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その刀を下ろして、帯刀男子さま!  作者: 月見七春
第九十九章 おはように撃たれて眠れ!

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第二千九百六話

 



 キラリの尻尾にぺちぺち往復ビンタをされながら、私はマドカたちが思案する様を眺めている。

 帰って報告したら、やっぱり案の定、当たり前に叱られたね! わかりきっていたけどね!

 普通に連絡先おしえてんじゃない! とか。店員さんがべらべらしゃべりかけてきて、うわ無理って思ったら逃げていいんだよ!? とか。なんで初対面の相手にほいほいついていってんの、あんたはぁ! とか。

 どれも正しくて異論を挟む余地がない。

 てへ!


「ルルコ先輩に相談して、名刺つくる?」

「それならいっそ、以前より構想があった相談所でも開いてみてはどうだ?」

「そうなると連絡先がいるね。もちろん個人のスマホじゃなくて、相談所のスマホが」


 マドカたちが「手間ぁかかるぜぇ? こいつはよぉ」と渋い顔で相談しはじめるなか、キラリの尻尾は止まらない。その気配がない。やわらかくてふさふさの尻尾二本が的確に頬の面に合わせて、ぺち、ぺち、と打ちつけてくる。顔の向きなんかすこしもずれないくらい、優しい力加減で。

 ちょっとしたご褒美まである。言わないけど。


「それで? 例のお姉さまはなんて?」

「ああ、本当に保護してる人だったって。さっき春灯のスマホに返信きてた」

「じゃあ、今回はたまたま、非常に運よく出会えたわけか」

「もってるなあ」


 お。私の再評価の流れキタ?


「その人形使いさんがな」


 あ。ちがった。

 引っ込んどこ。


「不届き者が理華ちゃんにした予告からすると、明日か、明後日になにかが起きるかもしれない」

「タイミングは気になるね。糸さんだったか。どういう人なのかな?」

「どういう人かは後回し! 春灯がふらふら移動した先で、たまたま会うなんてあり得る?」


 そこで、みんなが一斉に私を見る。

 ただいま放課後、寮のレクリエーションルームで二年生の主要メンバーで集まっているところ。基本的に私が名前を覚えてる人は全員いる。そして全員が漏れなく、溜め息を吐いた。


「「「 あり得そうなのが、どうにもなあ 」」」


 褒められてないよね? たぶん。

 引っ込んどこ。


「それで? 製造開発者と関係があるかもしれないってハルは見てるんでしょ? みんなはどう思うの? シロは?」

「ううん。クローンという大枠で捉えてきたから、僕たちはそういうものだと受け取ってきた。だけど、実はもっと細かな技術を寄せ集めて作ったと考えたら? 糸さんとやらが必要な理由もわからないでもない」

「でもよ、シロ。それって糸さんの技術であって、彼女の人間としての身体じゃねえだろ?」


 みんなの疑問が増えていく。私だけじゃすぐには見つけられないこと、私じゃ気づけないことも、いろいろと。私がもらったものを見せたし、糸さんから受けた人形使いの技術の習得方法についてのメッセージも、みんなにはちゃんと伝えてある。

 特別なものじゃない。ただ、それなりに値の張るものだ。


「なんっで! ドールじゃないんだ!」

「せっかくもらえるならRGとか、せめてMGとかさあ!」

「超合金もありだったろうに!」

「「「 もったいなさすぎるぅ! 」」」


 ちなみに、もらったものを置いたテーブルのそばで模型部の面々が身悶えしている。

 手だ。手のモデル。稼働する。もっといえば、デッサン用に役立つものだ。木製のもの。

 往復尻尾ビンタがぴたっと止まって、キラリが尋ねてくる。


「なんで、手? 相手の指定?」

「ううん。動くフィギュアならなんでもいいって言われてさ。それなら、手がいいかなって」


 手足のあるフィギュアだと、どれだけ動くか想像もつかない。どれほどまでに動いてしまうのかも、想像がつかない。だったら、身体の一部であるほうがいいかなって思ったんだ。

 もっともアダムスファミリーのハンドみたいに、手だけで動くのもいるから安心できるわけじゃないけどね!

 記録した霊子を宿すにしても、私が操るにしてもね。利便性が高いと思ってさ?


「手、ねえ」

「いろんな選択肢があったんだけど、私に手入れできるかなあって思ってさ」


 ドルフィーは言うにおよばず。プラモデルは組み立てられるか自信がないし、挑戦する余裕がない。完成品で動くものがいい。おまけに繰り返しになるけど、手足のあるものだと対応に苦慮するのが目に浮かぶようだ。

 車などを思い浮かべもしたけど、そうなると、今度は理解が及ばないからなあ。私の!

