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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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一事が万事

コンコン、「失礼します」

ガチャと音が鳴って扉が開く。

「本日はよろしくお願いします」


僕はそもそも面接官ができるほどこの仕事が長いわけじゃ無い。僕の先輩である高野先輩が病欠で何故か電話で代わりを僕に任せろと言ってきたらしい。

憂鬱になりながら面接官として、就活中で緊張した表情の学生達を見定めている。

本人になんの了承もなく勝手に任せるのはおかしいだろう。明日来た時に先輩には文句を言うしかない。

そして今日何人目かの面接が始まる。

「よろしくお願いします」

はいって来たのは1人の男性。

声はとてもはっきりとしていて、受け答えにも詰まることなく反応している。

ただ気になるのは、後ろ髪が跳ねていること。

髪の毛の手入れがなっていない。推測できるのは、朝起きるのがギリギリで間に合わなかった。

もしくは元から身だしなみを気にしないタイプの人。どちらにしろ、あまり第一印象は良くない。

人は見た目に寄らないが、誰もが始めは見た目で判断することが多い。

身だしなみは整えておくのが常識であると言える。

一通り話を終えて退出してもらうと、相方である別の先輩と少しの時間今の人について話し合う。

そして1分程度準備をしてすぐに次の人を呼ぶ。

「よ、よろしくお願いします…」

次も男性だった。

少し気弱そうで、先程の人と比べると声が小さい。

格段聞こえない程では無いが電話越しだったりすると聞き取りにくいかもしれない。

「こちらまでどうぞ」

入口であたふたしている男性を椅子の横に呼びつける。既に雲行きが怪しいが黙っておく。

移動する姿を見てやっぱりかと1人で納得する。

この人は"丁寧に歩く"ということを知らない。

入口から椅子までは少し距離がある。

それを直進で進み、歩幅もぐちゃぐちゃ。

まして運動靴で面接に来ている時点でアウトだ。

名前などの基本情報を聞いた後、本格的な面接のために1度座らせる。

そこで追い打ちをかけるかのように、その男性は座った後の印象も良くなかった。

かなりの猫背なのだ。角度や目線などからの予想でしかないが、おそらくゲーム……パソコンなどをよく使っていると思われる。常識があまりなっていなかった所もある。

もしかすると、学校にも真面目に行っていなかったのかもしれない。

考えていることは表には出さず、形式上の面接は終了する。退出させた後、残念ながら速攻で目の前の紙の欄にバツをつける。

(今日はハズレかもしれないなぁ)

残りがどれだけいるのかも分からないまま、ピンとくる新人が来るのかと心配していた。



一事が万事 : 一つの事を見るだけで、他のすべての事が想像できる。また、一つの小事を見ても、ひいては万事その調子になるだろうということ。

マイナスのイメージを伴って使うことが多い。

どうもみなさん、ついにこのシリーズも始めてから1ヶ月が経過致しました。

これも読んでくれる方のおかげです。ありがとうございます。


正直、1ヶ月も続けられるなんて思ってませんでしたね。完全に見切り発車の脳筋的考えで始めた割には結構頑張っていると思います。

モチベをあげるため……と言うと悪い感じがしますが、ぜひ私深夜のTwitterもフォローしてくれると嬉しいです。IDは@Randy_shinyashoです。

………なんか宣伝みたいで変な感じですね(笑)


それではこの辺で、また明日……さらば!

もちろんまだまだ続くつもりです。

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