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そしてまた月は満ちる  作者: 春日野霞
五 故郷
21/89

神の夢

※縦読みにすると文字の位置がズレてしまう箇所があります。縦読みを推奨しているにも関わらず、申し訳ございません。正しい表記は通常ページでご確認いただけたらと思います。

2021.01.15 投稿

「              ひとり


ひとり


ひとり


わたしは


ひとり


               ひとりひとりひとり  ひとりひとりひとりひとりひとりひとり  ひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとり  ひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとりひとり」



ひとり?



ひたひたと背後から月光が迫り、

孤独に涙する彼女を抱きしめた。 


あなたはひとりじゃないわ。

わたしがいる。






みちは月の光に涙を拭い、






 魚を吐いた。

 塩水のような唾液が滑り落ちる下、月光に濡れて跳ねまわる魚。口の中をさす、辛いほどの塩気を吐き出して、口を拭う。あんなものを吐いたのに、どこも苦しくなかった。喉の奥が海と繋がったような感覚だ。

 黒っぽい銀の鱗が光っている。手の平をいっぱいに広げたくらいの大きさで、幅は指三本分くらい。跳ね回るその身はふっくりしている。

 魚の目は澄んで、虚しく月を映している。可哀想になって辺りを見回す。海はない。そういえば、どうやってここまで来たんだろう。みちは首を傾げた。何も無い、硬くて黒い地面の上だ。土でも木でもない。黒い石が無数に敷き詰められて、平になっているような。

 銀色の液体の中、のたうつ魚の音の他には、何も聞こえない。風もない。雨の後の濁った臭いが胸を塞ぐようだった。見上げた大きな月は、雨後の冠を頂いている。せめて雨が降り続いていればね、と魚に目で語る。魚の力は衰えることを知らず、激しく頭を振っているように見える。

「水がなくても、平気なの」

 と問うと、魚は腹ばいになって急に動きを止めた。

 驚いて見ていると、そのままぴょんぴょんと跳ねながら前に進み始める。軌跡は銀色の道を描く。その道に沿うようについて行く。跳ねる度に、尾が左右に揺れる。身体にまとわりついた水がきら、と水晶の破片のように飛び散る。しかし同時に魚の身は乾いていき、銀色の道もかすれていく。やがて、魚は疲れたのか、乾きに堪えられなくなったのか、跳ねるのをやめ腹で地面の上を泳いでいく。鱗が剥がれて、消えかけていた銀色の道が蘇る。鱗は鏡の破片のように、月の光を幾重にもはね返す。

綺麗ではあるが、同時に痛々しかった。

見ていられなくなって、立ち止る。

「鱗がなくなっても、平気なの」

 遠ざかる魚の動きは、やがてしなやかになる。銀の道がなくなった。みちは何かと思って再び追う。魚は蛇になっていた。黒銀の鱗はそのままに、細長くなった身で、しゃらしゃら地面を滑っている。月光に、刀身のごとく光るその身体。月下に流れゆく川にも似ていた。

「わたしを産んでくれてありがとう。このご恩は決して忘れません」

 突然降ってきたような、湧いてきたような声に驚いて、足を止めた。

「わたしに蛇の子供なんていない。でしょう?」

 大きな円い月を、見上げる。漆黒の天空を滑ってきた薄雲に、光が翳る。素月はお面のように押し黙り、答えはしない。

 彼女は蛇の這っていった方を見る。

 その姿はもうなかった。

 背後から吹き抜けた突風に、振り返る。

 月が雲の流れから顔を出し、地上に光が戻る。

 地平の果てが、白くなっている。

 夜が明ける?

