表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
51/67

薔薇の庭のレッスン 第3話

「それで気が付くとこの場所にいたって訳か。」

芳子が花江の話を整理します。

「はい、薔薇の花の庭園にいたのですがそちらのブルーのドレスの女性が黄色い薔薇のアーチを歩いているのを見て追って来たのです。」

花江は栄子の方を見ます。

「まあ、私を?」

「すみません。ここがどこか聞きたくて。」

「そういえば」

マリーと芳子は顔を見合わせます。このテラスは四方の道を薔薇のアーチが続いています。赤、白、ピンク、そして黄色。栄子と花江がやって来たのは黄色い薔薇のアーチからでした。

「失礼致します。」

今度はピンクの薔薇のアーチから少女がやって来ました。マリーの物と比べると質素だがピンクのドレスを着ています。

「王妃様、次の授業ですが何か事預かる事はございますか?」

「そうね、ロザリー。」

彼女はロザリーという名前です。

「この娘新しい生徒なの。お願いできるかしら?」

花江はロザリーに託されます。

「あの、アントワネット様」

「花江、ここは女の子達がプリンセスに必要な事をレッスンするところですわ。」 

「アントワネット様達は立派なプリンセスだかレッスンなんて。」

「花江さんでしたね。アントワネット様達は私達に教えて下さる立場、先生です。」 

ロザリーが説明します。栄子も芳子も講師としてマリーに呼ばれたのです。

「ここにはよくふらっと迷い込んで来る娘がいるわ。」

栄子が付け加えます。

「彼女達は皆共通点があるんだ。」

芳子の話によるとここにやって来るのは自分の環境に不満がある事、そして

「貴族や皇室、上流階級の女性に憧れていた事。」

「花江さん、貴女もそうでしょ?だからアントワネット様達のレッスン受けてみません?」

「本当に宜しいのですか?」

「勿論ですわ。貴女にやる気があるなら。」

マリーの一言に栄子も芳子も頷きます。

「私で宜しければ是非お願いします。」

花江は3人に頭を下げます。

「マリー、彼女にはまずお辞儀の仕方から教えないといけませんわ。」

栄子がマリーに囁きます。

「僕も同感だ。マリーちゃん頼んだよ。」

芳子がマリーの背中を押します。




 花江がロザリーに案内されてやって来たのはベルサイユ宮殿の広間です。後ろには衝立のようなものもあります。そこには多数の女の子達がいました。皆西洋人です。

「ロザリー、その娘誰?」

少女の1人が花江に気付きます。

「私達の新しい仲間よ。アントワネット様の意向で一緒にレッスンを受けるのよ。」

ロザリーが説明します。

「見慣れない娘ね。日本人?」

「はい、」

花江は会釈します。

「ロザリーさん、私達はここでどんな事を学ぶの?」

「プリンセスに必要な事よ。」

「プリンセスに必要な事?」

「今に分かるわ。」

ロザリーは何も教えてくれません。


「皆、王妃様がいらしたわ。」


広間にはマリーがやって来ました。先ほどと同じでピンクのドレスを着ています。

「ごきげんよう、プティプリンセス。」

「ごきげんよう。マリー王妃様。」

少女達が一斉にマリーに挨拶をします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