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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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石に漱ぎ流れに枕す

絶対に勝負したくない人がいる。

よく思い出して欲しい、こんな人が周りに1人はいると思う。


「兄ちゃんー!オセロやろー!」

「………暇だし、いいよ」

許可はするけど、正直めんどくさい。

(またか)

家でゴロゴロしているところに弟がオセロを持ってやってきた。

「先行はそっちでいいよ」

乗り気にはなれず、反応がおざなりになる。

パチリ、パチリと音だけが静かに聞こえる。

やがて盤面が少しずつ黒色に染まっていくと、後数手の所で弟が盤面を放棄した。

「もー!面白くない!」

「まだ終わってないけど」

「手加減してよ!僕だって初めは勝ってたじゃん!そーやって本気出すのやめて!」

「………そーか」

また初めからやり直す。もちろん本気などこれっぽっちも出していない。

「ちゃんと手加減してよ!」

そしてまたパチリ、勝負が始まる。

今度は最後の最後で逆転するように調整する。

そして、考えていた通りに最後の一手まで弟が優勢だった。最後の一手でしっかり逆転して終えようとすると、またしても弟が騒ぎ出す。

「ねーなんで?勝てそうだったのに!ずるじゃんそんなの!」

「何もして無いけど」

「嘘だ!あそこでコッチに打ってたら僕が勝ってたし!」

「ハイハイ、そーだな。俺はこの後やる事あるからここまでな」

めんどくさいので、俺は席を立ち上がると自分の部屋に戻る。自分が勝てないと永遠に文句を言うからやりたく無いんだ。


数日後、今度はテレビゲームを持ってやってきた。

「ゲームしよ!」

持ってきたのは簡単なレースゲーム。

「俺は初期のままでいいよ」

とりあえず先に手加減をする姿勢を見せる。

「コースは僕が選ぶ!」

「どーぞ」

ワガママなのはもはや気にならない。いつもの事。

カウントダウンが始まり、レースがスタートする。

1位を爆走するとうるさいから、途中までは弟の後ろを走った。

そしてギリギリで1位に躍り出てそのままゴール。

何故負けてやらないのかって?

こいつが勝ったらどうなるのか想像できるだろ。

「はあ?手加減した?あそこでアイテム使えてたら僕の勝ちだったんだから!アイテム使わないで!」

「へいへい」

そして2レース目。

先程と同じようにアイテムなしで後ろに付き、ギリギリで1位になってゴール。

「もう僕のコントローラーおかしいって!絶対!もっといいやつだったら勝てたのに!」

「そーか」

分かっただろ、勝負したくない理由。

いるよな、こういうやつ。よく思い出して見てや。



石にくちすすぎ流れにまくらす : 負け惜しみが強く、自分の誤りに屁理屈を付けて言い逃れる。

夏目金之助のの筆名「漱石」はここから。また、「流石さすが」もここから。

雨だと思って傘さして、歩いて早めに家を出たら、10分後くらいに雨やんだし。

めっちゃ疲れたのに、朝の雨のせいで歩いて帰ってくる羽目になるし。ふざけてるよね、足痛い。


どうも、明日は確実に筋肉痛、深夜翔です。

待つというのも時には大事なのです。

そして、適度な運動はしておきましょう…(涙)

それではこの辺で。また明日……さらば!


足痛い……。

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