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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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小田原評定

「先輩、おはようございます」

「おっす、おはよう」

この会社に入ってもうすぐ1年。忙しいながらも一生懸命働いてきた私はようやく一通りの仕事を覚えた。もちろん仕事に"いつも通り"なんて言うのは無くて、常にアドリブと知識で難を乗り越えなければいけない。

窓口に居れば、電話や相談、話す相手によって対応も態度も変わってくる。デスクに向かっていても、分からないやり方にアプリ、メールの返信の仕方まで時と場合で変化する。

強いていえば、回数をこなすことで対応に慣れていくことくらい。

私はまだまだ緊張感が拭えない。初めよりはまともになったと思うけど。

「そうだ、この後会議で先輩はほとんど抜けちゃうから、困った事があったら言ってね」

「分かりました!」

ただ、会社の人は皆優しくて、内容も一から丁寧に教えて貰った。それだけじゃなく、食事や買い物に一緒に行ったり、趣味の話もできる。

まぁ…ミスった時は怒られるけど…。

今日はデスクでパソコンと睨めっこの日。

元々あんまり機械が得意では無かったから、覚えるのはとても大変だった。

今もミスが目立つのはこの作業だしね。

「頑張りますか〜」

うんっと手を伸ばしてやる気を出す。

後は根気よく集中して取り組むだけだ。


ようやく昼休み。

凝った肩を叩きながら廊下に出ると、疲れきった顔の先輩たちとすれ違った。

「お疲れ様です。会議はどうでしたか」

「ん〜お疲れ、ぜんっぜん進展なし。今回は無駄だったね」

「やっぱり新しい企画は中々進まないんですね」

「それもあるんだけどね、ここだけの話、お偉いさんのご機嫌取りに手間取ってるみたいよ」

少し姿勢を低くすると小声で話す。

「ご機嫌取り?」

「そう、大掛かりな企画って私達の会社だけでは成り立たないから色んな子会社と連携していくのね。その契約は社長……まではいかなくともそれに近しい役職の人達に頼まないといけなくてね。そこに時間がかかるのよ」

「な、なんだか大変ですね……」

結局のところ、何も進展しなかったのが現状らしい。

あの広い会議室で数時間ひたすら座ったまま上司とにらめっこ。私には耐えられそうにないな。

まだパソコンと見つめ合ってる方がいい。

「ってことは午後も…ですか?」

「はぁ……そうね」

「が、頑張ってください」

ガックシ肩を落とすと疲れた足取りで食堂に向かう先輩を見送った。いずれ私もやらなければいけないのだろうけど、もう少しこのままがいいな。

心の中の私が、歩く先輩の後ろ姿に敬礼した。


ちなみに、この会議に決着が着いたのはそれから数週間後のことだった。



小田原評定ひょうじょう : いつになっても結論が出ない会談や相談。

可愛くて強いキャラ、そりゃあ欲しくなるのが男の性ってやつでしょう。

後押しにネットの評価までSSだなんて聞いたら、俺の心が引かないと後悔すると叫んでいるっっ!


どうも、盛大に課金して無事ゲットしました、深夜翔です。

なんのゲームかは言いませんが、天井があって良かったです。期間が今日まででしたし……。

それがもう可愛くて強いんですよ!モチベが上がるのなんのって。これがお金の力ってやつですかっ。

沼にはハマらないよう気をつけます。


ではまた明日……さらば!

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