表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その刀を下ろして、帯刀男子さま!  作者: 月見七春
第七章 侍候補生、学年別トーナメント

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/2927

第六十二話

 



 部屋に戻ると突っ張り棒とカーテンで仕切りが作られていました。

 私のベッドとカナタのソファの間に一つ。

 確かに年頃の男女が同室で暮らすなら、これくらいの配慮は大事かもしれないと思いつつ。

 気を遣ったカナタが私を見るなり、ドアドンをして言うの。


「……他の男の霊子が漂っている」


 ぎ、ギンみたいなことを!

 説明しろ、と。しないと許さないぞ、というカナタに説明したよ。

 タツくんに差し入れして、レオくんの部屋で紅茶をいただいたこと。

 するとドンしている手とは逆方向に額をつけるの。ますます逃げ場のない私。


「はああ……」

「え? なんでため息?」

「いいか」


 私の胸の谷間に手を置いて、カナタが二つの魂を取り出した。

 ぷちタマちゃんとぷち十兵衞がカナタの肩にのっかる。

 同時に私のケモミミと尻尾も消えるのですが……その。胸の谷間に、ですね。手が。手が。


「二人に確認するが……こいつはちょろすぎではないか?」

「否定はせん」

「攻略難度が低くて隙だらけなのは経験値のなさと直結しておるのう! まあその方が潤いがあって妾は嬉しいぞう!」


 ええと……もしかして。


「私いま、ひどいこと言われてる?」

「「「はあ」」」

「三人そろってため息はひどくないかな!?」


 もういい、と言ってカナタはソファに寝そべってしまった。ぷち十兵衞は私の机の上に飛びのって、アグラを掻く。ぷちタマちゃんは部屋のテレビをつけてカナタの上に寝そべり見始めた。

 ええええ。な、なにそれー。


「わ、私に悪いところがあるなら教えてよ」


 腕を振って主張してみたんだけど、ぷち十兵衞は目を閉じてそれっきり。ぷちタマちゃんは「くふふ」と笑うだけ。

 対してむすっとしてこっちに顔を向けないのがカナタです。

 なにその態度。


「カナタ?」

「……いやだ。説明したくない」

「えええ」


 なにそれ、と唸っているとタマちゃんが笑い声をあげるの。


「無理じゃぞ、こやつに聞いても。むしろこやつだからこそ無理じゃの」

「どういうこと?」

「なあに。ヤキモチ焼いてむかついているけど、別に誰かさんとは恋人でもなんでもないわけで。当たり散らすわけにもいかないから悶々としておるだけじゃからなあ」

「この狐め!」


 途中でカナタが身体を起こして捕まえようとするけれど、タマちゃんはひょいひょい飛んでくるくる回って避ける、避ける。全然捕まえられないの。

 ぜえ、ぜえ、と息を吐いてから視線で私を見て……耳まで真っ赤になってさ。

 あわてて刀を掴むと「素振りしてくる」と言って出て行こうとするの。


「ま、待ってよ」

「腕を掴むな……だ、抱き締めるな!」

「だってよくわかんないけど、逃げる気でしょ? それにカナタが素振りするならついていきたいの」

「~~っ!」


 言葉にならない声を苦しげにあげて、けれど足を止める。

 深く息を吸いこんで、吐き出して……それからやっと、カナタは私を見てくれた。

 それだけじゃない、私の拘束をやんわりと解いた次の瞬間には……ベッドに押し倒されていたの。


「か、カナタ……?」

「のこのこ男と外で会ったり部屋についていったり……お前は、隙だらけなんだ。連中が……俺がここでお前を襲ったら、どうする」

「どうって……」


 私なんかにそんなことするはずない、と口から出そうになった言葉が出なかった。

 タマちゃんに前に叱られた。自己評価が低いのはだめだって。

 それに……いま私なんかなんて言ったら、気が狂いそうな顔で私を心配するカナタを傷つけることだけはわかるの。

 じゃあ、なんて言えばいいの?


「そんなことしないっていうか、ううん……」


 それは嘘だ。タツくんも、レオくんも私に触れた。どきどきもした。

 なんなら……ギンには率先してそれを許しさえした。

 私は確かにカナタの言うとおり、隙だらけだ。


「信じて……」


 る、なんて言っていいんだろうか。

 カナタの気持ちもわかってないから、だから……カナタの今の表情の意味がわからずにいるのに。

 あんなに、わかりたいって決めたのに。

 今のままでいいわけない。

 ……なら、そうか。そうだよ。

 カナタの頬に手を当てて尋ねるの。聞いてしまえばいいんだ。


「カナタは、私にそういうことしたいの……?」


 そして聞いてから気づいたよね。

 すごい地雷をいま、私は踏んでしまったのでは?


