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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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チューリップの姫君  第3話

「わあ、素敵。街が小さく見える。私の家はあの丘の上の家ね。」

燕はニーナとサンベリーナの乗せ空を飛んでいます。燕が持っていた鞄から粉を取り出しニーナに振り掛けます。するとニーナはサンベリーナと同じ大きさになりました。

 燕は高く飛び雲の上へ上へと登っていきます。

「見えてきましたよ。」

どれくらい飛んだだろうか?

お花畑の中心にそびえ立つお城が見えてきます。あれが妖精の国のお城なのでしょう。

燕は花畑に着陸します。

「燕さん、こんにちは。」

花畑ではメイド服に背中に羽が映えた少女達か挨拶をします。妖精の侍女でしょう。

「燕さん、今日は何のお届け物?」

燕はお城の配達員なのです。

「実は行方不明の王女様を連れてきたのです。」

「まあ、王女様ってその娘が?」

侍女達は白いブラウスに赤いスカートのニーナを見ます。

「いえ、彼女ではありません。」

ニーナの影からピンクのドレスに羽をはやしたサンベリーナが現れる。



 ニーナとサンベリーナが玉座に通されました。濃いピンクにティアラをつけた女性が座っていました。彼女は皇后様のようです。

「貴女がわたくしの娘、プリンセスですね?」

「はい、お母様。」

サンベリーナは無事妖精の国へと帰りつく事ができました。


 その夜晩餐会にニーナは招待客されました。テーブルには美味しいお菓子やジュースが並べられています。ジュースは蜂蜜の味です。

「ニーナさん、でしたね。」

王妃様かニーナの元にやってきます。

「王女と仲良くして下さりありがとう。わたくし達の考えが間違っていたようですわ。」

妖精は昔人間と仲良く力を合わせて暮らしていました。しかしある日人間達が妖精の国に咲く珍しい花を高値で売り飛ばすために根こそぎ持って行ってしまったのです。

「それ以来わたくし達は人間との交流を絶ち妖精だけで暮らしております。妖精はチューリップの花から生まれて来ますが種には魔法があって人間達から受けた仕打ちをチューリップの中の妖精は種事植え付けられているのです。」

「お母様」

サンベリーナがやってきます。

「だけどニーナはそんな娘じゃなかったわ。だって花の中にいる時から水をあげたり、私に話しかけてくれたもの。これからはまた人間達と交流できるようにしていきましょう。」 

「そうですわね、サンベリーナ。」

王妃様も賛成します。

 それからニーナは燕に送ってもらい家に帰りました。ニーナはサンベリーナとお別れですが寂しくありませんでした。

 


 あれから4年。16才になったニーナは白い丸襟に赤いワンピースに白いエプロン姿で市場でお花を売ってました。

「ニーナちゃん」 

今日のお客様はピンクのドレスに白い羽をつけた女性です。

「そのチューリップの花くださる?」

妖精の国が人間と交流を始めたのでニーナはまたサンベリーナと会う事ができるのです。


                 FIN


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