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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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白百合の約束3話

この物語は今回で最終回です。

あれから5年の月日が流れた。マーヤは15才になった。とうとう社交界にデビューできる年齢になったのだ。

鏡の前で白のドレスに着替える。ドレスの胸元にはフランス王家の紋章であり大好きなお姉様と約束の花白百合がちりばめられていた。今日のためにマーヤが特注したのだ。


ノックと共に兄エドワードが入ってきた。

「お兄様、どうかしら?このドレス」 

「マーヤ、とても似合っているよ。お転婆だった少女がここまで成長するとは」

「お兄様、昔の話です。」

正直マーヤには不安があったミノリアお姉様のように上手くやっていけるかどうか。5年前の舞踏会のお姉様は素敵だった。淡い水色にレースの入ったドレス、そして白百合のティアラ。お姉様は童話に出てくる女神のようだった。お姉様は貴族達を魅力していた。

「私、お姉様のように上手くやっていけるかしら?」

「ミノリアは立派なプリンセスだかマーヤにはミノリアにはないいいところだっある。お前らしくやればいいよ。」

兄は優しい言葉をかけてくれた。

「今日は隣国の王子も招待している。私の友人でもあるからダンスのお相手をしてもらうといい。」

「はい」




その夜マーヤは兄にエスコートされ大広間へと向かった。天井にはシャンデリア、華やかなドレスの貴婦人達、マーヤが憧れていた物がすべてそこにあった。マーヤがお辞儀をすると一人の紳士が近づいてきた。隣国の王子だ。

「マーヤ様一緒に踊って頂けますか?」

「ごめんなさい。私もう最初に踊る人は決めてあるのです。」

マーヤは玉座にいるミノリアの元へと向かった。

「お姉様、踊りましょう。」

「ええ、いいわよ。」

マーヤはミノリアをエスコートして広間へと向かう。

近隣諸国から招かれた貴族達はざわざわしはじめた。

「マーヤ様、お兄様から話は聞いてるはずでは」

王子は戸惑った。

「私達は5年前から約束しているわ。この王家の白百合の紋章に誓って。」

広間に飾られてる白百合の花を1輪とるとミノリアの髪に掲げる。

「貴女にはこれからも驚かされそうだわ。お転婆なプリンセスさん」

マーヤとミノリアはドレス姿で組んで踊り出す。マーヤはこの日のために男役のダンスを練習してきたのだ。白のドレスでミノリアを見事にリードした。


エドワードの友人である王子が話しかける。

「なあエドワード、いいのか?」

「何がだ?」

「君の妹。」

「いいんじゃないか。あの子は昔から行動に予測がつかなくてね、ドキドキさせられるよ。でも王室に新しい風をふかせてくれそうだ。それにしっかり約束は守る。そこがあの子のいいところだ。」


広間に飾られた白百合は新しい王女の現れを祝福するかのように気高く清らかに咲き誇っていた。

                    Fin

ラストシーンは可愛く女の子同士のダンスにしてみました。社交ダンスって女性同士のが絵になりますよね(笑)


次回から新作行きたいと思います。中国の舞踊学校で起こる元王室の少女と霊感がある貴族令嬢の物語です。

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