19
「何よこれ水蹄幻馬⁉ 普通より桁違いに大きいわよ⁉」
「いいから構えて! 来るぞ!」
通常の個体を見たことがあるエメロッテが目を剥いて叫ぶ。でも今はそんなことどうでもいい。
大きさ以前に、向こうは完全にこちらを殺す気で来ている。悠長に話し合いなんかしてられない。
水蹄幻馬。
馬によく似た魔物であり水精を司る象徴と言うこともあって、通常の水蹄幻馬は全身が青と白で統一されている。
だが、眼前の個体は全身が青黒い。まるで憎しみを露わにしたかのような、底知れぬ怒りを体現したかのような青黒い体色は極めて異質に見える。
普通の馬であれば柔らかな体毛で全身が覆われているのだが、水蹄幻馬はそうではない。魚のような硬い鱗で全身びっしりと覆われており、並大抵の刃ではびくともしない天然の強固な鎧を纏っている。
そして前脚―――管と呼ばれる部位から文字通り生えている、なだらかな曲線を描く鋭利な刃物。それと同じく、後脚の管からも槍の穂先に似た刃物が突き出している。
見るからに相当な重量があると推測できるその巨躯から振り下ろされる斬撃と、後脚の蹴りと共に繰り出される突きは、何物も拒むことを許さぬ名刀と化すだろう。
刃と鎧。攻守ともに兼ね備えたこの魔物は、ひとたび戦闘態勢に入れば八ツ星の冒険者ですら手を焼く凶暴さを誇ると言う。
そんな格上の魔物に、僕たちは挑もうとしている。少しの油断が死を招く。ひりひりと肌を焦がす巨馬からの殺気で、頭の中の歯車ががっちりと音を立てて回り出した。
【ニクイ……ニンゲン……ニクイ……!】
「な、喋った⁉」
「何言ってんの⁉ 魔物が喋るわけないでしょ⁉」
「神よ、我らに導きの加護を―――守護の光!」
真っ赤に染まりあがった眼で僕たちを捉え、ぶるるっ……と低い唸り声を上げて、片方の蹄で何度も硬い地面を蹴り、削り取っていく。
その突撃の前触れのような動作の中で、はっきりと声が聞こえた。
それは怒り、悲しみ、憎しみ、負の感情がごった煮になったような、地の底から響く低い声。
驚く僕を他所に、戦いの火蓋は切って落とされた。
ナナリーがかけてくれたパーティー全体に効果を及ぼす補助魔法―――守護の光。
薄い光の膜が体を覆い、防御力を上げてくれる僧侶の必須魔法の一つだ。
まだ見習いのナナリーでは持って三分。三分過ぎるともう一度掛けなおさないといけないけど、あるのとないのでは安心感が段違いだ。
全身が薄い光の膜に覆われた事を確認し、しゅっと短く強く息を吐き出して、自身の何倍も大きい水蹄幻馬に斬りかかる。
水蹄幻馬とて棒立ちしているわけじゃない。ひひぃん、と咆哮を上げて前脚を振り上げ、その鋭い刃で切り裂こうと、その蹄ですり潰そうと襲い掛かってくる。
だけど、言っちゃあなんだけど、その攻撃はあまりに遅すぎた。
巨体から繰り出される一撃は受ければ即死を免れないものかもしれないけど、それはあくまで受ければの話だ。
「見た目通り……動きが鈍いね!」
そんな見え見えの攻撃、受け流す必要もない。
振り下ろしをするりと躱し、お返しとばかりに荒削で胴体を一閃する。
ぎゃりりっと火花を散らしながら刃が滑っていき、その手応えの無さにぎょっと目を剥く。
続けざまにもう一太刀入れようと試みるも、既に真上から蹄が迫ってきていたのが見えて、小さく舌を打って大きく飛び退く。
「かっ……たいなもう!」
「胴体と足はほとんど刃が通らないわ! 首か頭を狙いなさい!」
「首って言ったって……」
距離を離して仕切り直しを図る僕に向けて、エメロッテがすかさずアドバイスしてくれる。だが、それを実践する身としては無茶な要求をしてくると苦笑しかできない。
四つの脚を地に着けている時でさえ、胴体か脚しか狙えない。それほどこの水蹄幻馬はでかい。特に後脚だけで自重を支え、前脚を大きく振り上げる動作に入った時は全力でジャンプしても首にすら届かない。
がら空きの腹に荒砥で斬りつけても効果はなし。火花を散らして刃が滑ってしまう。どうやら全身を覆うこの青黒い鱗は、硬いだけでなく、魚のような独特のぬめりがあるようだ。それが潤滑油のような役割を果たし、悉く刃を滑らせてしまっている。
思った以上に有効打が与えられず、強く歯噛みする。向こうの攻撃は見切れている。が、ダメージを与えられない。状況を打破する一手が何か無いかと必死に思考を回している最中、
