第二千七百五十七話
真夜中に春灯ちゃんからメッセージが届いた。
理華ちゃんへ、で始まる。一対一のメッセージなのに、律儀。
明坂のおねえさまことミコさんと会い、いろいろ話したそうだ。
そこで共有した情報を私にも送ってくれた。
ひととおり眺めてから、寮部屋の壁のボードを睨む。
社長たち、春灯ちゃんを過去に襲った男、魔術師が会った政治家の息子を撮影した写真を貼りつけてある。他にも関与を疑い貼りつけた人物の写真は多い。大量のメモ書きもぺたっと貼れる付箋で、何枚も。
「俺のっすか?」
バスルームから瑠衣が顔を覗かせる。シャンプーの途中のようで、淡まみれだ。
「ちがいます」
「そっか」
「髪、ちゃんと流してくださいよ。バスタブも」
「もちろん」
扉を閉めて引っ込む。すぐさまシャワーの音が聞こえる。
今日は美華も聖歌も来ていない。だけど色っぽいことをしたわけでもないし、その予定もない。
ベッドは綺麗なものである。対する自分はパジャマ姿で唸っている。
テーブルには今日、瑠衣が持ち込んだ資料がずらりと並ぶ。
日本にはとことん目立たない場所に療養所を構えて、日常生活が困難になった人たちが暮らしている。怪物憑きとでも呼ぼうか。四肢がない変わりに身体が三倍近くに膨れ上がって、身体に目がいくつも生えている状態の人とか。赤ん坊サイズの手足が身体中からびっしり生えている人とか。頭部が五倍ほどに膨らんで、首から下に角がやまほど生えている人とか。他にもいろいろいる。
明坂が支援している施設もあれば、我らがお姉さまが過去に関わった企業が支援している施設も多い。
だが、なんであれ一般の人が紛れ込まない山奥や谷底なんかにぽつんとある。
瑠衣と手分けして行けるかぎり訪ねては、名前だ過去だを聞く。
侍隊だった人。四校の卒業生だった人。基本、隔離世に関わる人は、このどちらか。だけど、療養所の人の大半はちがう。では彼らはいつ、どのようにして、そのような身体になったのか。元に戻れずにいるのか。
話せる人は少ない。話したくない、話したくてもしゃべれない人は多い。
だから情報はろくに集まらないが、アルバイトだなんだで集められて、妙なことをされたと話す人がちらほらいた。残念ながら記憶が曖昧で、なにをされたのかも具体的に覚えている人はいなかったが。ではなぜ妙なことだとわかるのかといえば、気づけばいまの姿になって、街中に捨てられていたからという結末になったからだという。
なぜ記憶が曖昧で、気づけば捨てられていたのか。睡眠薬かなにかを盛られたのか。気絶させられたのか。問いは立つが答えはわからない。ただ、彼らから確認できた日付には、一定のまとまりがある。
五年前、十年前。十二年前。確認できた範囲で周期は曖昧だが、一定の日に集中していることだけはたしかだった。
テーブルの上、ウィザードが緋迎さんに提供したファイルの写しがある。尾張シオリさんがコピーを用意して私にくれたのだ。元本はどうやらウィザードの手元にありそうだ。警察に渡したものさえ写しなのだろう。
この資料には彼の会った男の父親の政治活動や、男の支援者、関係者らがまとめられている。男の父親の所属する派閥、派閥を支援する経済団体、宗教団体。宗教団体には新興宗教団体も含まれる。そこには当たり前のように永霊英雄会の名前があった。他にもいくつか記述されている。CSKDさえ含まれている。おまけに指定暴力団の名前さえあった。ひとつやふたつじゃ済まない。政治家と暴力団なんて、そりゃあ表沙汰になったら問題視されるけど、実際には一定の協力関係にある人もいるだろう。