 だから、手。


「独特な方法ですね。霊子を注いで同化するというか、同調するというか」

「一部で同化できるなら、自分を分けて注ぎ込むこともできるって結論は、さすがに飛躍が過ぎない? 暴論というか」

「でも彼女はそれを実現してるわけでしょ?」


 日下部さんたちが盛りあがっている。

 具体的には、いったいどういうことなのか。

 木を見て森を見ず。一部を見ているばかり、細部に集中するばかりで全体が見えない。そういう意図の例えだけどさ。木は木だけでなり立っているわけじゃない。でしょ? そういう意図の例えじゃないけども。

 一部に集中するばかりで、別の階層の情報を見落とす。構成要素や視点を失う。大局を見失うのも問題だけど、細部を見失うのも問題だ。手段を頓着しなくなったら、いくらでも正当化・責任転嫁・免罪しはじめる。実に危うい兆候じゃないか。

 木が成り立つには、なにがいる? 栄養のある土? あたたかく適度な日差し? ほどよく降る雨? 昆虫や鳥の介入はどう? それだけじゃない。時間がいる。時間だけじゃなくて、その内訳もね。

 じゃあさ。それぞれには? 先はない? まさか! 鳥は成鳥として、ただ存在するんじゃない。木と同じように、実に多くのものを必要とする。土も、日差しも、雨も、昆虫も。みんなそうだ。

 多くのものを必要として、やっと、成り立っている。

 ひとつの術も同じ。

 まあでも、世の中って当たり前にそんな具合に構築されているよね。

 私たちは? やまほどの依存、やまほどの資源や支援によって、成長していく。あらゆる方向性に。あらゆる形で。困難なほうへ、あるいは厄介なほうへと成長・発達していくことだって、ざらにある。

 だれひとりとして多くの影響なしに存在していない。当たり前だけどね。

 人はいきなりいるんじゃない。

 使い潰したり、消費・利用したりする、それだけが目的の人からしたら? そんな現実、見えやしないんだろうけどさ。

 ぜんぜんちがうんだ。

 当たり前だけど。

 消費者や労働者なしに成り立つ”成功者”はいない。ひとりとして存在しない。資本家ほど、消費者や労働者に強烈に依存している。株の投資家においても変わらない。

 木だけ見ていたい人は多い。

 あまりにも大勢いる。

 私も含めて、だれにでも、そういう側面がある。

 だけど、実際はちがう。

 こどものけんかみたいに「俺は森見てますぅ、お前はせいぜい木ですぅ」みたいな論争を、大人でさえしがちだけど、どうかしてる。

 いま見えているものは、いま見えていない、あるいは見ていない、もしくは見ることのできない多くのもので成り立っている。たったそれだけのことを意図して計算から外したがるのはいったい「だれ」の、「なに」のため?

 木しか見ないのはたしかに問題。だけど、木を見ないでいいってことでもない。

 おまけに私たち、全体をふわっと見ればいいってわけじゃないからね? テレビじゃそれぞれ分担して対応しているじゃない? それこそ、森を構成するための木、木がうまくあるための土台それぞれを別々に見ている人がいて、人の集まりをきりよく分類してみんながどうか進行はどうかなどを管理する人がいる。

 学校にしたって、テーマパークにしたって、それぞれの施設がどうあるべきかを管理する人がいる。そこでなにをするか考える人、実際に日々の活動を支える人、それぞれの危機管理をする人などなど。

 まだまだ足りない。

 これって実は、とても最低限な構成なんだよね。

 余裕がない。なにか起きたら、ただちに破綻する。おまけになにか起きたときの備えをするための余力もなにもない。

 小さな店なら、実際にある編成だ。いろいろなことを店主さんだけで担っている。言い換えると、店主さんが体調を崩したら? その間、お店は開けない。雇う余力がなかったら? それどころかそもそも、人を雇って引き継ぎを行うだけの余力がなかったら? その状態を続けるしかない。

 捻出するしかないのはもうそのとおりで、だけど、それもできないくらいの自転車操業もあり得るし、そもそも「雇いたくねえ」ってこともゼロじゃない。「雇うのにかかる面倒くささがめんどくせえ」のも大きいかもしれない。

 会社なら? どんな仕事でも、属人的でないほうがいい。特定個人の抱える様々な要素に強く依存を限定していると、その人は休めない。でも実際は、属人的なことがいっぱいあるよね。もっと言っちゃうと、立場や出世をよりよくするような属人性は、むしろ「よっしゃこいや」な人が一定数いるのでは?

 代わりがいるほどいい。みんなで負担を分散できるから。だけど代わりがいるほど扱いが雑になる人は、たぶん古来から、決していなくならない。なので、代わりがいることが、ただちにみんなの楽になるわけじゃない。まだまだ足りないことがある。

 こんな具合にさ?

