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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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桃の花のドレス 第6話

「そなたはもしかしてあの小さな3姉妹の姉の美代子か?」

「はい、お久しぶりでございます。」

アンジュ王女がマリアンヌに連れられドレスを着替えてる間、美代子も雛子と再会を喜び合います。

「あのいたずら好きの美代子が立派な淑女になられたとは。妹達は元気にしておるか?」

「はい、真ん中の妹は昨年公爵家に嫁ぎ、一番下の妹は今年女学校を卒業予定です。」

美代子が妹達の近況を話ます。

「それで雛子様」

美代子はファッション雑誌を雛子に見せます。

「これは妾がアンジュ王女からもらったファッション雑誌ではないか。何故美代子が持っておる?」

「座布団の下にあったのを見つけて持ってきました。勝手に持ち出した事は謝ります。ごめんなさい。」

美代子が頭を下げます。

「雛子様の居場所が分かったのは美代子ちゃんのおかげなんです。」

桃香がここに来る事になった経緯を話します。

「そうだったのか。そなたらには心配をかけたな。」

「あの雛子様、雛子様はマリアンヌさんのウェディングドレスが着たくてこの国に来たのですよね?」

葵が尋ねます。

「そうではあるがちと違う。桃香、葵、月子、覚えておるか?」

 雛子の住むお城の庭には桃の木があります。春になると桃の花を実らせ庭でお茶会をするのです。

「葵が筝を奏でて桃香が妾と舞ってくれる、月子は白拍子の格好で男役の舞も見せてくれた。」

雛子は官女達との思い出を語っている。

「マリアンヌ殿のドレスは魔法がかかって願いを叶えてくれると評判じゃ。」

「雛子様の願いとは何ですか?」

月子が尋ねます。

「妾はそなたらとずっと友でありたい。帝に嫁いでも妾に着いてきてくれるか?」

雛子が官女3人に頭を下げる。


「その願いわたくしにお任せ下さる?」


隣の部屋からマリアンヌと着替えを終えたアンジュ王女が出てきました。アンジュ王女は先ほどの濃いピンクのドレスから淡いピンクに白いレースのドレスに変わっています。

「貴女方4人の永遠の友情を約束する物を作らせて頂きますわ。」



 あれから1週間後雛子の祝言が行われました。

「雛子様、お似合いですわ。」

雛子はマリアンヌに仕立ててもらったドレスを官女達に着せてもらいます。純白な白のクリノリンのドレスです。トップスの部分に縦並びに桃の花が並んでいます。スカート部分にも桃の花はちりばめられています。

「あら、3人もお揃いじゃな。」

官女3人はマリアンヌからもらった色違いのエプロンドレスを着ています。ただ違うのは胸元と髪飾りのリボンが桃の花になっていたのです。

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