第二百九十九話
コナちゃん先輩の音頭で操縦者の選定にストップがかかりました。
マシンロボについて、作戦について詰める必要があるというので数名が呼び出され、会議室に集まることになったんです。
そんなわけで……呼び出されました。
黙って周囲を見渡します。
マドカとコナちゃん先輩がいるのは当然だし、超強い刀鍛冶のお姉さんとメイ先輩がいるのも納得。生徒会メンバーは全員いるよ。
シュウさんは警察に帰っちゃったけどね。カナタを通じて報告することになっている。
ライオン先生とニナ先生が見守ってくれているこの場は士道誠心の意思決定の場でもある。
そうそうたる面子だ。私にできることあるのかな。
不安なのは私だけじゃないみたい。ノンちゃんも私のそばでおろおろしている。気持ちはわかる。私も内心、めっちゃてんぱってる。
そんなことを考えながらみんなの話を聞くの。
「山吹、あなたの考えは悪くない。けど大勢が一丸となっていくのはリスクが高い」
「……マシンロボが複数必要ですか?」
「そういうこと。その、ま……こほん。ロボット、最低でも三体は欲しい」
コナちゃん先輩はマシンロボという単語を言うのに抵抗があるみたい。まあ明らかにコナちゃん先輩はあんまりオタクじゃなさそうだし、しょうがないかも。
「一本の矢ではなく、三本の矢か」
「ミツハ先輩、その通りです」
コナちゃん先輩が超強いお姉さんに頷いた。
「だから佳村、あなたの報告が大事。あのロボットのスペック、そして操縦者に必要な適性を教えなさい」
「えっ、えっと」
カナタと超強いお姉さんの視線がノンちゃんに集中した。
刀鍛冶の先輩たちの期待を一身に浴びて、ノンちゃんが思いきって口を開く。
「あれは……刀鍛冶が無理矢理動かしてます。侍候補生たちの霊力を吸収して、なんとか動作させているようにみせかけているだけなんです」
「どういうこと?」
「ノンたちは、誰も……ロボットの構造なんて知りません。間接がどうあるべきか、とか。そういうこともわからないんです」
「それは、まあ……そうでしょうね。じゃあどうやって動かすの? 構造はどうやって実現を?」
「気合いと根性です」
「……本気?」
「動け、と念じてみんなで動かす夢のマシンロボです」
ノンちゃんがマドカと私の気持ちに応えるように胸を張った。
「……突っ込んだら動かなくなりそうね。わかった。ミツハ先輩、三年生は実現できますか?」
「一年にできて三年にできないはずがない。並木、アンタたち二年は?」
「……同じ気持ちです。それでも眩暈がする思いですが」
「格好つけたがる二年生にはハードルが高いかもね。ばかになれる?」
ふっと笑うお姉さん、笑顔はかわいいけど声はかっこいい。
「なってみせます。勝利のために必要ならば」
さらりと返すコナちゃん先輩がかっこいいのは、言うまでもない。
「一年、二年、三年のロボットで、」
「「 マシンロボです! 」」
マドカとノンちゃんのツッコミにコナちゃん先輩が天井を仰ぎ見た。
「ずっと気になっていたんだけど……それはマシンなの? ロボなの? どっちなの……」
「「 マシンロボです! 」」
「ええい、わかった! そのマシンロボ三体で敵本拠地を見つけ出して、攻める!」
何かを振り切るように頭を振って、宣言した。
「それから、山吹! 目的地への道案内役は?」
「もうすぐ到着します。緋迎家の方々と、暁カイトさんと一緒にね」
「……先々代の生徒会長か。どうせなら、暁先輩の代の人たちやそれより以前のOB・OGも力を貸してくれたらいいのだけど」
「昨夜、緋迎家でお会いした際に頼んでおきました」
「……あなた、やるわね」
「いーえー」
にっこり笑顔でコナちゃん先輩に言い返すマドカつよい。
「よし。じゃあ……肝心の歌なんだけど」
「えっ」
コナちゃん先輩が私に視線を向けてきた。
みんなも見てくるけど、困る。なにも用意してないよ!
