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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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嘘つきは泥棒の始まり

「返したって言ってるだろ」

僕の前にはほうけた表情で返事をする海翔がいる。

貸したはずのペンが返ってこなかったから問い詰めるも、貸したの一点張り。本人が持っていないのに返したわけが無い。

「お前が無くしたんだろ、人のせいにするなよ」

しかも、この威圧的な態度に暴力を平気で振るう性格から、僕がこれ以上迫れるはずが無かった。

虐められているわけではないけれど、授業中に席が近いのが不幸だっただけ。なにより悪いのが、席が近いから海翔が忘れ物をすると先生に貸してやれと催促される事。それで1日貸しておくと返ってこなくなる。

今までにもノートやペン、その他文房具もいくつか奪われていた。それは僕に限らないらしく、貸した人の物は何一つ返ってこないとか。

その度に「さっき返しただろ」と言い放ち、それでも諦めずに問い詰めると殴りかかってきて怒鳴られる。嘘を着いた挙句、暴力まで振るう。貸した方は黙ったものではない。

こいつの嘘はそれだけでは無い。

休み時間に外で遊び、遅れて帰ってくると、

「ボール無くされて探してたんですよ」

と、人のせいにする。当然怒られるのは遊んでいた友達になる。知っての通り嘘である。

宿題を忘れた時も、

「友達に見せて、そのまま渡されてなくて」

などと言って、新しくプリントを貰いその時間で終わらせる。ファイルの中には手をつけていない宿題のプリントが入っているのに。


そんな奴がろくな大人になるはずが無かった。


あの時小学生だった僕たちは、今じゃ立派な社会人。結婚する人や有名人になった同級生も少なくない。

ある日、テレビを見ていると懐かしい名前が出てきた。

『今年の2月に入ってから××市で頻繁に発生していた空き巣の容疑者と見られる男性が捕まったとの事です。無職 本名は菜野さいの海翔かいと。昨夜26日に空き巣に入ろうとしていた所を、張り込んでいた警察官に逮捕されたとのこと』

過去のことを思い出す。

あいつは結局嘘つきは直らないまま大人になったのか。

罪を犯すほど落ちぶれていたとは……。

子供の頃から何一つ変わっていない。

僕は小さく笑うと、テレビを消して会社へと出勤したのだった。



嘘つきは泥棒の始まり : 平気で嘘を言う人は、そのうち平気で人のものを盗んだりするような人になるということ。嘘はダメ。よろしくない。

今日は何か話すことがあったはずなのですが……

ここに来て忘れてしまいました。

本当にほんの数分前まで覚えていた気がするのですがね、脳みその最大値クソザコなんですね分かります。


どうも、脳みそおじいちゃん、深夜翔です。

思いついた事は早めになにかにメモっておくことをオススメします。どんなに小さな事でもメモは大事です。習慣にも出来ますし。

なによりモヤモヤしますからね。

……なに考えてたんだっけなぁ〜〜…思い出せない

って感じで。


ではまた明日……さらば!

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