会社帰りの結末
誤字ミス報告宜しくです
「………ここどこ?」
何故か目の前には白い壁で紅色の屋根が付いている大きな屋敷?がある。
会社の帰りに家に置くための薔薇を買って帰ろうとしたところまでは覚えている。
でもこんな屋敷のところに来た覚えはない。
最初は流行りの異世界転生的なやつだと思ったけど見た目は変わっていないし、死んだ覚えもない。
しかも何故か屋敷の周りには色々な薔薇だけが咲いている。
まぁ私は薔薇が好きだからいいんだけど。
薔薇に注目していて気づかなかったけど「結構綺麗な屋敷だなぁ」
と言った直後
「まぁ、なんて嬉しいことを言ってくれるんですね」と体の上に薔薇が乗っている人が後ろから話しかけてきた。
後ろから来たので驚いて体が「ビクンッ」と跳ねた。
「誰ですか?」
「ん………………強いて言うなら管理人ですかね」
と薔薇の人が言った
「名前がないと不便ですから私のことはローズとでも読んでください」
「あの、なんで私ここに「その話は中でしましょう」
そして中に案内された。
屋敷の中にある一式に案内され、椅子に座った。
ローズさんが私に対してお茶を淹れてくれたので「ありがとうございますと言った」
「さて、まずここどこという話ですかね」
「……はい」
「ここはですね、貴方が想像している場所です」
「多分ですが貴方、虐められていたでしょう?」
「………」
「無理して言う必要はありません」
「私、仕事が……」
「でもここですと虐められませんし、貴方が好きな薔薇を眺めていられるんですよ?」
「ウッ」
確かに虐められると辛く、苦しく、悲しい。
「どうしてもと言うのであればここで死ねば出ていけるかと」
そして私にナイフを渡して「刺すなら左胸のココですよ」と助言をした。
「やるならら頑張ってください」と笑顔で言った。
その渡されたナイフで自分の左胸を刺して倒れた
「ここにいれば幸せでいられるのに」
私の意識が無くなると同時にローズさんも枯れていったような気がした。
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「放送です。一昨日の午前9時ほどに◯町の◯丁目の交差点付近の花屋にトラックが追突して男性二名、女性一名が病院に搬送されました、男性二名が重症を負い、男性一名は植物状態になり、女性は死亡が確認されました。」
「次の放送です。…………………………」
感想書いといてくれると嬉しい