「雷精よ、連なる矢となり彼の者を貫け―――雷鳴の矢!」
迸る紫電の鏃が、水蹄幻馬の鱗に深々と突き刺さった。
それに伴い水蹄幻馬がその巨体をぶるりと大きく震わせ、ひひぃん、と短い鳴き声を上げる。
―――効いてる。明らかに嫌がっている。これなら―――。
「ナイスアシスト……! なんだ、やればできるじゃないか!」
「あったりまえでしょ! 私を誰だと思っているのよ!」
僕は魔法を撃ったであろうエメロッテを手放しに絶賛した。今までのあれは何だったのかとさえ疑問に思った。
剣がダメなら魔法。これもゲームの鉄則だ。これはゲームじゃないけど、物理防御が高い相手は決まって魔法防御が低いと言うのが殆どだ。
水蹄幻馬も漏れなくそうだと確信した僕は、あくまで囮に徹した。
僕が引き付けて、エメロッテが魔法で削る。地味に消耗戦になるけど、これも必勝パターンの一つ。
確実に、堅実に、冷静に。おそらく水蹄幻馬の属性は水。水と相性が良い属性は雷。つまり、エメロッテが最も得意とする属性だ。
「ふんっ……!」
やっぱり魔法って凄い。僕は刃が通らないとわかっていても、ヘイトを稼ぐために何度も何度もその巨躯に荒削を撫でつける。
時折魔力は大丈夫かと叫ぶと、「あたしの魔力量なめんじゃないわよ!」と頼もしい返事が返ってきた。
斬る、躱す、斬る、斬る、躱す、雷撃、斬る、雷撃、躱す、躱す、雷撃、雷撃雷撃雷撃。
最早パターン化した行動は少しずつではあるけど、だが着実にダメージを蓄積させていった。現に水蹄幻馬の至るところから血と思われる、青紫色の液体が滴り始めていた。
【ニクイ……ニンゲン……ニクイニクイニクイコロスコロスコロスコロスコロスコロスッ‼】
「くぅ……おっ……!」
地を這う怒声と共に、水蹄幻馬の周りを薄い水の膜が覆った。
その膜から高速で射出された拳大の水球が僕の数メートル手前で弾け飛び、さながら散弾銃のように降り注いだ。
盾を前面に構えて防ごうにも、何十と飛来する水弾は流石に防ぎ切れなかったらしい。生身の部分、カバーしきれていない手足の至るところを容易く貫通し、その殺傷力の高さを僕の体に刻み込んでいった。
「フサオ!」
「フサオさん! 神よ、癒しの光を―――初級治癒術!」
がくりと片膝を突いたところで、すかさずナナリーの回復が飛んでくる。どうやら後衛に被害は及んでいないらしい。
と言うのも、背後を守ってと強く念じたおかげか、帯が自動で水弾を叩き落としてくれたからだ。
この仮面、見た目は怖いけど思った以上―――いや、規格外性能だ。守る、と言うことに関しては凄まじい性能を誇る。
「守護の光有でこれ……向こうも本気ってこと、かッ‼」
初級治癒術によって幾分か動けるようになった僕は、痛む体に鞭打って水蹄幻馬に突っ込んだ。
迎え撃つように水膜から次々と射出される水球。先程とは比べものにならない物量、眼前を埋め尽くすほどの水弾が飛来する。
僕は囮だ。全力で後ろに被害を及ぼさないようにする盾。荒砥と荒守でカバーしきれない部分を水弾が抉り、削り取り、穿っていく。
鎧の継ぎ目を貫通し、ごぶっ、と口から血が噴き出し、下したバイザーを内側から赤く染めていく。
背後から悲鳴混じりの絶叫と共に初級治癒術が何度も飛んでくる。癒えた先から削れていく。それでも前へ進むことを止めない。
「お―――おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ‼」
何の捻りもない、ただの体当たり。それでも僅かなよろけを誘うことは出来た。
「エメロッテぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
僕は叫んだ。作戦もへったくれもない。ただエメロッテを信じて、喉が枯れることも厭わずに声を張り上げた。
たった一瞬。一瞬だけ横目で捉えた彼女は悲痛で歪んだ顔を即座に引き締め、すうっと目を閉じた。
【集え雷精。空を灼け。大地を穿て。触れしもの全てを灼き祓う白き光】
―――それはかつて、神が人に伝えた古の真言。
【其は音を超えし嘶きなり。其は闇を切り裂く瞬きなり。其は―――大雷精が振るう裁きの槌】
―――それはかつて、人が魔を打ち祓った神の加護。
「とっておき、見せたげる―――! 上級雷精魔法・雷霆‼」
閃光が―――世界を白に埋め尽くした。
「……あ」
