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プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
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オーロラ姫とりらの花6話

「お前達、なぜここが分かった?」

シーラがライラ達に鋭い口調で問う。

「お城の兵士が教えて下さったのよ。王室がかつて別荘として使っていた屋敷を貴方達が占拠していると。」

リリアンが前に出る。

「ここは私が食い止めるわ。2人はオーロラ姫をお願いね。」

リリアンを残し先を急ぐローサとライラ。


リリアンは白いチュチュをふわふわさせながら白百合の花を舞い散らす。

「舞い踊れ、清き百合の花よ」

シーラも負けじと応戦する。

「気高き黒き花の舞い、受けてみなさい」

カサブランカの花が百合に負けじと舞う。



その頃ローサとライラはオーロラ姫の元へと急いでいた。2人の前に武器を持った村民達が立ちはだかる。

「ここはわたくしに任せて。」 

ローサが前に出る。

「ありがとうございます。」

ライラはお礼を言うと先を急いだ。

「さあ舞いなさい、艶やかな紅薔薇よ」

ローサの出す薔薇からは甘い香りが漂ってくる。その香りを嗅いだ村民達は戦意を損失し次々に武器を捨てていく。


ライラはというと地下にたどり着く。牢獄にはオーロラ姫が倒れていた。

「オーロラ姫様!!」

ライラは叫ぶが返事がない。気を失っているようだ。

ライラは鍵を壊そうとスティックを振るう。

「オーロラ姫様!!」

ライラは駆け寄り再び声をかけるが返事はない。

シーラの呪いが本当になってしまったのだろうか?

不安にかられたがリリアンからもらったりらの花のスティックのことを思い出す。

(このスティックは妖精が王女様に贈り物をするために使うもの。)

シーラの呪いも贈り物であった。

「そうだわ。」 

ライラはスティックを振りながら踊り出す。 

「オーロラ姫様に贈り物を。オーロラ姫様は本来は優しいお方。素敵な躍りで国民達を笑顔にするそんなプリンセスに生まれ変わるわ。」  


すると先ほどまで気を失っていたオーロラ姫が目を覚まし踊り出す。 

「わたくしは今まで一体?」

「オーロラ姫様!!」

「ライラ」 

2人は再会を喜び合う。




一方地上ではリリアンとシーラの激戦が繰り広げられていた。リリアンは追い込まれていた。シーラがとどめをさそうとしたときだった。

「そこまでですわ。」

ライラとオーロラ姫が現れた。

2人はりらの花のスティックを持ちシーラに向ける。

「りらの花よ、お願い。シーラの心から憎しみを消して。」

2人が共に唱えるとシーラは力尽きそのまま倒れ込む。


ちょうどそこにお城の兵士達が入ってきた。シーラは連行される。全て解決したのだ。




それから数日がたった。シーラは妖精の国に連れ戻された。バレエ団を追放され国を去った。

そしてオーロラ姫は王立のバレエ学校を設立。貴族だけでなく平民の少女達も通えるように奨学金制度を儲けた。平民達に近づくための1歩を踏み出した。ライラはバレエ学校の講師として共に残ることになった。


少し遅れたがお城では国王と王妃の結婚15周年のお祝いが催された。そこでライラはオーロラ姫と一緒に踊った。2人は来賓達から喝采を受けた。

「オーロラ姫様」

踊りが終わると1人の王子様がオーロラ姫に声をかける。北欧から来たフィリップ王子様だ。フィリップ王子様はオーロラ姫がかつて絵本で見た王子とそっくりだった。

「ダンス見事でした。宜しければお2人でお話しませんか?」

「ええ、是非。」


ライラはその様子をリリアンとローサと共に見守っていた。

                  Fin.

他作品の倍かかりました。

ラストは完全に魔法少女(笑)

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