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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず

「帰りラーメン食べて行こーや」

男子高校生の放課後。

今日は学期末テスト最終日で、午前中のみの登校。学生には嬉しい暇な午後である。

せっかくできた貴重な時間。とりあえず腹ごしらえから始めることに。

「どこいく?いつもんとこでいい?」

「だな」

この学校で良かったことは、駅に近いからその周辺に並ぶ店が存分にある事だ。

放課後の飯には困らない。いや、むしろ選択肢が多すぎて困る。

「テストどうだったよ」

「ん〜ぼちぼちかな」

僕自身は卒業後やりたい事が決まっているため、特に勉強に対するモチベは無い。ゲーム関係に進みたい自分としては、勉強よりもゲームしてた方がためになるまである。

強いていえば0点はなんか癪だから平均点くらいは取っておくか程度。

「前日もゲームしてたもんな」

逆にこいつは割と上の大学を狙っている。

今も受験勉強を兼ねてテストにも真剣に臨んでいた。真剣にやっている奴を邪魔することは出来ない。

俺は一人でゲームすることが増えた。

「そっちはどう?」

「結構頑張ったからな、今回は自信あるぜ」

ただどちらも言えることは、それぞれ目指す目標がある事。それに応じた勉強量であって然るべきなのだ。よって俺の勉強量に文句は言わせん。

「ま、今日くらいは勉強のこと忘れよう」

「そうだな!」

歩いて数分、目的のラーメン屋に辿り着いた。

近くて便利。コンビニじゃ無いぞ。

中に入り、入口にある券売機で注文の品と交換する券を買う。俺は豚骨ラーメン普通に替え玉一杯。

二枚の券を持って空いている席に着く。

遅れてきた友人は4枚の券を所持している。

「相変わらず食うなお前」

「そっちが少なすぎるんだよ」

豚骨ラーメン大盛りに替え玉二杯。さらにチャーシューの2倍トッピング。

去年の部活帰りとかはこれに白飯まで注文していた。

「お待たせしましたー!」

しばらくして待ってましたとばかりに目の前に並ぶラーメン達。これを前にして待っていられる人間は居ない。

「「いただきます」」

まずは一口、そしてスープも少し。

チャーシューにかぶり付きまた麺。

数回繰り返し、口直しにネギを追加。

「すみませーん替え玉お願いします」

「あ、俺も!」

半分減ったくらいで替え玉を頼む。

するとちょうど麺が無くなったくらいで追加がやってくる。

丸ごと器に入れ再度麺をすする。

そして〆にとっておいた味たまに豪快にかぶりつく。いやー美味い。これが贅沢ってもんですな。

最後にコップ一杯の水を飲み干せば、お腹がいっぱいの至福の時間だ。

目の前ではもう一回替え玉を頼む友人が。

「よく食べるな。俺はもうおなかいっぱいだぁ」

「はっはっはっ!腹の大きさが違うのですよ」

ここで注意するべきは、他人の量を見て真似しようとすることだ。人は人、自分は自分。

自分にあった適度な量を食べるのが、楽しい食事の仕方であり、食べ物に対する礼儀だ。

少しすると友人も食べ終わり、一息つく。

「ご馳走様。美味かったわ〜」

「ほんと、いい満足感」

しばらくこうしていよう。

室内を見渡してもまだ混むには早い時間帯。

もう少し居座っても良いだろう。

俺たちは満足感に酔いしれながら、無駄な時間を楽しむのだった。



偃鼠えんそかわに飲むも満腹に過ぎず : 溝鼠どぶねずみが川で水を飲んでも腹一杯より多くは飲めない。人はそれぞれその分に応じて満足するのがよい。

実は私深夜の通う学校は、今回出てきたような立地にありまして、放課後ラーメンに行くことも良くありました。

駅から近いと色々と便利ですよ。本屋や飯、ゲーセンや映画も自転車ですぐの所にあるので暇つぶしには困りません。

残念ながら、私は人混みが嫌いなのでゲーセンにはあまり行かないのですが。


どうも、家からの距離のみで学校を決めた、深夜翔です。

中学生のみなさん……(いるとは思えませんが)実際に通ってみると分かりますが、登校距離は非常に大事です。

ではまた明日……さらば!

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