始まり?終わったよそんなもの。
~序章~
(次の授業は・・・?社会か)
連絡黒板を見て授業の準備を始める。
いつもどおりの騒がしさと忙しさだ。
(まーたあの先生遅れてるよ・・・。)
時計を見ると10時56分。
授業開始が10時50分。授業終了が11時40分。つまりすでに授業終了まで44分だ。
なんでこんなことをこまごま考えてるかというと、僕は社会が好きではないからだ。
できれば早く終わって欲しい、そういったいみでは遅れてくるのはありがたいことなんだが・・・。
「そういや昨日数学の先生が、授業に遅れてくる先生は給料泥棒だなとか言ってたな。」
「ああ。言ってたね。小池先生給料泥棒じゃん。ハハハ」
となりで女子がそんな会話をしている。
「すまんすま遅れた。では授業を始める。」
「起立!」「礼!」 「しゃーす。」 「着席。」
何事もなかったかのように授業が始まる。
(僕たち生徒は遅れたら理由を言って謝らなくてはいけないし、怒られることもあるのに先生は軽く謝れば良いから得だよなー。)
そんなことを考えながら授業が進んでく。
「起立!」 「さようならー。」 「さようなら!!」
「あー。やっと終わったー。」
「早く帰ろうぜ。」
「せんせー。」
そんな声が飛び交う中僕は部活に向かった。
~本編開始~
ピピッ ピピッ ピピッ ピピッ ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピピピピピピピピピ・・・・
「くっ。今日も朝から逃げ切れなかったな。」「ふぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
盛大なあくびをして起き上がる。
起きたばかりは歩くのもふらふらする。
(ん?)
何か違和感を感じる。
(んん?)
・・・・・
「えっ!?」
女だった。
「おいおい!どこのベタな性転換漫画だよ!」
とか言わないで欲しい。
性転換とかそういうものではない。
前に呼んだ性転換系の漫画では、服などが男のままで困っていたが、今は違う。
服や生活用品その他もろもろが全て女用になっているのだ。
(どういうことなんだこれは・・・?)
(なぜ私がこんなことに?)
「ん?私?」
そう言葉遣いまで女だった。自分でも気づかないほど自然に私といっていた。
たしかに男だったという記憶はあるのだが、女として動くことに違和感がない。
そう。昔から女だったみたいに。
(まあいい。よくないけど。家族に会えば家族が何か言ってくるだろう。それから考えよう。)
ジャージャー キュッ
いつものように顔を洗って口をゆすぐ。
ガラッ
「おはようございます。」
「ああ。おはよう。」
「おはー。」
家族が何も不思議がってない。
やっぱりか・・・・・・・
初めての投稿なんで大目に見てやってください。
見てくれた方はたまにチラッと見にきてくれるとうれしいな。