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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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桃の花のドレス 第5話

「私これにするわ。」

桃香はドレスに白いフリルのエプロンがついた物を選びます。

「じゃあ、私はこれで。」

「私はこれだな。」

葵も月子も同じ物を選びますがドレスの色はそれぞれ違います。桃香は桃色、葵は水色、月子は黄色です。

「わたくしはこれがいいわ。」

美代子が選んだのは黄緑色に白い花模様のドレスです。ドレスが選び終わると1人ずつ試着室に入ります。着替えが終わると髪型も変えて試着室から出てきました。桃香はハーフアップに巻き髪、葵はお団子、月子はポニーテールです。皆お揃いの白いリボンを付けつます。


「皆様とてもよくお似合いですわ。」


フランス人形の女の子が声をかけてきました。

『ありがとうございます。ってえっ?!』

官女達3人は顔を見合わせます。

「桃香御姉様、月子、私達あの娘の言ってる事が分かるわ!!」

「そうだな、さっきまではさっぱり分からなかったが。」

「うふふ、その洋服には着ればどんな言葉も理解できる力があるのですわ。ここのお店のお洋服は魔法がかかっているのよ。」

「魔法?!って」

美代子が持っていたファッション誌を見せます。

「貴女もしかしてこのウェディングドレスを作った方かしら?」

美代子が女の子の尋ねます。

「ええ、そうですわ。申し遅れました。わたくしマリアンヌと申します。ごきげんよう。」

マリアンヌは茶色いドレスをつまみ挨拶します。

「ねえ、マリアンヌさん、雛子様この店に来られませんでした?」

美代子がマリアンヌに雛子の事を聞いてみます。

「雛子って名前かは分からないけど貴女達が着ているような着物の女の子は3日前にいらっしゃったわ。アンジュ王女様と一緒に。」

アンジュ王女様とはこのフランス人形達の住むリィスロワイユムのお姫様です。

「やっぱりそうだわ!!ねえ、マリアンヌさん。わたくし達をアンジュ王女様のお城に連れて行って頂く事はできますか?」

「明日アンジュ王女様の元に新調のドレスを届けに行く予定だから貴女達も一緒に連れて行くわ。」




 翌日月子が漕ぐ空飛ぶ船でアンジュ王女の住むお城に向かいます。

「王女様はこちらにおります。」

お城の侍女が部屋まで案内してくれました。

「あら、マリアンヌさん。来て下さったのね。お入りになって。」

濃いピンクのドレスに金髪の縦ロールにティアラをつけた王女様が迎えてくれます。

ソファには薄紫に黒髪を夜会巻きの貴婦人が座っています。

「そなたらは?」

貴婦人は官女3人に気付きます。

「桃香に葵、月子ではあるまいか?」


『雛子様!!』


3人の官女達はお雛様と再会します。

「そなたち何故この国に来たのじゃ?」

桃香が美代子の方を向きます。

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