 みちは目を凝らした。

 それはよく見ると、光ではなかった。

 月光を反射した何かの群れが、こちらに向かって走ってくる。



        孑孑孒孒孒孑孒孑孑孒孑孑孑孒孒孑孑孑孑孒孒孒孑孑孒孑孒孑孑

         孒孒孒孑孒孑孑孒孒孒孑孑孑孒孒孒孒孑孒孑孑孑孑孑孒孑孑

          孑孑孑孑孒孒孑孑孑孑孒孑孑孑孒孑孒孒孑孑孑孒孑孑孒

           孑孑孑孑孑孒孒孑孒孒孑孒孒孑孒孒孑孒孑孑孑孒孑

            孑孒孑孒孒孑孑孒孒孑孑孒孑孑孒孒孑孒孒孒孒

             孒孑孑孑孑孒孒孑孒孑孒孑孒孒孑孒孒孑孒

              孑孒孒孒孑孒孑孒孒孑孒孒孑孒孒孑孒

               孒孑孒孒孑孒孒孑孒孒孑孒孒孒孒

                孑孒孒孒孑孒孒孒孑孑孑孑孒

                 孒孒孑孒孑孑孒孑孒孑孑

                  孑孒孒孒孒孑孒孑孑

                   孒孑孑孑孒孑孒

                    孑孒孑孑孒

                     孑孒孑

                      月



大挙して迫るのは隻腕の嬰児たちだった。

月が雲に隠れた幽かな光の中、みちは逃げる。

皆一様に

かえせ かえせ かえせ かえせ

と泣いている。

「なんにも、奪ってなんかない」

うんで うんで うんで うんで

おかあさん

うで が かたほう ないんだ

とりかえしにいきたい

産んで 産んで 産んで 産んで 産んで

「嫌だ……いやだ!いやだ!いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!」           


「俺との子供を産みたくないのか?」


 視線の先。表情の無い竜宮の主。

 みちは立ち止った。


「幸せな家を作ろうって、約束しただろう」


 その口は動いていない。

 第一、彼の声ではなかった。


「あなた、誰」


「俺だよ」


 雲が晴れ、月が顔を出す。


「夏祭の日に、約束したじゃないか」


片腕の無い嬰児たちが、みちの脚を挫いた。

彼女の身体に嬰児たちが片腕でしがみつく。

みちは絶叫と共に腕を振り回す。

彼女の身体に嬰児たちが半ば溶けながら侵入していく。

みちは皮膚の上と下と問わず這いまわる不快に悶える。


「それなのにお前は隣村に売られて俺のことも忘れて」

「俺が目の前にいるのに別の男に会いたいと泣く」


「あ、あ、あ、あ、あんたなんて知らない!」



 静かの気配が頬を撫でた。

 娘はそっと目を開ける。

 身体中を食んでいた赤子たちも、男も、月も、空も、大地も、無い。

 真っ暗闇がそこにある。

 夢を見たのだ。

 みちはそう思って身を起こそうとした。

 しかし身体が無かった。

 にもかかわらず、胸に悔恨の渦と腹の熱を抱えた自分がいる。 

 晴瀬の悲痛な表情が、脳裏に焼きついている。

 自分がどうやってここに来たのかを、みちは思い出した。

 確実に死んだはずなのに、まだ生を引き摺っている。

「どうして」

 声ならざる言葉が、暗闇を波立たせる。

「わたしは死んだはず」

「私が死なせたりはしないわ」

「あなたはだれ」

「月神よ」

 あるはずのない背中に、ひたりと吸いつく冷たい手の平。孤独を依代として己に憑いた神。縋るように見上げ、語り掛けた月。慈雨のような光に涙した、

あの月のせいで

「辛いことがたくさんあった」

「これから幸せにしてあげる。私の力があればあなたをあの男のもとに生き返らせることだってできる」

「嫌。またそんなことしたら晴瀬を殺してしまう」

「それでいいのあなたは」

「嫌……わたしはもう生きているのに生きていくのにうんざりしてしまった」

「彼もあなたに会いたがっている。こんな暗いところにいては腐ってしまうわ。さあ……」

『あなタノ力じゃ、こノ子と一緒に地上に上がるノは無理よ』

 響き渡る、妙な口調の女の声。

「おまえは、黙っていろ」

 月神が声を荒げた。

『その子はソの身ヲもッテ、たくさんノ人を助ケた。大地に恵ヲもたラした。ソんな子ヲ、私は見捨てておケナイもノ』

「あなたはだれ」

 暗闇に問えど、答えは返ってこない。

『あナタが欲しイもノ、ナんだッテ出してあゲる』

「そんなもの、ないから……死なせて」

『いいえアるわ。アナタが見ナいフりヲしてイるだケ』

 暗闇が、視野の中央から光に食われていく。徐々に露わになっていく景色は、里山を背景にした村の光景。あちこちで桜が噴き、家々の戸は開け放たれている。子供は裸足で走り回り、大人は畑仕事に汗をかく。

 みちはぼんやりと里を見回していたが、背後の笑い声に振り向く。

 桜が舞い散る中、小さな子供を胸に抱き、微笑む人がいる。

「おかあさん」

 それは間違いなく、母だった。

「あなたが生まれて、ちょうど一年ね」

「お前が生まれた日は、桜が満開でな、すごかったんだぞ」

 隣にいるのは父親だ。

「ほんと、去年の桜は格別に綺麗だったわ。みち」

 父が、母の腕から赤ん坊を抱える。風に花びらが遊ぶ中、青い空に子供を掲げて泳がせる。

 小さい頃、ああして毎年花吹雪の中を走ってくれた。大きくなるにつれ、肩車になり、おんぶになった。桜が咲き始めるのを、今か今かと待ちわびた。一年の中で、どんなに楽しいお祭りよりも、桜の中を自由に飛んでいるような気持ちになるそれが、大好きだった。