金権政治を是とするということは、金による介入および得た金で多くを従えていくことに繋がる。金は力だが、金だけが力なのではない。人の数。暴力。脅し。脅迫。ゆすりも力だ。国庫の金を政治に使えるようにまで腐敗を持っていければ? 使える手札は増えていく。軍を掌握できれば? やはり同じだ。そんな情勢は昨日今日、始まったことではない。私が生まれるよりずっと以前から、ずっと攻撃されつづけているものだ。自らの翌で頭が馬鹿になるくらい、権力は蜜の味がするのだろう。
ずらりと並ぶ支援団体の中には過去に事件で騒ぎになって消失した会社の名前もあった。
「ふむ」
渋谷で声かけや相互補助の活動をして久しい。
であれば渋谷の噂も、かつてあった問題も見聞きすることがある。
そのひとつが「プチエンジェル」事件。成人男性が小学生たちに声を掛け、アルバイトを持ちかける。成人男性の家に行ったりして、相手となにかをしたら高額の報酬がもらえるというもの。その中にはデート、下着の売却、裸の写真さえ含まれる。性行為さえあったかもしれない。
クラブでバイトをしていたのは十五歳未満、一桁年齢の子さえいたかもしれない。
警察が捜査を進める中、男は練炭で自殺。真相は明らかにならず、メディアもあまり大々的に騒がなかった。犯人男性の父親がメディアのそれなりの地位にいる人物であることも、この事件の憶測を呼んだ。
残念ながら、こうした未成年、とりわけ幼い子たちを狙った性的接近、犯罪は他にもある。
ジュニアアイドルと呼ばれる子たちがいる。私とたいして変わらない歳の子もいれば、小学一年生くらいの子もいる。そういう子たちが水着になってグラビアを撮ったり、握手会をしたりする。なかには成人男性のファンと個人撮影をしたり、ふたりで出かけて撮影をしたりすることさえあるようだ。親の付き添いもなし。なにが起きても、こどもは抵抗しがたい状況である。これを問題視する向きがあるし? 実際に私も撮影している男性を目の当たりにしたことがある。おまけにファミレスチェーンでは、幼い子を対象にアイドルデビューだなんだを誘う広告が置いてあったりもする。
そんなご時世が長く続いているのだ。
当然、似たような集まりは他にも存在する。
私が見つける前の聖歌のように、ひとりで活動していたら遅かれ早かれ警察に補導されるかなにかする。隔離世対策室にうつる前の佐藤さんのように、警察にも意識して見回っている人がいるのだから。
だけどグラビア活動や撮影会の手配をしているのが個人とは限らないように、あるいは「プチエンジェル」事件のように未成年、とりわけ幼児から始まるこどもたちへのデート斡旋会社なんてものがあったくらいだ。組織だった活動となると、これを見つけて取り締まるまでには時間がかかる。
他方で近年、不登校児童が増えている。
家に居場所のない子も、必然的に増えている。
男女問わず、お金がいる。だけど彼らはあまりにも幼く、アルバイトさえできない。
家出には限界がある。ともだちの家を回るのだってそうだ。
出会い系だなんだ、ネットのサイトは豊富。アプリも増えるばかり。なかにはそうしたところを利用している子もいる。相手がこどもだと気づいたら通報するなり帰宅を促すなり、真っ当な対応をするおとながいれば問題はない。
しかし、男たちはこどもを買う。
全員ではないが、少なくない男たちが買う。
そうして得たお金で今日をやり過ごすこどもがいる。セックスありだろうとホテルに泊まれるのならそれでいいというこどもさえいる。
こどもたちをそこまで追いつめる状況がある。
男の子たちと組んで美人局みたいに活動している女の子もいるけれど、こういうのは全員でないにせよ一部の男性が警察に泣き寝入りをしはじめるので、程なく逮捕沙汰になる。
だけど全員じゃない。
春灯ちゃんが空飛ぶ城で見た性接待の実態を踏まえるに、こどもたちを集めて利用しているクズが他にいるのではないか。
そんな黒い噂に繋がる名前と一致している。