「黒い御珠とやらが歌を使ってくる。情報共有して確認したけど、緋迎サクラをおびきよせて天界へ送った時点で、こちらを強制的に従わせる可能性がある……」
思わず生唾を飲み込む。
「それをはね除けるくらいの力が必要なの……ぴんときてないわね、その顔は。ええと、そうね……渋谷のノリのような曲、ある?」
「えっと、えっと」
かみ砕いて説明されてる。私がついていけてなくて……ごめんなさい!
「世界は自分のもの、誰かの歌なんかにおびき寄せられてるんじゃない! みんなの心は私が掴む! みたいな歌……その顔を見る限りじゃ、なさそうね」
「ううっ、すみません……!」
サクラさんをどうにかできちゃうような歌を越える歌なんて、特に浮かばないよ……!
「仕方ない。あなたは軽音楽部に揉まれてきなさい。彼らの空気を浴びたら少しは見えるものがあるかもしれない……ラビ、案内してあげて」
「わかった。ついておいで、ハルちゃん」
「りょ、了解であります!」
ラビ先輩に連れられて部屋を出る。なんだか落ち着かなくてふり返ったら、カナタと目が合ったの。がんばれって唇が動いていた。
そうだね。やるって決めたんだ、私はもう。
後退する必要なんて、どこにもないよ!
◆
愚連隊にも所属するツンツン頭のドラマーさんとか、攻撃的な目つきの金髪のギタリストさんとか。調整役のベーシストさんとか。
ラビ先輩から聞いた限りじゃ二年生だらけのみなさんがそろって凄い目で私を取り囲んで睨んでくるんです。
音楽室、楽器が並ぶ場所。他には誰もいません。
「おう……アウェー」
縮こまる私。九本の尻尾がきゅっと窄まる。ラビ先輩は送り届けるなり会議に戻っちゃったので、味方はいません。
うう。文化祭のステージでギタリストさんは私の背中を押してくれたから、仲間だと思っていたのに……!
「気に入らねえなあ」
「ああ……」
「確かに……ゆるせねえよなあ」
う、うらまれてる? なぜに?
渋谷でど派手なことしておいて、バックバンドが先輩たちじゃなかったから?
「「「 渋谷のステージ、あれはなんだ!? 」」」
「ぴぃ!」
やっぱりそうだった!
「ああああ、あれは、ユウヤ先輩の差し金で! 先輩たちにお願いするとか、そういう余裕なくて! っていうかそもそも先輩たちは私の後ろでおさまるような、ちっちゃい器じゃないというか! そういう出方はきっと気にくわないと思いますし、その!」
涙目になって、マドカばりのマシンガンで必死に話す私を見て、三人が三人とも顔を見合わせて私から一歩離れた。
「……そのう?」
「わかってんじゃねえか」
ギタリストさんが笑ってくれた。
「ついでで出るとか、棚ぼたデビューとか興味ねえよ。そんなんじゃ続かねえからな……てめえのケツ持ちをやる気はねえ」
「おう……」
「俺たちが気に入らねえのは、てめえだよ。てめえの歌が気に入らねえ」
「えっ」
「……人生捧げて歌う曲が、毎回、他のアーティストからのもらいもんとかどうなんだ。魂こめて、てめえの言葉で語れねえのかって言いてえんだよ!」
腰に両手を当てての大声に身が竦んじゃいそうだった。
迫力がある。怒鳴ったわけじゃない。なのに声を張っただけでびっくりするような声量と迫力になる。ステージの前に聞いた痺れる歌声の主は、声に魂が燃えている感じがよく出てる。
「気持ちこめて歌いました、まる……なんて言うなよ? そんなところにおさまるような器じゃねえだろ? 歌の快楽を――……知ってるよな?」
胸の谷間、とんと人差し指で押された。どきっとした。えっち! とか思う思考は邪魔。
むしろ私の知らない真実を暴かれたことに戸惑いを隠せなかったし――……
「他人の言葉を借りて歌いたいか? それじゃあ世界に届かねえぞ……言葉にすらならねえんだ」
「あ……」
「響かせたくねえのか。今この瞬間、てめえの言葉で笑顔を掴み取りたくはねえのか?」
昂揚した。この人の魂を感じて。
「……掴みたい、です」
「なら教えてやるよ、青澄春灯……ただし、条件がある」
「条件……です?」
「正直、今日の討伐がどうとか興味はねえ。そうだよな、てめえら」
