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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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薔薇の庭のレッスン 第4話

「さあ、今日もドレスアップのレッスンしていきましょう。」

マリーが教えるのはドレスアップというカリキュラムだそうです。

「ねえ、ロザリーさん、ドレスアップってどんな事するのですか?」

花江は隣にいたロザリーに尋ねます。

「ドレスを着飾るのよ。ドレスだけじゃないわ。ティアラやアクセサリーの付け方だって学ぶのよ。それだけじゃないわ。前回の授業ではドレスでの歩き方やお辞儀の仕方までやったわ。」

マリーはドレスの上流階級の貴婦人の基本だといつも言ってます。ドレスを着こなさなければ舞踏会で王子様には選んでもらえないのです。

「プティプリンセスの皆様。今日も好きなドレスを選んでみましょう。着替えた人から薔薇の庭園に来て下さい。」

マリーの指示で少女達は衝立の奥に向かいます。

 衝立の裏には沢山の色とりどりのドレスが並べられてました。ドレスだけでなくティアラや髪飾り、ネックレスやイアリングもあります。

「私はこれにするわ。」

ロザリーは迷うことなくピンク色に白い襟フリルの襟に胸元に白百合の飾りがついたドレスを選びます。皆がドレスを選び終わる頃

「このドレス素敵ね。」

花江の目に留まったのは黄色いドレスだ。スカート部分の裾は白いフリルなっていています。黄色と白の布地の境目にはクリーム色のリボンが付けられてます。

「私、これにする。」

花江は黄色のドレスを選び待機していた侍女に着せてもらいます。金色のティアラとトパーズのネックレスを付けて庭に向かおうとします。しかし


「いったーい!!」


慣れないハイヒールで転倒してしまいました。





 その頃マリーは少女達を新しくピンク色の薔薇の庭園に集めます。ピンクはマリーのお気に入りの色です。

(花江さん、大丈夫かしら)

ロザリーは花江がいないのを心配し辺りを探します。

「皆様にご紹介致します。」

マリーの紹介でキャンバスと絵の具を手にした女性達が現れます。彼女達は皆女流画家の卵です。

「プティプリンセスの皆様には彼女達の絵のモデルになって頂きます。」

「アントワネット様、絵のモデルとドレスとどう関係があるのでしょうか?」

ロザリーが質問します。

「良い質問ですわね。ロザリー。勿論王子様との出会いは舞踏会です。歩き方やお辞儀の仕方は大事でしょう。わたくしもフェルゼンとはオペラ座の仮面舞踏会で出会いました。ですが肖像画は舞踏会に出席する前に王子様に自身を知ってもらう機会です。ちなみにこちらがわたくしの王妃就任の時の肖像画です。」

マリーはピンク色に宝石を散りばめたドレスに白いファーを羽織った姿の肖像画を見せます。

「素敵だわ。」

ロザリーが頬を赤く染めマリーの肖像画を見つめます。

「王子様の目に止まるようなしぐさや視線、表情、そして場所で描いてもらいましょう。」

『はい。』

少女達は返事をすると画家と共に移動します。その時


「遅くなってすみません!!」


大声で花江が駆けてきます。

「何あの格好。」

「だらしないわね。」

少女達が扇子越しに影口を言ってます。

花江はハイヒールを脱ぎドレスの裾を手繰りよせながら裸足で走ってきます。

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