支援団体の中にある名前とおんなじだ。
噂で聞いたかぎり下は小学一年生。上は高校三年生。見事に法律で問題になるライン丸ごとぜんぶをカバーしている。最悪、もっと年が下の子さえいるかもしれない。
海外に実例がある。
大富豪ジェフリー・エプスタインによる、性的人身取引と共謀罪、なにより性加害が行われていた島での犯罪行為だ。エプスタインは富豪ゆえに島を保有していたが、その島で実に多くの性加害を行っていた。のみならず富裕層や政治家らを招き、人身取引を行い、性加害を斡旋していた。彼には黒い噂が絶えない。顧客リストなどをはじめ、公開を求められる情報は多い。そもそも彼がどうやって財を成したのかにおいても疑問の声が多い。
ところで魔術師が会った政治家の長男と結びつく、ひとりの若手議員がいる。さしたる実績がないが、彼の始めた法人事業に数億もの支援金が提供されている。現職総理の関係者による厚い支持を得ているそうだ。事業には活動実績がない。一切ない。ではいったい、なにをしているのか。支援金の出所と、その正当性は? ないならないで、どれほどの寵愛か利益の繋がりがあるのか。
「お待たせっす。だいじょぶっすか?」
「陰謀論のろの字まで浸かっている気分です」
「うわ」
風呂から出てきた瑠衣の反応に気が滅入る。
私の愛用シャンプーの匂いが漂ってきたあと、汗臭さを嗅ぎ取ってぎょっとしてみると、部屋にやってきたときと同じジャージを着ていた。
「ちょ、着替えてくださいよ。汗臭いんだから」
「へえい。部屋に行ってきます」
「シャンプーの無駄!」
「急いでいきまぁす!」
「汗掻かないように! 湯冷めしないように!」
「わかってるって」
とっとと逃げを打つ彼を見送ってから、ため息を吐いた。
足を使って情報を取ってきてくれたことには感謝するのだが、それと衛生観念の欠如は話が別。
ソファの背もたれに身体を押しつけて、足を組む。
「人を作る。作れるなら、利用する。作る前から既に利用しているのだから」
永霊英雄会をはじめ、彼らを取り込んだ政治集団は英雄の生成を目指していた。
それとは別に極右とみられる政治家らを中心に「人の考えを読む力」の獲得を目指して、人為的な霊力開発に取り組み始めた。警察関係者が率先して身寄りのない子たちを取り込み始めた。
これらが合わさって、あらゆる実験、あらゆる取り組みが加速化していく。
私の知るかぎり、まさにその「人の考えを読む力」の持ち主が存在する。明坂ミコその人だ。もしかしたら他にもいるかもしれない。けれど、彼女がそれを明らかにしてくれることは希有なこと。そもそも彼女がそこまで密に接する人自体が限られている。恐らくは他の、同じような力の持ち主たちも積極的には明らかにしていないだろう。
いまも霊力開発に勤しむ連中がCSKDさえ抱えて、転じてそれは永霊英雄会をも取り込んで、活動を続けているというのなら、彼らは望みの力を得られていないのか。
だが春灯ちゃんを通じておねえさまからもたらされた情報を整理するに、異なる能力や変化においては実現しているようだし? 逆に、それまでの失敗例として、なにがあるのかを考えると、ね。
どうしたって連想する。あくる日、アルバイトのつもりが身体がまるごと変えられて捨てられた人々と繋げずにはいられなくなる。四校での介入をやめたあとか、あるいはやめる前から既に、民間で実験をし始めていたのではないか。
そもそも霊力開発がどのような形で行われていたのかがわからない。
円滑に進んでいたとも思わない。
技術開発には失敗がつきものだ。つまり少なからず失敗していくということだ。
連中の求める「人の考えを読む力」を「だれ」がもつのか。開発した者を利用する? それとも、能力を抽出して、特定人物に与える?