呼びかけにみんなが声を上げて答えたの。そうだ、間違いなくその通りだと。
「軽音楽部に入れ。三年が引退して、今年は一年が入らなかったから……二年しかいねえんだ」
「で、でも、私、お助け部で」
「知ってるぜ、兼部上等だろ?」
「おう……確かに」
マドカは剣道部、シオリ先輩とルルコ先輩もそれぞれ別の部活に入っている。
私も他の部活に入っちゃいけない、という決まりはない。
むしろ、誘われてみて初めて実感した。
歌は好き。だけどそれってあまりにも何気ないことで、特に意識してこなかった。
けど幸せなことに歌う機会が増えた。自分から歌ったっていうのもあるけど、露出が増えていくばかりだ。
十兵衞に強さがあって、タマちゃんに美しさがあるのなら、私にあるのは……こじらせた過去と歌くらいだ。
考えてみればシンプルじゃないか。
元々、青澄春灯は運動音痴で勉強ができない女の子だったんだから。
取り柄なんて意固地にこじらせつづける気持ちとその日記、そして家族に聴かせていた歌くらいだ。
「自信がねえとかほざくなよ……渋谷で証明してみせたんだ。お前は持ってるってな」
「……先輩」
「だからこそ許せねえんだ。いつまでカラオケで満足しているつもりだって、言いたくてしょうがねえんだよ」
肩に手を置かれた。ぎゅっと掴まれる。痛いくらいだ。すぐ眼前に顔が近づいてくる。鼻の頭がぶつかりそうな距離感で見る、怒りと闘志に燃える瞳。歌が、音楽が好きでしょうがない人の瞳が訴えている。
お前はこっち側の人間だろう、と。なのにそんなところで立ち止まっているんじゃねえよ、と……訴えられている。
「やるか? やるなら……俺たち全員で一から叩き込む。飲まれるか? その程度ならすぐに捨ててやる」
ひどい、と言えるはずなのに。
なんでだろう。
「俺たちを乗っ取るか? なら……刃向かえる心を持ったお前は今日から俺たちの仲間だ」
「――……やります」
わくわくが止まらない。笑わずにはいられない。
「まずは今夜のステージ、みんなを狙う歌をはね除ける力をください」
こつん、と額が当たる。痛みにまばたきした時にはもう、先輩は私から離れていた。
「ばかが。言ったろ? テメエは既に持ってる」
「せんぱい……」
「求めるな。気づいて、てめえで掴み取れ。足りなきゃ必死で背伸びしろ。気づく手伝いくらいはしてやるよ……叩き込むってのは、そういうことだ」
ドラムが激しく打ち鳴らされる。ベースが入って、ギターがかき鳴らされる。
おあつらえ向きにスタンドマイクが置かれていた。
みんなが挑むように見つめてくる。
知らない曲、即興で弾かれる旋律。
無茶苦茶だ。
なのに……ここで歌わなきゃしょうがないって思う自分と出会うの。
「……すぅっ」
思い切り息を吸いこんだ。
吐き出すときに言うべきフレーズは決まっていたよ。
今夜、歌う。
私の戦いが待っている。これはその前哨戦なんだ。
頭が空っぽになるまで歌った。まるで考える権利を奪うように、みんな全力だった。
最高に気持ちのいい時間を過ごして、汗だくになって――……音楽室に来たコナちゃん先輩に問われる。
「準備はできてる?」
私たちの答えは一つだった。
◆
ノンちゃんがコナちゃん先輩たちと協議して、生徒会が調整に走った結果……私は軽音楽部のメンバーと一緒に、一年生のマシンロボに乗ることになった。
マドカの提案だとマシンロボに乗った状態でコバトちゃんのナビを受ける予定だったけど、それだと一年生が負担に耐えきれなくなるという見立てになったよ。
邪の侍たちとの対決があるし、黒い御珠の戦力がまだ不透明な以上は無理できない。
そこで、まずはバスで都内へ移動。
警察の侍隊が総出で邪侍たちを討伐。その隙に大きなランドマークをマシンロボに変えて参戦することになっている。
とはいえ生徒総出でぞろぞろとランドマークに入っていくわけにもいかない。オフィスビルとかだと中で人が働いているわけなので。
バスに乗った状態でレプリカの力を借りて、私たちは隔離世へと移動した。
一年生が乗り込むのはね?
