表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
87/466

鬼の首を取ったよう

今日はダメな日かも知れません。

朝から憂鬱な気分で家をでた私は、学校に到着するもどこか気持ちが集中できずにいました。

私はとある中学校の教師をしています。この学校に来てから5年目になり、案外教師として長くなってきたなと思い始めてきました。

そんな私ですが、絶賛萎え萎え中でございます。

体調が悪い……のでは無いのですが、来て早々に忘れ物が発覚してしまい、そういう時は決まってミスが増えていくのです。

「ーーんせ……先生!」

「はいっ?!」

「どうしたんですか?あんまり体調が良くなさそうですけど」

「ああ、大丈夫ですよ。ありがとう」

廊下でボーっとしていたら生徒にまで心配をかけてしまいました。しっかりしなくては。

一時間目は……二組ですね。

中に入ると時間前なのにしっかりと着席していました。偉いです。

「始めますね。今日は前回の続きから行きます」

ちなみに、私は数学担当です。こう見えて。

友達からは理系って感じしないとよく言われます。

とりあえず先に問題を黒板に写して……

「時間を取るので各自解いてください」

授業がスムーズに進行できるように、範囲内の問題は既に別のノートに書いてきています。

が、待っている時間に黒板で自分でも解いてみます。

「はい、時間ですね。どうでしょう…答えはあっていましたか?解説していきます」

そう言って黒板に向き直り、自分が解いてきた場所をもう一度遡っていきます。

「先生ー!そこ間違ってます!」

「えっ?!あ……ホントですねすみません。ありがとうございます」

やってしまいました。

通りで何か違うと思ったのです。

符号が逆でした。

訂正して再度解説を続けていくと、またしても別の生徒から声が飛びます。

「そこも違うよ先生!今日は俺の方が頭いいかも!」

「ほら、あまり調子に乗らない。うーんでも確かに違いますね。ありがとうございます」

一時間に二度も間違えるとは……ダメですね。集中しないと。


「はぁ…」

何とか一時間目を乗り切った私は、そのままの足で2時間目の教室へと向かいます。

「次は6組ですか」

ガラガラと扉を開け、教卓に荷物を置き準備に取り掛かります。

このクラスは少し授業が遅れているので準備に時間をかけないようにしなければ。

「早速問題を解いてください。問3からですね」

「そこ昨日やった!せんせー間違えてない?」

「………これ別のクラスのメモですね。6組は…問4からでしたか。すみません」

一言謝ってから私も黒板に板書していきます。

今回は間違えないようにノートを写していきましょう。

数分後、問題の解説を始めます。

「ここはですね……」

「そこ答え9じゃなくて4だよ!」

「4……あ、見間違えました」

とまぁ、今日はずっとこんな感じで、生徒からの指摘のオンパレード。

なんでしょう。今日はダメな日確定でした。

気分も下がっていきましたが、どうにかこうにか無事に一日が終わりました。

毎時間生徒からの指摘が絶えなかったですが。

唯一の救いは、生徒が先生の間違いを見つけ出すのが嬉しいのか、指摘が出る度に得意げで満足そうな顔をしていた事でしょうか。

普段はこんなにミスはしないんですけど……。

今日は帰って早く寝ましょう。そうしましょう。

私はそう決心して、今日忘れたテストの答案を紙にメモしてから、家の帰路に着くのでした。



鬼の首を取ったよう : まるで鬼を討ち取ったとでもいうようにという意味で、偉業を成し遂げたと言わんばかりに得意になること。

たまに「2月の第二月曜日」や「定休日 毎月第二月曜日」と言う表示を目にするのですが、昔からピンと来ていなくてですね。

"第二月曜日"とは、『その月の2週目の月曜日』なのか、『その月の2回目の月曜日』なのかふと疑問に思うことがあります。

普段は気にしないですけど、お店の定休日などは知っておかないと問題ですよね。


どうも、そんな事を布団に入って目を閉じてから考え始め寝れなくなった、深夜翔です。

何故なる前に限って思い出してしまうのか。

ふざけやがってコノヤロー。おかげで寝不足なんですけど……

寝る前は無心で。おやすみなさい。


ではまた明日……さらば!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