白一色から色彩を取り戻した世界で、ナナリーは茫然と立ち尽くした。
辛うじて絞り出した、呻きとも呟きとも取れる声は、風の音に搔き消され、誰に届くことはない。
どさっ、と何か重たいものが倒れる音がした。人間としての習性に従って、音がした方へ首を回す。
誰か倒れている。ああ、助けなきゃ。ナナリーはぼんやりとそんな事を思い、横たわる少女の元へのろのろと動き出した。
どこかで見たことがある女の子だな、と苦悶に喘いでいる少女の肩をそっと抱き起し、初級治癒術をかける。
少しだけ、ほんの少しだけ表情が和らいだ少女の目が僅かに開く。
少女は必死に酸素を求めて荒い呼吸を繰り返し。焦点の合ってない金色の瞳でナナリーを見つめ。薄い唇を震わせながら途切れ途切れに言葉を紡いだ。
「……フ……サ……は?」
フサ? フサとはなんだろうか。なんだかとても大事なもののような気がする。耳鳴りが酷い。思考がぼんやりと霞みがかっていて、何も考えられない。
「……ナ、リー……フサ、オ……」
その単語で、霧がさぁっと晴れていった。
「フサオ……さん?」
どくん、と鼓動が高鳴った。見るな。見てはいけない。
誰かがそう囁いている。それでも、体は言うことを聞かない。ゆっくり、ゆっくりと現実に目を向けて―――絶望した。
それは、壮絶な破壊の爪痕。
見るものをその美しさで虜にする絶景は、見るも無残に蹂躙されていた。
水蹄幻馬、そして英雄がいたと思しき場所を中心に、隕石でも落下したかと錯覚させるほどの、巨大なクレーターが存在していた。
それは湖岸を削り取り、草花を焼き払い、木々を薙ぎ倒して、あたかも初めからそうだったかのように、何も宿らぬ焦土と変わり果てていた。
至る所からその凄まじい熱量を物語るかのように、しゅうしゅうと煙が立ち上っている。
この状況下で立っていられる人間がいようか。答えは―――否。
土煙が晴れていく。
その中で、黒ずんだ炭のようなものがずしん、と地を揺るがして倒れ込む。
【……アリガトウ……コレデ……シズカニ……】
確かに聞こえた。僕は確かにその声を聞いた。怒りに満ちていた瞳に穏やかさが宿り、やがてその眼はゆっくりと閉ざされていった。
僕はゆっくりと視界が彩を取り戻していくのをその目で感じながら、大きく息を吐いた。
それと同時に、僕を包み込むように広がっていた帯がしゅるしゅると定位置に戻っていく。
「仮面……ほんとに何なんだ……?」
正直死んだと思った。生きているのが不思議で不思議で今も驚きを隠せない。
あれがエメロッテの上級魔法。それを超至近距離で見届けた僕は、改めて魔法って凄いなと感激した。
それよりも何よりも、無事にそれを一部始終見届けられたのはこの帯―――延いては仮面のおかげだ。
水蹄幻馬に特攻して、なんとか逃げようと試みたけど体が全く動いてくれなかった。
あ、これ死んだかもと思ったら帯が僕を包み込むように伸びて、魔法を防いでくれた。と言うか、あれだけの威力の魔法を受けてなんともないってなんの素材で出来てるのこれ。オリハルコンとか伝説の金属かなんかなの? あるのかどうか知らないけど。
目の前に広がる壮絶な光景に息を呑みつつ、足元に横たわる黒焦げの物体―――水蹄幻馬だったものに視線を落とす。
確かに水蹄幻馬は人の言葉を喋っていた。でもそれは僕だけにしか聞こえず、ナナリーやエメロッテには聞こえない―――。
「っ、ナナリー! エメロっぶほあっ⁉」
今の今まで存在を忘れていた二人の安否を確認しようと体を反転させた瞬間、どごすぅっ! と何かが猛然と体当たりしてきた。
もう手足が穴だらけ、満身創痍の僕が耐えられる衝撃じゃなく、突っ込んできた何かと一緒にどさりと倒れ込んでしまった。
「……フサオ、さ……生きて……うえ、うええええええええええええん」
「……落ち着きなよ、ナナリー。僕は生きてるよ、なんとか」
手足からの悲鳴でそれどころじゃなかったけど、無理やり笑顔を作って、必死にしがみついてくるナナリーの頭をぽんぽんと軽く叩く。
首だけを動かすと、杖に凭れ掛かってこちらを睨んでいる青い顔のエメロッテを見つけた。良かった、二人とも無事だ。そのことがわかっただけで、つい目が潤んでしまう。
そこはかとなく後が怖いけど、とりあえず勝ちは勝ちだ。今はただ、勝利の美酒に酔いしれたい。僕はナナリーに押し倒された体勢のまま、よしよしと頭を撫でつつそんな事を思うのだった。