 情報も要素も爆盛りだ。

 一度に全部を気にしなきゃだめじゃない。だけど、全部を無視できる理由でもない。だから分担したり、段階別に調査分析したりするのだし、木を木としてちゃんと見ることができる人が、様々な木を見れるのがいい。一本の木だけじゃなくてね。そういう意味では、一本の木だけ見て森を見ず、にならないように、みんなで取り組みたいところだ。

 ひとつの事象を捉えるには、事象そのものだけを見ていてはいけない。ここまでを振り返ってのまとめだ。

 クローンだって、膨大な術で構成されているとしたら? もしも連中が糸さんを連れ去ったのだとしたら、どのようにして利用・消費しているのか。それだけじゃない。いったい、いつ、どのようにして糸さんのことを知ったのか。


「いまさら怖え吸血鬼を疑いやしねえけどさ。腹心に裏切り者がいて、情報を流してた、なんてことはねえのか?」


 神通力のあるミコさんに隠しごとができるとは思えない。それにミコさんが意図的に情報を流すとも思えない。そりゃあ、彼女のすべてなんてとても知らないけれど。でも、ないよね。さすがに。

 全体を結びつける要素を探そうとすると、ギンの考えるようななにかが必要な気がする。


「まあ、なんで連中が糸さんに目ぇつけたのかって話にはなるわな」

「彼女の能力がどれほどのものか、どこで培われたものなのか。いろいろと気になってきたね」

「同じくらい、青澄が目撃した地下鉄の男たちも気になるがな」


 みんなの疑念が尽きない。一方で、


「千葉の一件だって、なんの整理もついてないのに?」

「そっちはほったらかしでいいのかよ」


 異論もある。

 実際、ほっといていいことじゃない。どれもね。


「三年に共有できねえの?」

「いくらうちが大学部にあがりやすいからって、いちおう受験シーズンまっただ中じゃん?」

「「「 あああああ 」」」


 かといって、一年生たちを巻き込めるのかっていったら? 微妙。

 みんながみんな、御霊を宿せているわけでもなし。侍候補生、刀鍛冶として、まだまだ未熟。それはそう。みんな、去年まで中学生だったんだ。無茶を言うなって話になる。

 理華ちゃんやワトソンくんたちがすごいのであって、彼らを基準にするのはおかしい。去年の私たちはもっとぽやぽやしてたしなあ。ひとりで調査しに行くなんて、そんなアクティブさはなかった。彼女ほど調べられもしなかったしなあ。

 とはいえ、逆にいえば理華ちゃんたちには頼っていいはずだ。既にいろいろ頼んでいるのだし。それに忍びや教団の人たちにも、もっと助力を願うべきではないか。


「ぜんぶほっとけないしなあ」

「かといって、みんなに頼ればよしってことでもないじゃない?」


 マドカの発言にドキッとする。

 え、そうなの?

 いや、そうなの? じゃないな。さっき考えたばかりじゃないか。

 体勢作りをして、みんなでばらけてって、なんか既視感ある。小楠ちゃん先輩が学年の縦割りチーム編成をしようと提案して、かなり時間がかかったこととか。江戸時代にタイムスリップしたり、これまでの異変に対応したりといったタイミングで、だれが、どのように対応するかで、かなり時間がかかったこととか!

 思い出すぅ。

 私たち、ぐだぐだだった!

 というよりも、知らないよね。どうすればいいのか。

 編成するにしたって、ねえ? テーマが変われば、編成内容も変わるはずだ。あるいは小学校や中学校のチーム分けないし班分けみたいに、人間関係で分ける? それだと、テーマに特化して分けられないけど、それでいいの? でもでも、人間関係を無視して分けられるかっていったら、けっこうきつい。その場合は、人間関係のチェックとケアをできることが、管理する役割に付随する。

 実際にはそんなのお構いなしな場所もいっぱいあるんだろうけどね。それって、無視する理由にはならないからね。

 学校行事ってわけでもなし。みんなに協力してもらえるかっていうと、けっこうきつい。モチベなしの人に頼れることでもない。それにモチベがある人にしても、モチベそのものが人によってちがう。

 言いだしたらきりがないけど、無視して進められるわけでもなし。

 完璧主義のなにが問題か。ここまでの整理で余りにも明白。全部を気にしてられないし、だけど全部を気にして調整できたほうが柔軟性が増すし。やーねー。


「生徒会と一年を呼んで相談だね」

「そんなことやってる場合かよ」

「やらないわけにもいかないでしょ? 事件は現場で起きているとしても、会議も必要なの」


 カゲくんのツッコミをマドカが一蹴する。

 責任分担とか、情報の集約と拡散とか、方針の決定とか。まあ、実際、会議は必要だ。ライブ感、ノリと勢いだけじゃ限界がある。手段として活用してなんぼのものだ。

 現にいま、既にもう、てんやわんやになっている。このごちゃつきを整理して、だれがなにに集中するか方針を立てないと、もうちょっと、タスクが多すぎて無理だよね。心なしか私の思考もとっちらかっちゃうくらいだし、みんなもけっこう混乱しているのでは?


