リサイクル
私はものをよく買うと、このエッセイでも書いているけれど、生活に必要なものに限っては、ほとんど買わないでいる。
よく買うものといえば、本やCD、DVDなどの娯楽のものだったり、貯金箱などの小物が主だ。
これはつまりなくてもいいものだし、今はサブスクや電子書籍がありモノとして持っている意味のなくなってきているものだ。
あとはサトちゃんやケロヨンなどの製薬会社のソフビフィギュアやペコちゃんの小さい人形といったもの。
こういうものにはお金を出してしまう。
まあ上限や加減というものはあるけれど。
一方、買わないでいる生活に必要なものというのは、冷蔵庫やテレビなどの生活用家電のこと。
生活を始めるに当たって、一番最初のときは新生活フェアみたいなので一式購入した。
しかし時間が経つにつれ、買い替えの時期がくる。
だが私は家電を買い替えたことが一切ない。お金をここには使っていないのだ。
私の電子レンジが壊れてしまうということがあった。扉が閉まらず、加熱することができないという事態に陥っていたのだ。
それを話したら、職場の女性から捨てる予定だったオーブンレンジをいただいた。
その女性はちょうど結婚するところで、家電を一人暮らし用から家庭用に買い替える時期だったのだ。
ついでに炊飯器とオーブントースターとホットカーペットと体重計をいただいた。
炊飯器に関しては元々持っていたけれど、私のは釜がちゃっちくて炊きあがりのお米も美味しいとは言えないものだった。安く買ったものだったので、しょうがないと思っていた。
しかしいただいた炊飯器の釜は立派なもので、炊きあがりはもちろん、一〜二時間保温しておいても美味しいお米で食べられるいいものだった。
だから私は炊飯器を二台持っている。
無駄のように思えるが、これがなんと素晴らしく実用的だった。
話がそれるけれど、私の家はプロパンガスで都市ガスの三倍も四倍もガス代がかかる。
なのでガスを使わないでいかに料理をするかが大事になる。
そこで炊飯器の登場だ。
カレーやオートミールなんかはもう炊飯器で作ってしまう。これは棚ぼただった。
片方でお米を炊いて、片方で調理をする。
私に限ってかもしれないけれど、炊飯器の二台持ちは実に効率的で経済的だと言える。
話を戻そう。
私が家電をいただいたという話が他の職員にも伝わり、マイホームを購入するという女性の職員から、買い替えのために捨てようと思っている冷蔵庫はいらないか? と聞かれ、即座にいりますと答えた。
運ぶのに苦労したけれど、冷蔵庫が一回りも二回りも大きくなった。
嬉しかったのは冷凍庫が大きくなったこと。これでいろんなものが長期保存できるようになった。
料理をますます好きになる要因になった。
他にもダイニングテーブルとイスのセットをいただいた。
元々使っていたテーブルもあったので、私の部屋にはダイニングテーブルが二台ある。
片方はパソコンを置いて机代わりに使用していて、もう片方は本来の使い方の食事用としている。
これが私の部屋にイスが多い理由だ。
同級生から、引っ越しにあたってテレビを買い換えるからいらないか? と声をかけられ、二十二型の液晶テレビをありがたくいただいた。
三十二型の液晶テレビを持っていたので、いただいたテレビはサブで使っている。
それぞれにPS3とPS4を繋いでDVDやアマゾンプライムビデオを見れるようにセッティングしている。
このとき他にもブラインドカーテンをいただいたが、設置が難しかったので、まだ使用していない。
他にも知り合いからアイロンや掃除機もいただいたけれど、故障していたのでこっそり処分した。
私の周りでは、何かを買い替えるとき、私に一声かけてくれる。
捨てるにもお金のかかる世の中だ。無料で引き取りに行くというとありがたいらしい。
どっかの業者かと思うけれど、完全にウィンウィンと言える。
ぜひ皆様も処分の際は「節句リサイクル」へご連絡ください。