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レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15に発売決定!】  作者: 皇 雪火
第三十二章 秘密の園

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ガチャ1198回目:貴重な石化持ち

 クレーター内の鶏を全て撃ち抜くと、煙は1つに合わさり中から巨大な鶏が出現した。尻からは斑模様のヘビが生えているし、やっぱり姿形がはっきりわかると距離感掴めるし分かりやすいな。


『ゴゲエエエェェッッ!!』

「五月蠅いけど、『ブラックシルキー』よりはマシだな」


*****

名前:ブラックコカトリス

レベル:260

腕力:2600

器用:2800

頑丈:2400

俊敏:2400

魔力:8000

知力:3500

運:なし


(ブースト)スキル】超防壁Ⅴ、剛力Ⅵ、怪力Ⅵ、阿修羅Ⅴ、怪力乱神Ⅳ、俊足Ⅵ、迅速Ⅵ、瞬迅Ⅴ、迅雷Ⅳ、力溜めⅢ

(パッシブ)スキル】身体超強化LvMAX、硬化Ⅴ、物理耐性Ⅳ、魔法耐性Ⅳ、斬撃耐性LvMAX、貫通耐性LvMAX、打撃耐性LvMAX、思考加速、並列処理、体術LvMAX、武闘術LvMAX、弁天術LvMAX、神爪術LvMAX、狩人の極意LvMAX、暗殺の極意LvMAX、姿勢制御LvMAX、空間把握Lv5、恐怖耐性Lv5

(アーツ)スキル】毒抗体Ⅴ、跳躍LvMAX、暗視Ⅲ、衝撃Ⅲ、鎧通しⅢ、急所突きⅢ、ウェポンブレイクⅢ、アーマーブレイクⅢ、チャージアタックⅦ、拡声Ⅱ

★【(エクス)スキル】無限伸縮、スネークバイト、麻痺の吐息、石化ブレス、完全石化耐性


装備:なし

ドロップ:ブラックコカトリスの羽毛、ブラックコカトリスの肉、ランダムボックス

魔煌石:大

*****


 ほぉー。石化ブレスだけじゃなくて麻痺も使って来るのか。けど、ブレスじゃなくて吐息って書いてるから、使い方が違うのか?

 それとも……。


『ゴゲエエエェェッッ!!』

『シュルルル……』


 尻尾の蛇が使うのかな? 『無限伸縮』や『スネークバイト』なんて蛇っぽいスキルが前にあるし、両方のスキルが載ってるのかもな。まあ、なんにせよ俺に麻痺は効かんだろうが。


「イリーナ、石化したら頼むな」

「お任せください、お兄様」

「んじゃ、珍しい石化持ちモンスターだ。遊んでみますかね!」

『ゴゲエエ!!』


 剣を取り出し、吶喊した。



◇◇◇◇◇◇◇◇



 戦ってみて分かった事だが、『コカトリス』というモンスターは鶏と蛇の頭部それぞれが別々の思考する脳を持っていて、その2体が1つの胴体に宿る形で共存するという特殊な生命体らしい。そしてスキルは胴体を起点としているのか、2体とも同じスキルを共有し合っていて、どちらも好きなタイミングでスキルを起動できるのだ。

 ここまでは非常に強力なメリットのように感じるし、実際こいつらが『超防壁Ⅴ』をそれぞれの頭が個別に使ってきた時は、感心したものだが、デメリットも存在していた。

 1:『超防壁Ⅴ』は発動の起点がそれぞれの頭部だったせいか、守りの対象は胴体までは届かないようで、対象外となった胴体がガラ空きになるという致命的な弱点がある。

 2:『(ブースト)スキル』は発動の起点が胴体にあるようで、どちらか片方が使用の意志を見せると、使った方の頭と胴体は強化されるのに、もう片方の頭は反映の対象外になる。これもあってか、戦闘中にもかかわらず連中は時折威嚇し合っていた。

 1つの身体に2つの脳って大変そうだな。仲が悪いと余計に。


「それはそれとして……」


 そろそろあの蛇頭が鬱陶しいな。

 カスミ達との戦いでは尻の部分にカスミとハヅキがしっかり張り付いていたから、あの『無限伸縮』のスキルは本領を発揮できていなかったようだが、戦いの相手が俺しかいないとなると、あの蛇頭は俺が側面に居ようが正面に居ようがお構いなしに伸びて来て、戦いの邪魔をしてくるんだよな。

 そして身体は共有してても思考は共有していないからか、お互いの攻撃のタイミングが噛み合わない事が結構あり、蛇頭は俺の邪魔だけじゃなく鳥頭の邪魔までしてしまい、それがまた喧嘩の火種になるという始末だ。それを思うと、身体の操作権限は鶏にあって、蛇にはスキルの使用権以外何も与えられていないのかもな。


『斬ッ!』


 まずは尻尾の蛇を防壁ごと斬り落とす。これで邪魔が入る事は無い。


『ゴゲゴオー!』


 あんなに喧嘩してたのに、蛇頭を落とすと怒るのか。まあ、身体の一部ではあるもんな。


『ゴオオッ!』

「おっ」


 昨日カスミ達の戦いで見た『石化ブレス』だ。ここで使ってきたか!

 このブレスは全体的に鼠色をしているので、その煙に触れさえしなければ石化することはない。ただ、溜めも予備動作も無しに使ってくる為、完全に回避するにはそれ相応の瞬発力が必要になってくるし、それこそある一定の『俊敏』が必要になるんだろうな。

 当然今回は食らうことを前提にしていたので、わざと一瞬遅れて片足だけ食らう形て飛び上がる。


『ビキビキビキッ』


「おお」


 ブレスを受けた足が一気に石化した。けど、麒麟装備だけは石化してないな。今回はブレスによって発生した粒子が防具の内部に浸透して、結果的に石化した訳だが、単なる石化する物理攻撃なら防げるのかもしれないな。

 そして思考していると、石化した足が輝き解除される。イリーナの治療が届いたようだ。俺の考察が終わる丁度良いタイミングでの治療、流石だ。

 カスミ達の戦いで見ていたからこそわかるが、『石化ブレス』はしばらくフィールドに残り続け、その間本体は動かず身体を休めるらしい。この隙に攻撃を仕掛けても良いんだが、せっかく『石化ブレス』によって石化するフィールドが形成されたのだ。アイツを始末しちゃえばこの空間も消えてなくなるし、となればちょっと実験したくなるよな~。



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