オーロラ姫とりらの花2話
ここはヨーロッパのとある国。この日は多数の業者がお城に出入りしていた。衣類に宝石、靴に扇子、あらゆる業者が王女の部屋へと通される。
「オーロラ姫様、業者の皆様がいらっしゃいました。」
「ええ、お通しして。」
そう答えたのはピンクのドレスの金髪のロングヘアの王女オーロラ姫であった。
オーロラ姫はドレスにアクセサリー、靴と次から次へと選んでいく。
「今日はこのブルーのドレスに白のガウン、それからこのピンクの帽子を頂けるかしら?帽子には羽根があった方が栄えるわ。今度の公爵婦人科のお茶会に着ていくの。」
「かしこまりました。」
商談が成立すると業者達はお城を後にした。
「失礼致します。オーロラ姫様」
業者達とは入れ替わりでローサが入ってくる。16年前に「気品」をプレゼントした薔薇の精だ。ローサは後ろにライラを連れている。
「オーロラ姫様、本日より宮殿に出仕します。ライラです。」
「宜しくお願い致します。オーロラ姫様」
ライラは前に出て挨拶する。
「あらそう。こちらこそ宜しく。挨拶がすんだら下がって宜しくてよ。」
ライラはローサに連れられ部屋を出た。
「ライラ、オーロラ姫様の態度はいつものことですわ。だからあまり気にしてはダメよ。」
その日の夕食、ライラは国王様や王妃様、オーロラ姫、そして国の大臣達と同席した。国王様がライラを歓迎したいとのことだ。そこでライラは驚くべき光景を目にした。
その日のメニューは前菜がスープ、メインは子羊のポワレであった。前菜の後にポワレが運ばれてくる。最新は和やかな雰囲気の食卓だったが突然オーロラ姫が立ち上がる。
「何ですの?今日のお肉は。硬くて食べられませんわ!!」
騒ぎを聞き付けて料理人と召使いがやって来る。
「どうなされましたか?オーロラ姫様」
「今夜の料理はあなたが用意したのかしら?」
「はい、さようでございます。」
「腕が落ちたようですわね。あなた」
その時ライラは割って入る
「そんなことないです。美味しいですよ。ありがとうございます。」
「いいえ、素人でももっと美味しい物が作れるわ。作り直しなさい。」
そう言い放つとお皿を床に落とす。
「オーロラいい加減にしなさい!!作ってくれた料理人に失礼ではないか!!」
国王様の注意も聞かずオーロラ姫は席を立った。
「私見てきます。」
ライラも席を立とうとするが王妃が止める。
「構わないわ。あの子いつものことだから。」
その夜ライラが城の中を歩いていると明かりのついている部屋があった。そこはダンスレッスンに使う部屋だった。
「un deux troi , un deux troi.」
ライラがドアからそっと様子を覗く。そこにはピンクのチュチュを着けて踊るオーロラ姫の姿があった。
部屋に戻ったライラはバレエ学校にいるリリアン先生に手紙を書いて、フクロウに渡した。
「先生、今日はお城の1日目が終わりました。オーロラ姫は噂通りの我が儘プリンセスでした。ですが改心の余地がないわけでもなさそうです。」
バレエ作品にもなってるなか少女漫画のバレエあるあるになりそうです。




