表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プリンセス達の花詩集  作者: 白百合三咲
10/67

オーロラ姫とりらの花4話

 次の週ライラはオーロラ姫の部屋でドレスに着替えていた。この日はオーロラ姫が公爵夫人とバレエを観に行く約束をしていてライラも同行させてもらうことになった。

「ライラ、貴女はこのドレスが似合いそうだわ。」 

オーロラ姫が差し出したのは紫のドレスだった。色はライラのレオタードより薄く胸元に花がちりばめられていてノンスリーブで涼しさを感じる。

ドレスに着替え姿見の前に立つ。

「素敵だわ。似合っていてよ。良かったらこれもどうぞ。」

さらに紫に合うピンクのボレロを貸してくれた。オーロラ姫はこないだ特注した丸襟に後にリボンのついたブルーのドレスに白のガウンそして羽根をつけた帽子を被っていた。


2人は使用人が操る馬車に乗り待ち合わせ場所へと向かう。

「オーロラ姫様、観劇はどちらの劇場ですか?」

「王立劇場ですわ。わたくし達王室が出資しているの。わたくしも何度か観に行ったことがあるわ。」

オーロラ姫は嬉しそうだった。


ほどなくして馬車は街中で突然止まった。

「どうなさったの?」

「オーロラ姫様橋が崩れていてこれ以上は進めません。」

「仕方ないわ。迂回して別の道を行きましょう。」 



その時馬車の窓に小石が投げられた!!

幸いオーロラ姫に怪我はなかった。

「私外を見てきます。」

ライラは扉を開けて外に出る。

「いたぞ!!」

四方から村民達が現れる。皆手に武器を持っている。

「王室の馬車だ!!王族が中にいるに違いない!!」

村民達は馬車を包囲した。

御者とライラは身動きが取れずいたところ

「静かになさい。見苦しいわ。」

オーロラ姫が馬車の中から現れる。

「オーロラ姫様危険です。」

御者やライラが止めるのも聞かずオーロラ姫は村民達の方へと進んでいく。

「ごきげんよう」

オーロラ姫は村民達の前で優雅にお辞儀をする

「わたくしに何かご用かしら?」

「何かご用じゃないよ!!」

オーロラ姫は村民に捕らえられる。

「よくやった!!」

そこに1人の女が現れた。黒のマーメイドドレスを身に纏った美女、オーロラ姫に呪いをかけたシーラであった。

「お前達、姫を連れていけ!!」

シーラは村民達に命令する。

「待って!!」

ライラは村民と共に去っていくシーラを止める。

「なぜこのようなことをなさるのですか?王室に何か恨みでも!?」

「りらの精か、お前には分からないことだ。」

シーラは吐き捨てると炎に包まれ姿を消した。



 その後ライラは御者と共に城へ戻ると国王様に今日あったことを報告した。ライラは自分の責任でオーロラ姫があんな目にあったと謝罪したが国王様はライラを少しも責めることはなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