後者を目指して開発しようというのなら、それはどのような段階を経て、どのような形で実現するつもりなのか。それによって、実験内容は大きく変わる。
なにをどうすれば、他者の霊力を注げるのか。
それはいまも続く取り組みなのか。
あるいは、別の方法を見つけたのだろうか。
『答えはないが、欠片はないか?』
指輪の問いに、左手を握って口元に当てる。
「社長たちからふり返りましょうか」
彼らの行動、彼らが残した情報には、多くの要素が残されている。
もっとも彼らがどこまで、自分たちの目的で行動していたのか、あるいは彼らの創造者の指示に従っていたのか、反抗していたのかがまだ明らかではない点が非常に気持ちが悪い。それでも、すべての行動において、創造者らの命令で活動していたようには思えない。
私たちが観測しているかぎり、彼らがことを起こした最初の一手は異質な連続殺人事件。私の友人と伴侶の殺害のみならず、数えきれない赤ん坊の亡骸を集めた殺人現場を私はいまでも忘れられずにいる。
そのあと、ビルの連続爆破事件。ここでは謝肉祭遊園地が発見された。俗に言う秘宝である。あらゆる秘宝は霊力の成長、発展に伴い顕現する物品と言える。士道誠心学院高等部が所有する御珠も秘宝のひとつである。現代で秘宝を生み出したのは、私が知る限りでは春灯ちゃんだけ。だが、世界に裾野を広げれば、もっといたとしても不思議ではない。ただ、日本でもしも春灯ちゃんひとりしかいないのなら、そうたやすくつくり出されるものではない。
社長たちが活用する爆破技術は人体の加工術であることも判明している。人体を別のものに変えて、元に戻ろうとする霊子を無理やり抑えつける。抑制に抗えなくなった途端、爆発を引き起こすのである。
『気がつかないか?』
まだ途中なのに割って入るのは無粋ですよ。
指輪を睨みつけてみせるのだが、私も気づいていた。
「秘宝か」
社長たちはある程度の段階まで、彼らを作った者たちの指示に従って動いていた。
人間の調達。実験の後始末。彼らが動くことによる、自律行動が可能なクローン生成体らの能力実験。だいたい、このあたりが狙いじゃないだろうか。
だが、それよりも気になるのは、彼らがいたとおぼしきビルから見つかった謝肉祭遊園地だ。
繰り返す。これは秘宝だ。人の霊力から生み出されるものだ。特別な力を持つものなのだ。
日本にはかねてより御珠があった。これも秘宝だ。
言い直すと御珠以外の秘宝を、私たちはろくに知らない。
彼らも同じだった可能性がある。
しかし、謝肉祭遊園地を知れば話も変わる。
それこそ「人の考えを読む力」を持った秘宝を生み出せれば?
いちいち人を支配して、監視し、裏切られるかどうか気にする必要がなくなる。
人である必要性がないんだ。
そのほうが便利じゃないか。
『矛盾はあるがな』
人を介さないと秘宝に至れない。
どうすれば秘宝を作れるのかもわからないし、その間は人を利用するほかにない。
それに実際、社長たち「人間を作っている」点に変わりはないのだ。
人を作り、使いながら、同時に人でないものを求める。
手間のかかる、胸くそ悪い、人でなしの発想だ。
「素材となる人を使わないとならない」
『それゆえに人を作る。古より人は商品になるからな』
奴隷売買。貿易。
日本でも人買いはいた。女衒もいた。
今日では派遣や就職の斡旋企業にとって人は商品だ。利用者から金を取るのではない。商品がほいほいとやってくるので、商品を欲しがる客に売るのである。派遣も就職も、その斡旋先からお金を取る。人はすでに長らく商品になって久しい。
「矛盾はまだある」
製造・開発者の思いどおりになるような人間は結局、たいした霊力を持たないのではないか。
秘宝を生み出す霊力の条件はわからないが、並みの有り様では秘宝に至るまい。
なにかしらの特別な条件を満たさないかぎり秘宝に至らないのだとしたら?
