ガチャ1193回目:順番制
第二層中央クレーター手前、そこで俺はカスミ達と合流していた。
「カスミ、そっちは何体倒した?」
「えっとねー、48体だったかな」
「こっちは95体だ。10体以上いることが多かったが、場所によって結構バラつきがあったな」
「クレーターの数も広さも、地上に比べたらとても狭いですもんね」
「レアを湧かせられるのも、1回きりしかチャンスがないということですわね」
となると、ギミック的に明かりを取り戻すのはあの地神塔の破壊であって、レアは対象外かな……? 地神塔の破壊1カ所に付き、明るさも+1していってるようで、俺が6カ所、カスミ達が3カ所破壊して、現在の明るさは+29といったところか。しまったなぁ、第三層と第四層の影ゾーンの数を数えてなかったな。もしかして、その2つの階層のクレーターを全部合わせたら、70個だったりしないよな……?
とりあえず聞いてみるか。
「んー、お兄様の言うような70個も存在しないかな~☆」
『けど、半分以下ってほどでもないわね』
「そうか」
残念、ハズレたか。となるとレアⅡか中央のギミック解除で大幅増加の線が濃厚か。
そのまま全員で中央クレーターへと向かう。
『グルルル……』
「んー……。ここは14体か。レアも湧かせられそうだな」
んじゃ、途中で湧かれても面倒だし、さくっと一気にヤっちまうか。
『ズパパパパパパパッ!』
2本の『紫電の矢』を高速で番えて2体ずつ仕留めて行く。
【レベルアップ】
【レベルが70から72に上昇しました】
『紫電の矢』にクールタイムが存在しないのは、矢に雷の力を宿させて飛翔力と貫通力に特化させただけの簡単な仕組みだからだろうか。『武技スキル』なんて枠組みではあれど、自前の経験とスキルがあれば、『閃撃』よりも簡単に再現できちゃいそうだもんな。
技の仕組みを理解する事は、威力も上げられそうな気がするし、技同士の組み合わせをするためにも知識として必要そうな気がするんだよな。うん、そう考えると結構重要そうな気がしてきたぞ。となるとまた今度、リリアナのところで遊んでみるかなぁ。
「お」
そんな事を考えていると、いつのまにかレアモンスターの煙が発生していた。そして中から現れたのは、やはり昨日見た通りの……いや、影が剥がれてその模様まではっきりと見えるようになったデカい虎だった。
体毛は黒を基調としたものだが、シマウマのような感じで赤銅色の線があちこちに入っていてちょっとカッコイイ。昨日は正体が分からずに苦戦してしまったが、見えている今なら……。
*****
名前:シャドウティガー
レベル:150
腕力:1750
器用:1600
頑丈:1200
俊敏:1450
魔力:1000
知力:400
運:なし
【Bスキル】剛力Ⅲ、怪力Ⅲ、阿修羅Ⅱ、俊足Ⅲ、迅速Ⅲ、瞬迅Ⅱ
【Pスキル】身体超強化Lv3、神爪術Lv2
【Aスキル】跳躍Lv5、暗視Ⅲ、衝撃Ⅲ、鎧通しⅢ、ウェポンブレイクⅡ、アーマーブレイクⅡ
【Mスキル】宵闇魔法Lv3、魔力超回復Lv2
★【Eスキル】影牙爪Ⅲ
装備:なし
ドロップ:シャドウティガーの爪、シャドウティガーの斑革
魔石:特大
*****
ほー。こんな単純な構成だったか。
それなのにあんなに腰が引ける戦いをしてしまっていたとなると、ちょっと恥ずかしくなってくるな。
『ゴガアッ!』
「ほいっと」
『ズパァン!』
ギリギリのところで回避し、眉間に一発ぶち込む。たったそれだけの攻撃で、相手は煙になって消えて行った。
【レベルアップ】
【レベルが72から188に上昇しました】
んじゃ『充電』っと。
『エネルギー残高 8/500』
さて。このままレアで終わりか、それとも昨日同様レアⅡが出てくるか……。
「……あ、出そう」
目の前で、レアから溢れ出た煙が集まっていた。そして、中身がすぐに零れ落ちて来た。
『GRURURU……』
*****
名前:シャドウパンサー
レベル:240
腕力:2500
器用:2550
頑丈:1800
俊敏:2700
魔力:3000
知力:800
運:なし
【Bスキル】剛力Ⅴ、怪力Ⅴ、阿修羅Ⅳ、俊足Ⅴ、迅速Ⅴ、瞬迅Ⅳ
【Pスキル】身体超強化Lv6、神爪術Lv6
【Aスキル】跳躍LvMAX、暗視Ⅳ、衝撃Ⅳ、鎧通しⅣ、ウェポンブレイクⅢ、アーマーブレイクⅢ
【Mスキル】宵闇魔法Lv8、魔力超回復Lv6
★【Eスキル】影牙爪Ⅳ、影尾刃Ⅱ
装備:なし
ドロップ:シャドウパンサーの爪、シャドウパンサーの斑革、ランダムボックス
魔煌石:中
*****
「おー」
それなりに強いな。『Eスキル』はあれど、こんな真正面から戦ってくれる相手を、前回は警戒しすぎてろくに戦わずに『閃撃・灰燼』で即殺しちゃったのは勿体なかったな。
てか、スキル名からして尻尾版の『影牙爪』もあるっぽいな。となると、手数も増してるとみるべきか。
ここは当然戦ってみたくはあるが……。
「カスミ達でやるか?」
「えっ、良いの?」
「お兄様が譲ってくれるなんて、珍しいね?」
「まあ順番だ。昨日はここのレアⅡは俺が貰っちゃったしな」
『GRAAA!』
飛びかかってくる黒虎ならぬ黒豹を蹴飛ばし、クレーターの中に落としてやる。
『GRUUU……』
奴はすぐさま起き上がり、こちらを睨みつけてきた。どうやら、ヘドロの中に落としても再び影を纏うなんてことにはならないみたいだ。ちょっと残念だが、モンスターはあの中に入っても無事みたいだな?
俺は入りたくないのに。
「その代わり、第三と第四層のレアⅡは貰うからな」
「勿論ですっ」
「ではお兄様、少し下がっていただけますか」
「おう」
そうしてレアⅡとの戦闘権を彼女らに譲り、俺は特等席で見守らせてもらうのだった。
【レベルアップ】
【レベルが88から324に上昇しました】
充電ポイントゲットと。
『エネルギー残高 11/500』
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