「……本当にこれしかなかったわけ?」
「まあまあ」
キラリが渋い顔をするけど、しょうがないよ。
軽音楽部のメンバーみなさんが気持ちを込めて見渡している――……武道館。
お父さんやお母さんくらいの歳だったら間違いなく聖地だろう。
先輩たちにとってもそうなんだ。意外だし……でもいいなって思う。
憧れて、夢見る場所が明確にあるのだから。
とはいえ、ね。キラリは不思議でしょうがないみたい。
「これがマシンロボになるの?」
「なるの! マドカのイメージではね」
ちなみにどうなるのか聞かれても困る。私も知らない!
「みんな!」
マドカが声を上げた。先輩たちとスマホで連絡を取り合っているのかな? ルミナさんがマドカのスマホを受け取って代わりに話し始める横で、マドカは言うの。
「一年生の刀鍛冶総出でステージを作り、マシンロボにする!」
「そうはいうけど……どういう形状にするのかな」
みんなを代表してレオくんが問い掛ける。
すると、スマホをポケットにしまったルミナさんがいそいそとカバンから白衣を取り出して、マドカの肩に掛けた。
意図がまるでわからずどよめく女子一同。
目を輝かせる男子一同プラス女子一部。博士だ、とか呟いたらアウトだ。オタクがバレる。
「ふふ……そりゃあ、もちろん! 歌って突撃かますんなら、宇宙戦艦でしょ!」
だいじょうぶかな。きょとんとしてる人もいるよ? 私はわかるけどね!
きっと、マドカは敢えて選んだんだろうなあ。メイ先輩が文化祭で歌った、歌と恋する三角形、そしてロボットのアニメのあの戦艦を。
言ったらまんまタイトルになっちゃうので伏せるけど。
それでもなるほど、今回の作戦にぴったり当てはまるイメージだ。
あとは敢えて今は言うまい。歌に集中しないとね。
◆
木々が揺れている。強い風が吹いていた。
けれど硝子型のドームで守られたステージに立つ。
まさか天井が開いて、中央の床がそのまませりあがるとは思わなかったよね。
一年生が総出で武道館を変形させて、その下の地面ごと戦艦に変えて浮き上がるの。
地面に浮かび上がるホログラフに文字が浮き出るよ。モニター代わりだ。
『マドカ:参謀の山吹マドカです。戦端は開かれているよ。春灯たち歌部隊と一部の生徒はモニタリングを忘れないように』
『ルミナ:通信担当のルミナです。二年生のマシンロボ、緋迎家を収容して現在目的地を探索中』
『ルミナ:三年生のマシンロボ、作戦通り目的地に到達次第、登場予定』
獣耳は耳栓をしてあるんだけど、私はイヤモニというのを付けさせてもらってる。
鳴らすのが爆音だからだといいます。巨大なスピーカーを搭載した戦艦ブドウカンからもギターの音が流れ出たよ。
イヤモニから聞こえる音とタイムラグがあるらしい。獣耳がどうしても外の音を拾っちゃうけど、それでもイヤモニの音を頼りに歌えと言われてる。
「けっ……大人しく武道館で歌わせてくれりゃあいいものを」
マイクを通して聞こえてきたよ、ギターの先輩の声が。