製造・開発者にとって都合の良い人足をいくら量産しても、秘宝には届かない。
商売にはなるだろうが、用途が異なってしまう。
では秘宝を生み出す者をどう作る? あるいは、どう試す? どう用意する。
表だって行えるような、そういう実験じゃない。
では秘密裏に、どれだけの規模で、どのようにして行うというのか。
奴らはいったい、どこに、なにに、だれに目をつけた?
無作為に人を集めて、無計画に霊力を刺激するなにかを、無思考で試すなんてことはしないはず。
『城には赤ん坊が浮かべられた水の柱があったそうだな』
城そのものが人体で作られていた。
異様な霊力を用いて。あるいは秘宝があったのかもしれないが。
だとしたら、秘宝は作られていた?
けど目的のものが作れるのか。私には成功しているようには思えない。
いまの政権は問題を量産しつづけている。一方ですべてを掌握しているとは、とてもじゃないが言えない。春灯ちゃんに八尾の狐を押し込んだ、あの男が国会議事堂前に現れた、あの日、議員たちと先日のクローンとの入れ替わりが私たちをはじめ、ごく一部に確実に発覚した。けれど、それにしたって与党が中心であって、野党議員は割と蚊帳の外だった。
掌握を企てるのなら、野党議員ほど目障りで邪魔だろうに。とりわけいまの与党が嫌いな具体的な党もあるが、無事なままだった。
連中が企てる憲法改正も遅々として進まない。掌握できているのなら、とっくに好き勝手しているだろうに。国民投票に関する要件にしても改悪を企てて、成功している。
国民投票を選挙と同じようにしようとしたのだ。
最低投票率の設定がない。
どれだけ投票率が低かろうと、結果として投票内容が支持多数であれば、それを結果にしてしまおうという改悪だ。投票率が低くてもいいのなら、投票率が五割を切り、国民全体の支持率が三割を切っていようと、与党になれる。大量の議席を獲得できる。そんな、いまの選挙のように国民投票を改悪された状態だ。実質的に、与党のやりたい放題になる。
これに反対してきたのは野党だけではない。日弁連をはじめとする弁護士団体をはじめ、非常に多くの人々や団体が、これに待ったを唱えたし? 廃案にするよう求めていた。けれど、既に成った。憲法に反した内容でもあるが、成った。批判点はかなり多いが、既に成った。
そのときの首相は、いまと同じ人だ。三期目となる人だ。
春灯ちゃんが覚えていられる範囲で、お姉さまから聞いた話のなかで出てきた極右の人と強烈な結びつきがあり、もちろん同じようにカルトと結びつきの強い人である。
それでもまだ、彼らは法案をなんとしてでも通して、変えて、骨抜きにしていかなければ、歩を進められずにいる。現時点で取り返しのつかない状態にはなっているが、そのすべてを切り崩せているわけではない。
だから秘宝が作られているとは言えないと考える。
『あるいは製造している連中が、いまとなってはそこまで密接に繋がっていない可能性もあるな』
もちろん、その可能性も否定はしない。
いつなにがどうなってもおかしくないこの国で、いつなにがどこでどれほどどのようにして行われているのか。探るにしても気が滅入る。
なんにせよ。
「秘宝作りの可能性」
謝肉祭遊園地を保管していた。
そもそも日本には御珠が四つもあったのだから、思いどおりの秘宝を作ればよいのだと思い至る可能性もある。秘宝は御珠しかないわけではないのだ。
人の考えを読む力をもつ秘宝。
それだけではない。霊力から秘宝が生じる可能性に気づいたなら、どんな霊力でさえ秘宝にできる余地がある。実現できるかどうかは別にして、作れるように挑むことは可能だ。
それがどれほどの人間を破壊するのだとしても、連中ならやりかねない。
つづく!
お読みくださり誠にありがとうございます。
もしよろしければブックマーク、高評価のほど、よろしくお願いいたします。




