為、人間換算で言えばキュビラのお腹は妊娠6カ月目とほとんど同じ状態であり、結構ぽっこりしていた。まあそれはタマモも一緒なんだが。


「キュビラ、おいで」

『はい♡』


 キュビラの頬とお腹を順に撫で、考えていたことを告げる。


「キュビラ、悪いけどここから一カ月の間は……」

『はい。お留守番ですね』

「ごめんなー」

『いえ。早ければ1ヵ月と少しで生まれる可能性もあるとお伝えしたように、攻略中に産気づいてご迷惑をおかけする訳には行きませんから』

「もし俺がいない間に産気づいたとしても、遠慮なく言えよ。攻略中だろうと即座に中断して戻って来るからな」

『はい、マスター様♡』

「タマモもだぞ」

『むっ。バレてたのじゃ?』


 柱の影に隠れていたタマモが顔を出す。尻尾が9本もあるせいか、一部がはみ出て丸見えになっていたことはあえて言うまい。

 そうして俺のとこにとことこやってきたタマモは、コハクと同じように俺のお腹に乗り上げてゴロゴロ甘えてきた。


『それにしても良いのか御主人。例の稼ぎ場で『充電』作業をせず、次のダンジョンに行ってしまって』

「ああ、優先順位の問題でな。リリアナ達がこっちに来て、かれこれ40日ほど経過した訳だが、残りの浮遊ダンジョン2つはまだ様子見で誰も立ち入ってないらしい。このまま行けば、あと50日ほどで中から飛行型モンスターが溢れ出す可能性が高いし、新規に出現した各地の『海底ダンジョン』も早めに手を付けておく必要があるだろ?」

『なのじゃー』


 カスミ達は引き続き、日本近海に現れた新しい『海底ダンジョン』に挑みに行くみたいだし、俺も次の手を打たなくちゃな。


「それで旦那様、次はどこに行くんですの?」

「ん。けど国外からはまだ救難要請は来てないし、浮遊ダンジョンはギリギリまで待つって作戦だったよね?」

「ああ。だから今のうちに、国内の問題を1つ対処しておこうかなって思うんだ。……最難関ダンジョンの1つである『桜島ダンジョン』に行こうと思う。有事の際、動ける人材は多い方がいいだろ?」


 第一層しか存在していないとされる活火山ダンジョンだ。自衛隊が中心となって挑んでる特異なダンジョンって話だし、前から気になってたんだよなぁ。それに、『炎の大精霊』に挑む前に、活火山でリアルなマグマ辺りを経験しておきたいところだし。

読者の皆様へ


この作品が、面白かった!続きが気になる!と思っていただけた方は、

ブックマーク登録や、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★へと評価して下さると励みになります。

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍版第四巻 12月20日より好評発売中!
レベルガチャ1巻表紙絵 2巻表紙 3巻表紙絵 レベルガチャ4巻
コミカライズ第三巻 4/15より発売決定!予約受付中!!
コミカライズ1巻 コミカライズ2巻 コミカライズ3巻
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