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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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独活の大木

今日は魔術大会の練習試合。本戦の前により強いチームを模索するために普段は組まないメンバーとチームを組んで試合をする。

1チーム3人。

今回俺は話したことの無い2人とメンバーになった。

「俺は冬弥だ。よろしく」

「ぼ、僕は武尊たけるです……あっ探索魔術が得意です……」

随分とオドオドしているが、魔術を見せてもらった限りかなりの腕前だと思われる。

「そっちも自己紹介」

もう1人は俺の1.5倍ほどはある大男。

いつも後ろの席にいるため、こんなやつもいたなと初めて思い出したほど存在感が無い。でかいのに。

「蘭堂だ」

それだけ?まぁいいか。

自己紹介も早々に試合での作戦を伝える。

このチームでは俺がリーダーなのだ。

まだ互いの事を全く知らない状態。連携を考えるよりも、それぞれがやりたいようにやった方がいいと考え、互いの距離だけ均等に保ったまま好きに行動する事にした。

俺は通信用魔術と攻撃系統の魔術を得意とする。

探索魔術が得意だという武尊と通信を繋いでおいて逐一報告をしてもらう。あとは1番近いやつが倒しに行く。

「チーム6番。次試合だ」

こうして練習試合が開始された。


「んじゃ作戦通り」

そう言って俺は一目散に駆け出していく。

この勝負は、先に相手の位置を知ることが勝敗を大きく分ける。最短距離を突っ走って敵をいち早く視認したかった。

敵が目視できる位置に来るまでに分かったことは、武尊は予想以上に俊敏に動く。索敵が得意なこともあり、どこか忍者を彷彿とさせた。

そして蘭堂だが……全く使えない。

足が遅く、俺らとの間に数分の差が出るくらいには。しかも勝手に転ぶわ、こっちが仕掛けた罠にかかるわ、作戦は守らないわ、使いものにならない事この上ない。

罠を破壊されるのがいちばん困る。

「俺たちが突っ込むからここで待っていてくれ」

さすがに邪魔だと直接言う勇気は無かったから、その場で動かないように言っておく。

見える位置に居てくれれば囮には使えるかもしれない。敵が攻めてくるであろう通路に罠を設置し、俺たち2人は敵と交戦する。

この作戦の場合、大抵1VS1になる。

俺は正面から魔術の物量で押し切った。

武尊は背後にこっそりと近づいて意識を奪った。

スムーズに相手を撃破すると、蘭堂を狙った残りの1人を撃破しに移動する。

ちょうど蘭堂が戦闘に入る所で戻ってこれた。

ひとまず様子を見る。

蘭堂は拳に魔術をまとわりつけて、敵に走っていく。正面から。

つまり、俺の仕掛けた罠に引っ掛かりに行った。

動くなって言ったのに。

その図体から、1度の移動で全ての罠を作動させ、一撃でダメにする。さらに何とか立ち直り敵に拳を振るうも、大振りすぎてかわされた。その勢いで前に大きく転ぶ。

そして反撃をモロにくらいダウン。

本当に使えないんだな。

俺は大きくため息をついたあと、蘭堂を倒して一息ついていた残りの1人をあっさりと撃破したのだった。



独活うどの大木 : 図体ばかり大きいが、愚鈍ぐどんで、ものの役に立たない者のこと。

遂に初めてのバイトから3ヶ月が経過しました。

分かったことは、労働なんてするものではないと言うことです。


どうも、働きたくないでござる、深夜翔です。

ずっと外で立っているので、この時期は寒くてたまりません。面子は最高ですが環境が最悪です。

次のバイトは絶対に室内のモノにすると固く誓いました。

働く時はよく考えてからにしましょう。


ではまた明日……さらば!

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