本来は音が私たちに適切に調整して聞こえるようになってるらしい。それをするために人がいる。今回は姫宮さんが担当してくれた。音楽ずっとやってたんだって。圧倒的おぼっちゃまのレオくんの彼女で、超絶お嬢さまの姫宮さんらしい趣味。ヴァイオリンとか弾くのかな。
「曲は弾く。その時が来たら、てめえは適当に合わせろ。できんだろ、春灯」
「はい!」
用意されたスタンドマイクの前に立つ。
暗闇に包まれた隔離世の千代田区。ビルのあちこちで爆発が起きたりしている。
目を細めてみれば、そこかしこに邪の侍がいて、それを警察の侍隊が退治していた。
『マドカ:歌部隊、景気よくお願い! ただしハルはまだ温存ね。歌が聞こえるまで待って』
『ルミナ:副司令より伝達。歌部隊、演奏はいつでもどうぞ。青澄春灯は待機です』
『レオ:艦長の住良木レオだ。本艦はこれより、一時目標として新宿を目指し発進する……実家の不手際の尻ぬぐいで申し訳ないが、力を貸して欲しい』
『カゲ:こちら機関部の八葉カゲロウ! やりますよ、艦長! いつでも号令を!』
『レオ:すまない……総員、衝撃に備えろ!』
レオくんの文字が浮かんですぐ、戦艦が大きく揺れた。ふり返れば戦艦のお尻の方から巨大な炎が噴き出てる。あれが推進力なのか。みんなの気合いと根性の炎なのか。
アニメのあれよりよっぽど小型、だけど現実には十分おっきな凸型戦艦は先端を新宿に向けていた。
『カゲ:ひゅう! 揺れるね!』
『トモ:こりゃ……討伐まで霊力がもつかわかんないな!』
『シロ:それでもやる! 二年や三年においしいところを持って行かれてたまるか!』
『リョータ:マシンロボは一年生発案だもんね! 山吹さんだっけ、作戦の主軸を考えた彼女がいるのに俺たち情けないままでいられない!』
『カゲ:おっ! お前、話がわかるな!』
『リョータ:えへへ』
『キラリ:和んでる場合か! ちゃんとやれ!』
みんないつものノリだ。笑っちゃうなあ。大好きだ。
「さあ、いくぜ……警察の侍連中だけじゃねえ、邪にも響かせてやる!」
「ああ! 春灯! 魂あっためとけ。舐めた歌聴かせたら蹴り落とすからな! それから、傍観者でいても蹴り落とす!」
「いくぜぇ!」
ギタリスト先輩の呼びかけにベーシスト先輩が答える。
すぐにギタリスト先輩が叫んで、ドラムが打ち鳴らされた。
さっきの即興的な演奏……ジャムセッションで聴いたフレーズを二人の先輩が即座に響かせる。
攻めていこう。
いつでもいけるように……とか。黒い御珠に負けないように、じゃない。
先輩たちとの真剣勝負。
きっとはじめて、士道誠心に入って私は誰にも頼らずに戦うの。
勝つよ。
軽音楽部の先輩たちの心も、今夜の主役も、サクラさんの肉体も何もかも。
ぜんぶまとめて、この手に掴んでやるの!
間奏が終わる。
胸一杯に息を吸いこむ。まだ歌わなくていいって?
ごめんね、マドカ……でも歌わずにはいられないの!
「さあ、お歌の時間だ!」
今夜はオールで飛ばしていくよ!
つづく!