「……っ!」


 わ、わ。わああ!

 す、すごい顔してる。カナタの顔がまたしても真っ赤に。

 間違いなく爆弾だった。爆発しちゃった。

 なのについ聞いちゃった。


「でもできないって思う理由があって、それで……仕切りをつくったの?」

「な、あ、な、お、俺は」


 うわ。うわあ。うわああ!

 男の子が本気で照れてうろたえまくっているところ、弟以外で初めて見た。


「と、とにかく! 気をつけてくれ! そうしないと……俺は困るんだ!」


 それは白旗だった。

 白旗を振ってカナタは出て行ってしまった。

 惚けたように身体を起こして、ぽかんとしながら閉まる扉を見る。

 な、なにが起きたんだろう。

 待って、整理させて。


「カナタが……私に、触れたがってる?」

「まあ、そう取っていいじゃろう」

「なんで?」


 私の呟きにぷちタマちゃんがこけた。


「お、おぬし……それ本気じゃなかろうな」

「だって……そう言われても」


 風邪を引いた時に弟が弱り果てた末に甘えてすりよってくるあれ? 普段はくっつくなとかうるさいくせに。ああいう類いのあれではなくて?


「つまり……え、と。そういう、ことなの?」


 言いながらイメージする恋愛のそれ。

 言い終わる頃には顔が熱くなってきていて。


「他に何がある。肉欲しかないのなら、さっさとことに及んでおるじゃろ。のう? 十兵衞」

「ふん……あの男にはそれだけで済まぬ熱情があるのは明白よ」


 二人の味方の言葉に私はてんぱっていた。

 文字通り、てんぱっていた。


「え……ま、待って。カナタが、私を?」

「鈍いのは罪じゃぞう。だがまあ、あの村正坊主に距離を取られたお主なら鈍いのも納得じゃがの」

「うっ……タマちゃん、それは言わないでよ」


 言われると胸がズキズキするの。まだすごく……痛むの。


「ギンのことは……勝って答えを見つけるつもりなんだから」

「負けたらどうするつもりじゃ」

「そ、それは……その時だよ。きっと負けたらギンにも今度こそ、友達にもなれないくらい本気で見捨てられると思うし」

「勝ったら告白するのか?」

「……それは、違う、けど」


 ただ……ちゃんと区切りをつけたいの。

 ギンだから、斬り合えばきっとわかり合えると思うから。

 けれど……じゃあその先は?


「わからないよ……考えてなかったの」


 言ってたらどんどん落ち込んできた。

 恋愛偏差値低すぎなのに、いやだからこそちゃんとできなかったのに。

 だからカナタに泣きついて……待って?


「私、ギンに振られた流れでカナタに泣きついた……よね?」

「そうじゃのう」

「な、な、なんてことを……」


 さあっと青ざめる私です。

 さすがの私でもわかります。

 もしカナタが私を思ってくれていたなら、そんなカナタにギンのことで泣きつくだなんて、私はなんてことを。

 それはあんまりにもひどいことですよね……。


「落ち込むな。どうせ思い出すなら……あやつが言った言葉を思い出してやれ」


 ぷち十兵衞が言うの。


「カナタが……言った、言葉?」


 呟いて思い出す。

 あの時はボロボロに泣いて……何を言ったかは正直あまり覚えてないの。

 けどカナタがかけてくれた優しくてあったかくて……力強い言葉はしっかり残ってる。

 あの時、カナタは私の頭を撫でて――それで?


『それでも君は俺に手を差し伸べてくれた』


 私の手を取って……指を絡み合わせて言ったの。


『ここに確かな運命が一つ残ってる。ハルが望めば他の運命だって光り輝くよ』


 その確かな運命は、あの場にいたのはカナタだ。

 あれは……じゃあ、もしかして。


「私……告白、されてた?」


 呟いて、自覚して、全身がかぁっと熱くなって。


「気づいてなかったのか?」

「は、はっきり言ってくれなきゃわからないよ! だって、だって」

「恋愛初心者じゃもんなあ」


 うう。タマちゃんの指摘が耳に痛いです。

 でもだからって、許されることじゃないよね……っていうか、待って。


「……他の運命だって。それって」


 それはカナタを選ばなくても私は幸せになれるよって、そういうことで。

 そんなの……あんまりだ。

 声援だとしてもあまりに切ないよ……そんなの。


『忘れたのか。俺は君の相棒で、共犯者だから……いいんだ』


 私を抱き締めたカナタの鼓動は高鳴っていた。

 言葉にした相棒や共犯者だけじゃないんだって痛いくらい伝えてくれていた。

 じゃあ、それはなに?