「でも、猶予は今日と明日だけなんだろ?」

「予告が本当だったら、だけどな。別口かもしんねえしさ」

「そうはいっても、ねえ?」


 ほら。話し合いですらすれ違う。

 もっと人数が増えてごらんよ。もっとすれ違うよ?

 だから政治の出番になる。

 政治って、そもそもなに? 私たちは意思を統一することなんてできやしないくらい、当たり前に、みんなちがう。多種多様な人生、体験を、多種多様な価値観や論理、考え方や感じ方をする人が集まっている。みんなちがうから、なにかひとつのことを協力するっていうだけでも、大事業になる。

 人の集まりを社会と呼ぶなら、社会は全員の意見の一致をみるのは不可能だし? 多数派が正しいなら地球は平らで、世界は木火土金水から成り立っていて原子も分子もなかった。

 私たちはとことん、意志の疎通を図らなきゃならず、批判的でなきゃ危うくなる。でも、意志の疎通そのものが意見の衝突を生むし、批判を行うつもりで中傷ばかりになる状況を生み出す。

 ルールを策定して、ルールのもとに意見の統一や考えをまとめることを目指す。これがいわゆる政治システムだけど、もうこの段階で、ルールがどうか、まとめ方がどうかで揉めるのが? 私たち人間だ。

 システムは常に万全でも完璧でもないので、システム変更をしたくなったり、せずにはいられない人や、その集まりが出てくるし? その逆に、維持したい、守り抜きたい人や集まりも出てくる。

 すると、またしても衝突が生じることになる。

 ジレンマが伴うんだ。

 完璧じゃないなら、万全でないなら、なくしたほうがよくないかっていう人さえ出てくるから?

 けいおす! けいおす! うるせえな! ってなりがち。

 かといって「うるせえ!」で通すわけにはいかない。だから、私たちは話しあう。政治システムを活用する。

 ぷちたちと私。私とカナタ。カナタとシュウさん。たとえばこれくらいの規模感でも、政治システムは生じる。ぷちたち同士でだってあるだろう。

 そのときの権利や権限、そのありようはどうあるべき?

 もちろん重要な議題だ。

 ジレンマが伴う政治、そのシステム、システムにまつわる種々様々なものは、常に完結せず、完璧でも万全でも万能でもない。

 絶対的なものを持ち込む人は多い。神さま。王、貴族。血筋。伝統。人気や受け。多数派。でも、先に述べたように、それらはすこしも絶対的なんかじゃない。絶対的に捉えたい人がいるだけ。

 政治およびシステムを駆使する。私たちはともだちとふたりでいるときでさえ、意見のやりとりや、その対応においてさえ、無縁ではない。どうするかっていうのが、けっこうポイントになる。

 意見を伝えるときのコツは? 相手の人格を傷つけない、事実に基づいて話しあう、感情を否定せず大事に扱う、情報の間違いには誠実に対応する、カッとしないし怒鳴らない、怒ったときはちゃんと謝る、相手の意見も素直に聞く。このあたりは「図解 はじめて学ぶみんなの政治」晶文社にて触れられていることだ。まだまだコツはあるよね。人種や性別、年齢、体型などを”イジらない”し揶揄しないなど。

 こうしたコツができるからこそ、コツを利用する人を消費・利用して、自分の意見を通すための術なんかもできてきちゃうから、コツさえ常に万能でも完璧でもない。この手のコツがなんのためにあるかを無視して崩してくる相手をどう見るかも議題にはなるけどね。

 様々な立場の代表者は必要? それぞれの意見をどう集める?

 常にゴールは遠ざかりつづける。終わりはない。

 衝突に留まらず、対立することさえある。

 それでも私たちが共同体でありつづけることは、だれにもやめられない。

 政治の問いは、あまりにも多すぎる。いまの私たちが抱えるものよりも、ずっとたくさんある。

 避けて通れない。余裕のあるときにやっとけばよかった~! と、何人かの顔に書いてある。とりわけマドカ、レオくん、姫宮さんの顔にはくっきりと。


「アクシデントを想定しきれるものではない。諦めずに動こう」


 タツくんが手を強く叩いて促した。

 そこでマドカが仕切り出す。飛び上がるほど驚いて、尻尾が逆立った状態で。ちなみに私とキラリも、狛火野くんも似たような状態である。獣憑き、突然のでかい音にびびりがちぃ!




 つづく!

お読みくださり誠にありがとうございます。

もしよろしければブックマーク、高評価のほど、よろしくお願いいたします。

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