 いっそう、強い風が吹く。桜の白が視界を埋め、三人の笑い声がどこまでも響き渡っていった……残響を追いかけるように、別の音が混ざり始める。お囃子の音だった。白に一点、墨が滲んだかと思うと一気に広がる。小さな煌めきが、所々に光っている。

 夏の祭の光景だった。

 夜空には、端から端まで天の川がかかっている。その両岸に、あの青い星。

「お前のこと、絶対に、幸せにする」

 振り返ると、年頃の男女が向かい合っている。

「わたしだ……」

 熱っぽい男を前に、恥ずかしそうに顔を赤らめて、微笑んでいる。青年の顔はよく見えない。

「好きだ。お前は?」

「私も、好きよ」

「次の春に、夫婦になってくれよ」

 僅かに唇を動かし「うん」と返事をした。

 青年は嬉しさの余り、娘を抱きしめる。

「幸せな、家を作ろうな」

みちの内に、光が弾ける。ああこれは、あの時に感じた、青い光。それに目が眩んで、一瞬視界を奪われた後、目の前に広がったのは干上がった田畑。

「ひでりだ」

 それは故郷の田畑だった。

「子を売ったんだと」

「でもその方が、子どもも幸せかもしれん」

「このひどいひでりじゃあねえ」

「しかし、次の春に、あの子は結婚する予定だったそうだ」

「それは気の毒なことだ」

 振り返ると、噂をする痩せこけた人々の向こう、黒い大人に引き連れられ、白い顔の娘がとぼとぼ家を出ていく。

「ねえちゃん!待ってよ!」

 それを追った娘を抱きしめるのは、母親だった。

「ねえちゃん!」

「さく。静かになさい」

 娘……かつてのみちは、笠の下で頬を拭っている。それが汗なのか涙なのかは、分からなかった。

「可哀想にねえ、さくちゃん」

「お姉ちゃんが大好きだったものねえ」

 みちは、青い空に目を転じる。

「わたしこんなもの、見たくなんてない」

『あなタ見タイッて、言ッてタじゃなイ』

「……でも今はもう、いい……いらない」

 しかし容赦なく再現される記憶の断片。母に教えてもらった機織。初めて織った布で、服を作ってもらった。妹や近所の子供と一緒に、川で遊んだ。飛沫の美しさに見惚れていた。米を研ぐときの音が好きだった。あの手触りも。妹と喧嘩をしても、その夜は必ずひっついて寝るのが可愛いと思った。その時の寝顔と、やわらかな寝息。