 ……明白だ。ちゃんと考えれば、明白なの。

 あんなにわかりやすく気持ちを注いでくれていたのに、私はわかってなかったの。


「はっきりと言わんあいつもあいつじゃが……のう、ハルよ」


 ぴょん、ぴょん、と飛んでベッドの上にやってきたぷちタマちゃんが私の手をきゅっと握ってくれる。優しくてあたたかい、もう馴染んだ大事な私の刀の熱だ。


「前の村正坊主と違って、今回は……ちゃんとわかったのじゃ。なら、どうする気かの?」

「……カナタと、話したい」

「うむ! それがいいじゃろう」

「タマちゃん!」


 そう言ってにっこり微笑むぷちタマちゃんを思わず抱き締めた。


「く、苦しいのじゃ! ええい、やめい! いいからはよういってこい!」

「わかった! いってくる!」


 ぺちぺち叩かれて、私はお礼を言って駆け出すのでした。


「って、おいこら、ハル! 服! 尻尾の穴-! お尻丸出しじゃぞぉお――……」


 尻尾がないことで狂った重心で何度も転びそうになりながら走った。

 その途中で道場帰りのトモとすれ違いそうになったの。

 カナタ見なかった? って咄嗟に聞いた自分を褒めてあげたい。


「ハルの刀鍛冶さん? ならあたしと入れ違いで道場にいると思うけど」

「ありがと! 私いかなきゃ!」


 駆け出そうとした手をぐいっと引っ張られました。


「待った、ハル! お尻丸出しじゃんか!」

「え? あっ」


 トモに指摘されてやっと気づいたよね。

 そういえばタマちゃんもそれっぽいこといってたような。

 で、でもでも、今更部屋に戻るとかちょっと困る。いちいち戻ってられないよ。

 あわてる私を見て、トモがジャージのジャケットを脱いで私の腰に巻いてくれたの。


「なんだかしらないけど、急いでるのはわかった。がんばれ、ハル!」

「~~! トモ大好き!」


 ぶんぶん手を振って私は駆け出した。

 やっと辿り着いた道場で刀を抜いたカナタがびっくりしたように私を見た。


「ど、どうしたんだ」

「カナタ! あの! ……待って、息が、ふう、ふうう」


 ぜえええ、ぜええ、と荒い息をする私が息を整えること数分。すみません。


「ふう。えっと、えっとね?」


 ひと息ついて顔をあげて、いぶかしむカナタを見て言葉が出てこなくなっちゃった。

 いや、だって、ほら。


「ひと息ついちゃったし。いざ本人前にしたらこういう時なんて言えばいいのかわからないっていうか」

「何を独り言を言っているんだ」

「え、あ」


 あわてて口に手を当てたけど時既に遅し。

 鞘に刀をおさめたカナタが目の前にやってきてしまいました。


「さっきの話の続きなら聞かないからな」

「う……」


 続きのようで続きじゃないというか。

 でもどうすればいいの? なんて言えばいいのかな。

 その一。「カナタ、私のこと好きでしょ」

 ないよ。絶対ない。どんなテンションで言えばいいのかもわからないし。

 ツンデレっぽく「だったらさっさと告白しなさいよね!」とか?

