後の祭り
「なぁ、このイヤフォン良くない?」
そう言って画面を見せた。
数万円もする高いイヤフォンだ。最新モデルのかなりいいやつを、ア〇ゾンを眺めるのが趣味と言う不思議な友達が買いたいようだ。
確かに今使っているのは少し古いモデルで、今の時代では音質も少々不満に思う頃合ではある。
「たけーな、イヤフォンは当たり外れあるしもう少し安いのにしたら?」
「でもさ、どうせ買うなら優秀なやつ買いたいじゃん。お金もある事だし少し贅沢してもええやろ」
「自分がいいならいいんじゃない?」
自分の事では無いから深く考えたりはしない。
本人がそれでいいならこっちが口出しする事は無いだろうしな。
「んーよっしゃ、ここで迷うくらいなら今すぐ買います!」
結局よく考えずに購入ボタンを押した。
そして、近くのコンビニですぐに決済を済まし満足そうに店から出てきた。
「やっぱ思い切りって大事よな。迷ってたら一生買い物終わんないし」
「もう少ししっかり考えても良かったと思うけど」
こいつはいつもそうだ。
グダグダと悩むなら行動してから迷う。
それがいい所なのだけど、おおよそこの後の反応は予想出来た。
2日後。
「おはよう、イヤフォンどうだった?」
現物が届いた写真を早々に送ってきた友達に、早速感想を聞く。顔色から既に察するところはあるが。
「聞いてくれよ。やっぱり高いやつだけあって音質はめっちゃ良かった」
「良かったな」
「だけどな?」
ポケットからイヤフォンを取り出すと、長いため息をついて言った。
「このイヤフォン、大きさが合わない。しかもこの大きさしか無いんだって」
「だからあれだけよく考えろって言ったのに」
後の祭り : 祭りが済んだ後の山車という意味から、適当な時機が過ぎてしまえば最早なんの役にも立たないもののこと。やってしまった後に悔いること。
眠い。とにかく眠い。
人間に必要不可欠なのはやっぱり睡眠なんだなって。
どうも、とにかく眠い深夜翔です。
夜に強そうな名前をつけているも、夜は10時半には眠くなり、昼間はずっと眠いであります。
みなさんも早く寝ましょう。
また明日……さらば!そしておやすみ…zzZ