「あ、ねえちゃんだ!」

 さくがこちらに、駆けてくる。ほっとした、笑顔。

「来ないで……」

 逃げようにも瞑目しようにも、身体がない。

「嫌だ!」

「今の機織乙女がいなくなったら、次のがまた必要になる」

 四度、場面が転じる。灯りを一つだけ灯した、部屋。数人の男が集まり、車座になっている。彼らの顔から、空気が重苦しいものであることが分かる。

「池の蛇神様も、本当は太陽の神様なんだろう」

「お日神様は生贄など欲しないと、お達しがあった」

「もう生贄はいらんのじゃないか」

「それでは、あの乙女はどうしようというのか」

「……今の乙女は、布を織るのが上手い……」

 ぼそりと言った人物に、誰もが注目する。

「あの布を売ったら、結構な金になるだろう。それに……神聖な乙女が山の上で織ったものだと銘打てば……価値も上がる」

 薄闇がどよめく。

「そりゃあいい……」

「次の乙女も選ばんでいいし……」

「あの乙女も、機だけ織って暮らしていればいいのだから、悪く思うまい」

「それじゃあ、そうだと、教えてくれたら良かったのに!」

 みちが叫ぶと、その部屋は奥へ奥へと遠ざかり、元のような暗闇が訪れる。

「わたしが、どれだけ、寂しい日を過ごしていたか、あなたたちは知らない!たった独りで、機を織って、昔のことさえ忘れて……ほんとうに、さみしかった……」

 生きているような死んでいるような日々を思い出し、声が震える。

「それに、結局、生贄にされた」

『神に捧げるノ娘ヲ金ノツるに使ッタから旱が起きタんダと、村人は反省しタノ。ソれであナタを池に落とそうとした』

「もう……いいでしょう……わたしにあれだけ……見せたら満足でしょう」

『まダ全部じゃナイわ』

「もう同じ過ちは犯さない。海に憑かれた男としても、人間としても」

 晴瀬の声だった。

「みちを冥界の底から、引っ張り上げてやりたい。一緒に生きていこうって、言いたい」

「晴瀬……」

 瞳があったら、泣いていた。

 彼はまた、そしてまだ、自分を助けようとしてくれているのだ。

『彼はあなタを助ケタイんダッて』

「助けて欲しい」

『彼はあなタと一緒に生きてイきタイのダッて』

「わたしもそう」

『彼に会イタイ?』

「会いたい」

『彼の首ヲ絞めタケど?』

「……もう会いたくない」

『生きてイクノにうんざりだと言ッてイタけど』

「……もううんざり」

『彼と一緒に生きて彼を殺すノは嫌なノ?』

「……嫌」

『あなタは死にタイノ?』

「死にたい」

『でもね月ノ神が憑イてるからソんなことはさせタゲられなイノ。月ノ神をはがす?』

「はがす」

『あとね腹に蛇の子がイるからねソんなことはさせタゲられなイノ。蛇ノ子、堕ろす?』

「嫌」

『蛇ノ子、産む?』

「嫌」

『それじゃ私がなンとかしてあゲるね。そうじゃなイ方法であなタを助ケてあゲるね。代わりに「あなた」を私がもらうことになるケどソれでもイイ?』

「いい」

 晴瀬と生きていきたいと思うこの思いも、彼を殺すに至る。だからそれごと消えたい。無いものになりたい。身体はないのに、腹が熱くなってくる。自分と腹の子は関係がない。自分の子供ではない。だからこそ巻き添えにはできない。堕ろすんでも産むんでもない道があるなら、自分がもうどうなったっていい。

「ありがとうございます……神様」

 月神の気配が、すうっと消える。

『こちらこソ』

 それを最後に声も消える。

 みちは暗闇で一人になった。

 嫌でも、孤独の日々を思い出す。

「ああ……」

あの時あった月光は、たった今捨ててしまった。何もかもから見放されたようなこの闇の中で、たった一人で、眠ることもできずに、奇妙な意識を保ったまま。

闇は時間の経過を示さない。刹那すらも億劫に、億劫すらも刹那に転じる。上下左右も滅した黒の中で孤独だけは確かに存在した。耐えきれずはち切れそうなのに、肉体のない自分には限界がない。どこまでもどこまでも広がるような、感覚のような錯覚のような、眩暈がするような真っ直ぐ一点だけを見ているような、己の感覚を捉えられない苦しみに声が漏れる自分に喉は無いのに口は無いのに耳は無いのに、

声が聞こえる。

「imakoso……」

「arehaookuno……」

「sikasikonomamakoubouwo……」

「soredemoinochiwotukaunoha……」

「sekkakuteniiretamonowonogashitakuha……」

「sonojutuhamoutodaesasetahougaii.omaenikoreijoutumiwo……」

 腹の熱に気がつく。

 自分は孤独ではなかった。

 子供がいた。

 話し声は、熱の中から聞こえてくる。

 既にもう、蛇に成っているのだろうか。

 神との子供なのだから、普通の蛇であるわけがない。

 無音の中、ささやかな声は嫌でも耳につく。

 己のものとも自覚したくない存在と向き合い続けなければならない。

 それなら孤独でいた方が随分マシのような気がする。

 何が恐怖なのかも分からない。

 あんなに孤独を恐れていたのに。

 自嘲の味が広がる。

 恐れを感じるほど、もう守るものもないのに。

「なんとしてもまもりぬかねばならぬことはあなたもしっているはずです」

「それは、そうだ。しかし」

「おっしゃることもわかります。それでもこのこうきはのがせません」

「ほうほうは、いくらでもある。あのじゅつをつかえば、たいへんなことになってしまうのだ。それはおまえもおなじだ」

「わたしはどうなってもよいです。むらびともりかいしてくれましょう」

「ほんきなのか」

「せんぞからつたえきたこのちをたやすわけにはにはなりません」

「……しかし、あれは、きんじゅつだ。たいへんなかえしをもうむだろう」

「しょうちのうえです。このままこうぼうをつづけていれば、われわれはいずれほろびのみちをたどるでしょう」

「…………………………………………………………………………………………………………きゅうのきんしょだ」

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