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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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桃の花のドレス 第4話

「きゃあ!!風が強いわ!!」

美代子は驚いて桃香に掴まります。

「美代子ちゃん、振り落とされないように気をつけてね。」

美代子と官女3人は空飛ぶ船で隣の国に向かってます。

 雛子の部屋の座布団の下にあったファッション誌には白い百合のウェディングドレスが載っていました。それは洋服屋さんをやっているフランス人形が作った物でした。そのフランス人形が作るのは魔法の洋服で女の子達に人気があるそうです。ファッション誌は以前フランス人形の国「リィスロワイユム」のアンジュ王女様が遊びに来た時にもらった物だそうです。

「きっと雛子様はウェディングドレスが着たかったのだわ。」

美代子達はリィスロワイユムに雛子を探しに行く事にしました。

「見えてきたぞ。」

 下を見るとリィスロワイユムの街並みが広がっています。こちらは桃香達の暮らす国と違い西洋風の国です。 

「私達の住む国桃国(とうこく)とまた雰囲気が違うわ。」

桃香が口を開きます。

「さあ、着いたぞ。」

 船を船着き場に降ろすと4人はブティックを探しに行きます。



リィスロワイユムは桃国とは違い街行く女の子は皆ファッション誌に載っていたようなドレスを着ています。 

「ねえ、私達視線を感じない?」

葵が辺りを見渡します。街の女の子達は4人の事を見ています。

「仕方ないだろう。私達の国の着物はこの国じゃ珍しいからな。」

「じろじろ見られて恥ずかしいわ。」

美代子が桃香の打掛に顔を隠します。

「早くブティックを見つけましょう。」

4人はファッション誌に載ってるお店の写真を頼りにブティックを探します。


「きゃあ!!」


その時どこからか女の子の声が聞こえました。4人は声のする方へ向かいます。

「Arretez!!」

可愛い建物の前で茶色いドレスに金髪の巻き髪にピンクのリボンの女の子が男達に剣を向けられてます。

「待て!!」

月子が男達の間に割って入ります。

「Qui es tu?」

男達は聞いた事のない言葉で月子に怒鳴ります。

「何て言ってるか分からないが女の子1人によってたかって卑怯だろ?」

月子は男達に向かって竹刀を振るいます。

「Elle est fort!! Parton!!」

男達は去っていきます。

「Excusez moi?」

茶色いドレスの女の子がやってきます。

「Mercie beaucoup de votre aide.Je offrir mon gratitude, entrez.」

3人官女達は訳が分からず立ち尽くしています。

「お礼がしたいとおっしゃってますわ。中に入りましょう。」

美代子は女の子の言ってる事が分かるようです。

「美代子ちゃん、あの娘の言ってる事がお分かりになるの?」

葵が尋ねます。

「ええ、フランス語よ。」

美代子は幼い頃から家庭教師をつけてフランス語を習っていたのです。

「美代子ちゃん、葵、早くいらっしゃい。」

先に入った桃香が美代子と葵に手招きをしています。

「可愛いドレスがいっぱいね。」

そこには道中で見かけた女の子達が着ていたような洋服がたくさんありました。

「Choisissez que vous'aimez.」

女の子は好きな物を選んでとフランス語で言いました。

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