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恋の命名権 ~野球の知識のトレーニングもします~

作者: konoha
掲載日:2024/12/18

命名権ネタは漫画でいくつか描いたことあるのですが、

やっはりシュールな話になってしまいますね。


私、北村(きたむら) (なぎさ)、学生です。


「最近はいろいろな施設などが命名されているね。古いものだと野球場とか。」と

友達の(あい)が話しかけてきた。


「確かに多いね。」と相槌を打っていると、別の友達の依里(より)が割って入ってきた。


「うんうん。そうそう、うちは命名権代理団体に入っているんよ。自分自身に命名をされれば、儲かるよ。」


そして、続けて依里はこう言った。

「例えば、あんたの名前をルビーにしてみよう。そして、みんなにルビーと呼ばれれば、

ルビー普及協会から、お金が入る。」


「いや。それはちょっと……」と苦笑いしていると、それを聞いた周りの人達が我も我もと寄ってきた。


「私はダイヤ」

「あたいはパフェ」

「私はいちごジャム」

みんな命名名簿を見ながら決めていた。


私はそんなものは反対だった。



ある日。


貴君(私の好きな人)が野球雑誌を読んでいた。

そのページを横から見てみると、『ミスノの野球グローブ』の広告だった。


ひょっとしてこれが欲しいんじゃ。


そして、もし私が『ミスノの野球グローブ』と命名されれば、貴君によく見てもらえるんじゃ。



私は友達の依里に野球のグローブは命名名簿に入ってないかと聞きに行った。


調べてもらった結果、それは入っていた。嬉しい。


早速、登録してもらった。名前は『ミスノグローブ』だ。



翌日から私は『ミスノグローブ』と呼ばれるようになった。


「おはよう。ミスノグローブ」

「よう!ミスノグローブ」

「ミスノグローブ!」


みんなにそう話しかけられる。


名前を呼ばれるたびに、貴君が振り返る。


私の事、覚えてもらったかな。本当の名前は覚えてないかもしれないけど。



そんなこんなでそういう生活が一か月ぐらい経った。


「よっ!」


依里が後ろから肩を叩いて、話しかけてきた。


「命名権は今日で契約切れ。ミスノは当分誰にも命名しないみたいだよ。」


私は焦った。命名がないなら野球のルールとかを覚えて、貴君に注目されるしかない。


そう思って勉強したが、これがなかなかルールが複雑で難しい。


そして、挫折しそうになった時…


「渚さん……」


後ろから貴君に話しかけられた。


話を聞けば、もともと私の事を知っていて、名前も覚えていたらしい。



なんてことはない。人間に命名権など要らなかったのよ。


1000文字以内で書くようにしたので、ちょっと日本語的にちょっと……みたいなところがあります。


最後の『人間に命名権など要らなかったのよ。』などは

命名権自体が要らない事と捉えかねなかったり。

しかし『人間自体に命名する必要などなかったのよ。』だとなんかお話的に弱い感じがします。



被命名権とかが良いのかもしれないけど、検索かけても上位にそういう単語は出てこないですしね。

被命名だと、ちょっと弱そう。


あと、命名権代理団体に加入している友達の依里(より)にも突っ込みのセリフを入れたかったけど、入らなかったです。




そうそう、協会や団体、企業などは架空のものです。


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