『六地蔵とプレスマン』
掲載日:2026/10/09
あるところに、六地蔵が立っていました。あちこちにありますので、どことは特定しません。ある日の夕暮れ、慌てふためく母親が、まだ言葉もしゃべれないような子供を抱いて、六地蔵にお参りに来ました。この子がプレスマンの金属部分を飲み込んでしまいました。おなかを傷つけないで、出してやってください。母親は熱心に祈ります。
子供が、急にせき込んだかと思うと、細長い、胸に差すときの金具を吐き出しました。口ものども傷ついておらず、すやすや寝てしまいました。先端部分の円錐形の金具は、別のところから出てきました。
母親は、六地蔵に深く感謝して、プレスマンの金具を奉納しました。それを見て、近隣の村の人々は、そんなものかと思い、子供の腹痛に御利益があると、プレスマンの金具を奉納するようになったのでした。
教訓:自分でつくった伏線を、自分で回収するのは気持ちがいいものである。それを、二次創作で、しかも、何作もまたいで実現するのは本当に気持ちがいいものである。




