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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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オーロラ姫とりらの花3話

 次の日朝起きるとライラの部屋にはリリアン先生からの返事が机に置いてあった。

「ライラへ

 1日目の出仕お疲れ様。貴女が自分で解決策を見つけたのは嬉しいわ。きっと上手くいくでしょう。また困ったことがあったらいつでも連絡してくださいね。                       

 リリアン」



ライラが部屋を出るとなんやら騒がしい様子だ。

「嫌よ、わたくしはお断りだわ。」

オーロラ姫の声がライラにも聞こえた。

(何があったのかしら?)

オーロラ姫の部屋を覗くとローサや家庭教師達それから大臣もいた。

「一体何があったのですか?」

ローサによると交流のある隣国の地理のレッスンをオーロラ姫が拒否してるのだ。

「オーロラ姫様、その国の王子とは縁談話がきてるのです。嫁ぐ国のことも知らなければ王子に失礼です。」

大臣が諭すがオーロラ姫は納得しそうもない。

「わたくしはその王子との結婚が嫌なのです!!」

「王子様は賢くて国民との距離も近く素晴らしい方だ。そんな方と結婚すればこの国の貧困を救うことができるかもしれませんよ。」

「それでも絶対嫌なのです!!その王子に嫁げというくらいなら一生修道院で暮らす方がずっといいわ!!」

ここまで拒否するには何か理由があるのかとライラは思った。

「あのオーロラ姫様が結婚をなぜそこまで拒むのですか?宜しければ話してくれますか?」

オーロラ姫は口を開く。

「まず容姿が好みではありませんわ。背も低くて、肌も日に焼けて、それからあの横に広がる体型が好みではありませんわ。それに平民と同じ服を着て農作業するなんて。」

周りはそんなことかとあきれ返っていたがライラだけは黙って頷いた。

「ではオーロラ姫様はどのような王子様が宜しいのですか?」

オーロラ姫の理想はこうだ。背が高くて色白で軍服を優雅に着こなし剣術に秀でて自分を守ってくれる人。

「オーロラ姫様、そんな方国中、いえ世界中探してもおりません。」

ローサや大臣、家庭教師達は口々にそう言うがオーロラ姫は一向に聞かない。

オーロラ姫は昔絵本で読んだ物語の王子様とお姫様こそあるべき姿だと思っている。王子様は軍服を身に纏い姫のために剣をふるい戦う。そしてお姫様は優雅にお城で踊り貴族達を魅了する。

「それでバレエのレッスンを夜遅くまで。」

「ライラ、なぜそれを?」

「昨晩たまたま見ただけです。オーロラ姫様が練習する姿を。オーロラ姫様、今日は私とバレエのレッスンをしませんか?」

なんとかライラはオーロラ姫を説得することができた。



「プリエ アップ グランプリエ」

ライラはオーロラ姫とレッスンに励んだ。時が経つのも忘れて踊った。

「貴女なかなかいいわね。私ほどではないけど。」

口は相変わらずだかライラを気に入っているようだ。

「ありがとうございます。ですが式典で踊るにはまだまだです。」

「そうね。だから貴女には毎日わたくしと練習していただかなくては。そうだわ、」

オーロラ姫は突然何か思い出したようだ。

「今度公爵夫人とバレエ観賞の予定なの。だから貴女もいらっしゃい。」 

人間界のバレエには興味があったがライラには着ていくドレスがない。

「心配しなくてもいいわ。わたくしのを貸してさしあげてよ。」


他2作より長くなりそうです。

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