◇
「あんた馬っっっっっっっっっっ鹿じゃないの⁉」
かれこれ三十分以上は怒鳴られっぱなしだった。硬い地面に正座を強要させられているので足の感覚がもうないに等しい。
何故こうなってるかって? お察しの通り、僕が捨て身の特攻に及んだことが原因だ。
どうしてそう毎回毎回無茶ばかりするんですかもう少し自分を大事にしてくださいと顔を真っ赤にして声を荒げる、珍しく本気で怒ってるナナリー。
あんた馬鹿じゃないのほんと馬鹿馬鹿馬鹿じゃないの馬鹿ほんと馬鹿もう馬鹿ああもう馬鹿馬っ鹿じゃないのと馬鹿を連呼して烈火の如く怒り狂うエメロッテ。
ま、まあ水蹄幻馬は倒せたし、僕も無事だから結果オーライじゃない? と言うや否や、更にお叱りが激化した。
ひたすら平伏叩頭するしかない僕はそれからまた三十分ほど謝り倒したところで、ようやくお許しがもらえた。二度と無茶をするなと深く釘を刺されてしまったけど。
お許しが出たところで水蹄幻馬をどうするかと言う話になり、スイセンにあるギルドと連絡を取って回収してもらう事になった。
とりあえず討伐の証であり、地面に埋没していたおかげなのか全く黒焦げになっていない四つの蹄だけを回収し、その場で待機する。
しばらくすると回収班の人たちらしき集団が見えたので、合図を送って誘導する。
「これは……」
黒焦げになった水蹄幻馬と、その周辺の有様を一目見たリーダーらしき人が絶句する。
それは他の回収班の人も同様で、目を見開いて周囲を見渡していた。
無理もない。美しい外観であった湖畔は見るも無残な焦土と化し、湖の一部もごっそり抉り取られている。
これを見て驚かない人がいるというのなら、是非とも見てみたい。それはいいとして、ここまで環境に被害を及ぼしてしまったことに関して、何か処罰が来るのだろうかと内心滝汗だったのだが、聊か行き過ぎですが、あれだけ凶暴性の高い魔物との戦闘では致し方のないことですと苦笑された。
「それでフサオ様。素材の方なんですが、これでは……」
回収班のリーダー、モッドさんの話によると、エメロッテの魔力の高さ、上級魔法の威力を物語る水蹄幻馬の遺体からは、本来剥ぎ取れるはずの鱗、鬣、尻尾などが焼け焦げてしまって使い物にならないそうだ。
幸いな事に比較的焦げの少ないお腹辺りの鱗は素材として使えるらしく、その場で剥ぎ取って渡してもらえた。
それ以外は破棄するしかなく、売値もつかないそうだ。ただし肉や内臓、あの水の膜を生成するための器官、核は買い取ってもらえるらしく、ざっと値段を計算してもらった。
あんまりにも丁寧に教えてくれるもんだから治療途中と言うことも忘れて色々質問攻めにしてしまったけど、モッドさんはおろか、回収班の人全員が嫌な顔せず、ひとつひとつ丁寧に噛み砕いて答えてくれて、しかも剥ぎ取りのコツまで伝授してもらった。
至れり尽くせりで申し訳ないと何度も頭を下げると、性分ですからお気になさらずと皆笑顔でこちらを気遣ってくれる始末。
寧ろおかげでまたスイセンに観光客が戻ってきますとお礼さえ言われた。けれど、この惨状を元に戻すには少し時間がかかりそうですけど、と苦笑いしていた。
僕は少しだけその場を離れ、座って休憩していたナナリーとエメロッテに事情を説明した。
水蹄幻馬 討伐の報酬、銀貨五十枚だけでも十分すぎる報酬と言うこともあり、二人は僕の考えに快く賛同してくれた。
僕は買い取りをやめて、そのお金を復興に使って欲しいとお願いした。モッドさん、回収班の人たちは揃って辞退したけど、僕、ナナリー、エメロッテの強い希望もあって苦笑交じりに了承してくれた。
「フサオ様。本当によろしいのですか? あの個体の核はおそらく金貨三枚は下らないものです。それをぽんと手放すような……」
回収班に任せ、一足先にスイセンに戻ろうとしたところで、モッドさんが申し訳なさそうな顔でそんなことを聞いてきた。
僕は足を止め、深く頭を下げた。あの美しい環境を壊してしまったのは他ならぬ僕たちだ。少しでも償いができるのであれば、それでいい。
「いいんです。悪いことをしたらきちんと謝らないといけませんから」
その言葉に何故かエメロッテがうぐっ、と喉を詰まらせた。あれ、別にエメロッテに言ったわけじゃないんだけど、まあいいか。
僕たちはモッドさんたち回収班に深々と頭を下げ、スイセンに向かうべく水棲の湖を後にした。




