驕る者久しからず
「わしの後継者は……第一王子……我が息子よ。そなたに託そうでは……ない…か」
ここ数世紀で大国にまでのし上がった王国。
その大国にした本人と言っても過言では無い王が、突然の病気により亡くなった。最後の遺言として第一王子を王にすると言い残して。
その王は家族に愛され、家臣にも優しく、国民からの支持も厚い偉大なお方だった。さすが、大国に育て上げたと言われるだけはある。
しかし、この王最初で最後のミスが息子である第一王子に王という権力を与えてしまったことだろう。始め、あの王の息子だ。さぞかし素晴らしいお方なのだろうと噂された。
それは間違いだと国民が気がついたのは元王が亡くなって数日の時が過ぎた頃。
『王宮の設備が不十分だ。国民からの税を上げ、急ぎ王宮の改装を始めよ』
『ですが……今年は作物が不作でして…今税を上げるのは国民の暮らしが苦しくなるかと…』
『この王に口答えするか?国民の生活など王である私が不自由なく居られるようになってからだろう。それとも何か?この私が間違いだと?』
『い、いえ!滅相もございません!失礼します』
ありえないほどの傲慢と虚栄心。
ただ王の欲、それだけのために税率が数倍に跳ね上がり、貧困が進んで行った。家臣の不満を大きくなり、しかし辞めると言えば罰せられ、口を出せば追放される。
独裁、恐怖政治。
大国の仲間入りを果たした時とは大違い、王を支持するものは誰一人といなくなり、あの王を罰せられる者が現れないかと願われるようになっていた。
王が変わり1年。
国民からの税で悠々と暮らす現国王の住む王宮。
そこへ一人の騎士が飛び込んで来た。
「大変です!国民が……謀反を起こしました!国内の兵士、王宮の家臣らも参加しているとの事です!」
「何……?数はどのくらいだ!指導者は誰だ?!」
「数は…およそ10万以上。指導者は第三王子です!」
「あんのクソ野郎がっ……」
兵を上げ、国民からの支持を地道に稼いでいた第三王子。この一年で国内ほぼ全ての民から支持され、革命の先導者として立ち上がったのだ。
理由はもちろん第一王子の王たり得ない態度と欲を満たすためだけに作られた政策。
このままでは国が滅びると危機感を抱いていた。
(先代は何故あの様な輩を王に……)
先代を敬っていた第三王子、だからこそ意味が分からなかった。そして立ち上がった。
(先代がやってしまった間違い。先代の名誉のためにも、ここで潰しておきます!)
そして王宮は一瞬のうちに占拠された。
たった一日の出来事である。
その日のうちに王は一人遠くの島に追放され、法を正し、先代の王は素晴らしかったと広める。
権力に溺れた第一王子はその権力を失い、歴史に過去最大の悪王として名を残すことになったのだった。
驕る者久しからず : 栄華をきわめ、勝手な振舞いをする者は、いつまでもその地位にいることはできない。
今日はこの後ゲームする約束がありまして、時間がありませぬ。手短になりますがご了承ください。
どうも、ゲーム大好き、深夜翔です。
知ってますか?それは……まぁ…嬉しい限り?です(笑)
みんなもゲームしよう!
ではまた明日……さらば!