 いやーないよ。私がそれをやったら真面目に心配される気がします。

 何よりもし本当に好きなら私はそうとう振り回して気を揉ませたはずだもん。

 あんまりにもひどくてそれはない。

 その二。「私のこと、どう思ってる?」

 これもない。さっきの話の続き感が出てるし。

 怒るか無視するか呆れられて話が終わっちゃう気がします。

 よしんば真面目に返してくれたとしても、あの日の告白と同じではぐらかされてしまうはず。

 ううううん。こうなると……私の気持ちを言うのが一番早い。

 けどそれが出てこないの。

 私、中途半端だ。

 中途半端だから……入学してからここまで色々あったのに引っ張ってきちゃったわけで。あの日さんざん、だめにしちゃったことを泣いたわけで。

 でもカナタのこと……遠回しとはいえ私に告白してくれた男の子のことを中途半端にはできない。

 ならもう、深く悩むのはやめる。ちゃんと考えたいから、真っ向勝負だ。それ以外の手段がないんだから、いくのだ。


「カナタが部屋を出てっちゃってから……カナタのこと考えてたの」

「……ほう」


 私のそば、道場の壁に身を預けてカナタが私を見つめてくる。


「私が泣いて、カナタが慰めてくれた日……カナタ、もしかして告白してくれてたんじゃないかって思ったの」


 手持ちのカード、すべてカナタに見せるつもりで。

 それが伝わったのか、カナタは深く息を吐いた後に呟くの。


「気づいてもらえただけ嬉しいよ。お前が相手なら……ああ、確かに俺はお前に告白した」


 い、言い返せないです。気づけないってカナタに泣きついたのは他でもない私ですし。


「でも……私はその時、泣くことで頭がいっぱいでよくわからなくて」


 そんな私だからもう開き直って気持ちもすべて明らかにする。


「一緒に寝たり、した……ギンのこともあって」


 怖くて見れないけど、それでも……トモのジャージに触れて、一生懸命カナタを見つめ続ける。

 カナタの顔は少しだけど確かに歪んだ。けれど話を聞いてくれている。


「そっちは、勝敗がつくまでお預けだって言われてるんだけど、とにかく」


 トモが巻いてくれたジャージに触れて、必死に勇気を絞り出す。


「私はちゃんと区切りをつけたいから、ギンとの勝負をちゃんとして……どうするか決めたいの」

「勝負、か」

「うん。そのためには狛火野くんにも勝たなきゃいけない。きっと、すごく大変な試合になると思うんだけど……勝って、勝って。勝利の先にある答えを私は掴みたいの」


 そうか、という呟きにやっとの思いで頷く。


「だから……ね? つ、都合が良いの、わかってる、けど……それまで、待ってくれますか?」


 視線が下がりそう。無理だ。

 こんなひどい返事ないって思うもん。

 一緒に過ごしているのに……いっぱいいっぱい、我慢させてるのに。

 もう少し待って、なんて。

 落ちかけた私の頭にカナタがぽんと手を置いたの。


「カナタ……」

「気づかれずにスルーされることに比べたら、幾分マシだ」

「うっ」


 今日たまたま気づきました、なんて言いにくい。


「おおかた、あの狐の入れ知恵でたまたま気づいたんだろうが」

「ううっ」


 より正確に言うと十兵衞だけど、概ね当たりです。

 タマちゃんに背中を押されなかったらここまで来れた気がしません。


「待たせるってことは……期待するぞ?」

「……その」

「悩ましい顔をするな」


 頭をぐりぐりされます。

 ううん。ううん。ばかになる。


「沢城が好きなのか?」

「わかんない……恋になる前に終わったようなもの。他のみんなもそう……始まる前」


 それが正直な気持ちだったの。だからそれ以上には――……ならないの。


「手は差し伸べられている。けど深く踏み込んで繋がっている手はカナタだけ。ここには運命がある。その運命に見合う私なのかどうか、確かめたいの」


 だからお願い。


「決着をつけないと……区切りがつかないの」


 斬り合わないと、きっとギンとはわかり合えない。

 わかり合えないときっと……どこにも進めないんだ。

 俯いて呟くその言葉に「確かにな」とカナタは言ってくれたの。


「ハルには勝ってもらわないとな……狛火野に勝って、沢城に勝って……優勝しろ」

「優勝? な、なんで?」


 目線で見上げる私にカナタは微笑み、言うの。


「俺の契約者に敗北は似合わない」


 その言葉に全身がじぃんと熱くなった。


「それに……シュウの時のようなのは二度とごめんだ。お前の答えがどう出るにせよ、安心させてほしい」


 カナタの心配に頷く。

 私ももういやだ。

 トーナメントで戦った二人が願い、他でもないカナタが望む。

 何より誰より私が願っている。

 私の勝利を。


「勝つ。がんばるよ!」

「……微妙に不安になるな。なら、発破をかけるか」

「え?」


 きょとんとした私ののど元にカナタが顔を埋めたの。


「か、かな、」


 た、と口にするタイミングで濡れた感触が触れたの。首筋に、ちゅ、って。


「沢城を選ぶなら、俺は明日にでも部屋を出て行こう……だが、俺を選ぶなら」


 顔を上げたカナタは鼻先が当たるくらいの間近な距離で囁くの。


「お前のすべてを奪うよ。今度は必ずな」


 そう囁いてアゴを取り、くい、とあげるの。

 近づく唇が……触れそうな距離で止まって。


青澄春灯(あおすみはるひ)……お前は俺の運命だ。愛している」


 告げて、すぐ……「今日はラビの部屋に泊まる」と言い残してカナタは行っちゃった。

 私? 私は……その。

 腰が抜けてへたりこんで、そのまま立ち上がれませんでした。

 尻尾があったなら、はしたなくぶんぶん振っていたに違いないんです。

 それもぶわって広がっていた状態で、です。

 それくらい、どきどきする告白でした。

 鈍い私でもはっきりとわかる、愛の告白なのでした。




 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