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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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蝸牛角上の争い

弟が生意気だ。

その事実は今も昔も変わらない。

兄弟は皆こんなものだと勝手に思ってる。気に入らなければ問答無用で手が出るのは男同士でしか有り得ないだろ?

兄である俺は、友達の兄イメージとだいたいあっていて、権力…というか年上の強さを全面に出していたと思う。お菓子やらゲームやらでしょっちゅう喧嘩してはボコボコにして結局俺が怒られる。

理不尽なのは手を出してきたのは弟なのに怒られるのは俺だということ。

「年上なんだから」って意味不明だよなぁ。

一体何度その理不尽に耐えてきたことか。

思えば喧嘩の理由も昔はとんでもなくくだらなかった。

やりたいゲームがあれば、どっちが先にやるか、テレビをどっちが使うかで喧嘩。ソフトはゴリ推して奪い取れたけど、テレビに関してはどうしようもない。

おやつやらデザートの取り合いで喧嘩になったこともあった。

まぁ今まで思い返しても、一番意味わからんかったのは嫌いな野菜を押し付け合って最終的に殴り合いになったあれかな。

理由が今一つ理解できない。

なぜあの時の俺は野菜を押し付けたのか。

喧嘩になることは分かってるし、押し付けたところで何も変わらんと言うのに。

「兄ちゃん、ゲームかして!」

「はぁ?今やってんだろ。待ってろよ」

「ヤダっ!かーしーてー!」

「お、おいっ引っ張るなよ」

小学生を抜け出すまでは毎日のようにこんな感じだった。

「それ俺のな」

「僕が食べる!」

「ふざけんな」

とか、

「最後の一個は俺の」

「早いもん勝ち〜」

「あってめぇ」

なんてのもよくある話。

中には、

「邪魔だ、どけ」

「嫌だ!」

「どけよっ!」

とかいう喧嘩もある。

くだらなかったと思うよ。

でも、何故か妙にイライラするんだよな。弟もなんか強気だったりかまちょだったりさ。

どっちも悪いと思うけど。仲はずっと悪かったなぁ。

……えっ今?

さすがに高校生にもなって殴り合いなんかしない。

くだらない理由で喧嘩なんてしてないよ。譲り合う精神くらい育ってますとも。

「おい兄ちゃん、ゲームかして」

「そこの一番下」

ほらな。もう自制心があるのですよ。

「そうだ、冷蔵庫にあったプリン。食べちゃったよ」

「……いいよ別に」

プリン如きでそんな…。

「後さ……一昨日貸してもらったゲーム、壊しちゃった」

「てめぇっ!!!ふざけんなよ!」



蝸牛かぎゅう角上かくじょうの争い : 大国ではなく、小国同士が争うこと。些細なこと、つまらぬことに拘って争うこと。

どうも!ついに100部分目到達!深夜翔です。

まさかの100ですよ100。

つまりこれを投稿し始めてから100日も経ったんですね。

まだ、か行なんですけどね……。

これ終わるんでしょうか(焦)

気長に待ちますか。


ところで、今日はこの後久しぶりに『その探偵、天才魔術師』を投稿します!

是非Twitterをフォローの上、読みに来て頂けると嬉しいです。

ではまた明日……さらば!

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