表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
73/466

海老で鯛を釣る

「旅行行ったお土産、とりあえず全員で分けてや」

先週、家族で旅行に行ったから、部活の部員達に土産を買ってきた。安いお菓子ではあるけど、こういうのは礼儀というかお決まりというか、重要なのは中身ではなく気持ちの問題だ。

「どこ行って来たんです?」

「関東をぐるっとね。東京は道が異常なほど混んでたよ」

「でもこの辺も割かしこみますよね」

「あんなん比べ物にならないぞ。テレビでの渋滞は他人事だったけど、実際に体験すると有り得んわ。たった数キロ移動するのに1時間もかかるんだぜ」

「まじですか?!」

俺たちが住んでいるのはほぼ田舎と言っていい平地。道路がキチンと整備されていて、買い物も不自由なく出来るだけ発展はしていると思う。

けれど、少し歩けば無人駅があったり田んぼや畑が広がっていたりするから、田舎であることは間違いない。

都会の方に旅行に行けば、あれこれ話を聞かれるのが当たり前なのだ。

「まぁみんなも来週から部活内の夏休みだし、旅行行くんだろ?お土産待ってるからな」

「期待しててください!」

16人とこの学校にしては多い後輩達と話す。

ふざけて言っただけで、無理に買う必要は無い。

後で一応言っておくか。

「智也、俺も休みに旅行行くから楽しみにしておけ」

「なんだ、お前らもか」

後輩が多いのに対し、2年生は3人しか居ない。

人数が少なくて困ったことはないけど。

「貰うだけじゃ後味悪いしな」

どうやらお土産を買ってくるのは決定しているらしい。ならば期待せずに待っておこう。


2習慣が経過し、部活の長休みが終わって久しぶりに部員が集合した。

今年は暑く、久しぶりなのもあって体慣らしに少し動いて解散となった。

「先輩!お土産買ってきましたよ!」

「あっ僕も」

「自分も持ってきました!」

部室でゆったりしていると、いい感じの箱を持ってやってきた後輩達。

……ちょっと待て、高そうだな。

「コレ、長崎に行ったお土産です!カステラですね」

「僕は京都のお土産です!八ツ橋が美味しかったので」

「あれ?お前も京都?自分も京都に行ったので八ツ橋を買ってきました」

それぞれがまた美味そうな食べ物を持って渡してくる。断る理由もないが、多少申し上げなさを隠してありがたくいただいた。

うん、美味い。

他の後輩からも、次々にお土産を手渡され、随分充実した手元を見やる。どうしたものか……。

「おっみんな美味そうなもん買ってきたな」

「先輩達もどーぞ!」

あとからやってきた同級生ら2人もありがたく貰っていく。

「俺も渡しておくか」

「んじゃ俺も」

出してきたのはクッキーの箱。

小さいやつで、おおよそ1000円と言ったところか。

「俺は北海道のだ」

そうそう、お土産ってこんなんでいいんだよ。

ほっと一息ついて1度箱を持っておく。

「全員に一箱ずつな」

「「「ありがとうございます!」」」

「……は?」

おかしい……、もはや見返りどころの話ではない。

大丈夫か?こいつら金銭感覚バグってないか。

「クッキー被ったなぁ俺からもはい、一箱ずつ」

大量に貰ったお土産は、その場で食べるものを除いても、カバンがいっぱいになるほどだった。

そもそも、袋や箱で渡すって何?

俺は頬を引きつらせながらいっぱいのカバンを見る。

(次はもっとしっかりとしたものを持ってこよう)

申し訳なさを感じ、次に活かそうと心に決めたのだった。



海老でたいを釣る : 僅かな元手で多くの利益を得ること。また、僅かな贈り物をして多大の返礼を受けること。

分かっているな、今日は日曜日だ!

しかも外は1日雨だった!

分かるな!(二度目)


どうも、ゲーム三昧、深夜翔です。

つまり話すことが無いです。

みなさんは日曜日どう過ごしてますかね。ゲーム三昧は私だけでは無いことを信じています。


ではまた明日……さらば!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