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異世界転生した先はスラム街でした~無一文から始めるスローライフ~  作者: 熾之


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80/83

80 500kg、集めます!!



 おそらくお昼ぐらいになったので移動しながらご飯を食べる。何度も食べたクレープだ。流石に飽きたので、できるだけ早くクレープの新メニューを作りたい。作っておいたやつがまだ残ってるので、皆に配って食べてもらおう。


 ガーリックステーキはまだ我慢だ。出来れば今すぐに食べたいけど、じっくり味わいたい。宿に戻ってからだな。


 1時間ほど必死に採取して野菜を集める。1日中この階でもいいんだけど他の階の野菜も気になるので、そろそろ移動することにした。



 特に問題もなく8階に辿り着き、それぞれ行動を開始する。ここでも4人はホーンラビットを中心に狩りをしてくれるので、私は引き続き野菜採取だ。



 「おっ! キャベツみっけ! この階は葉物野菜かなー」



 ザクザクとキャベツを回収したら次の野菜を探す。というか、すでに白菜とレタスが見えてる。多分、丸くなった葉物野菜が多いのかな。結球野菜ってやつだと思う。カブとかも生えてるので土の中もしっかり調べないとな。


 どうやって食べようかなー。クレープは簡単だし、すぐに食べれるから野菜を入れてグレードアップしよう。肉野菜炒めもいいなぁ。あ、ヨダレが…。



 「えっ、これって…。ちょっとー!! 全員集合ー!! 緊急事態ですー!!」



 4人が走って集合してくる。結構距離があったのにあっという間にやって来た。本気ダッシュすご…。



 「何事だ!? 怪我じゃなさそうだけど…」


 「なになに〜。大きい声出して珍しい」


 「これ、これ見てください。覚えたら採取を手伝ってください!!」



 私は引っこ抜いた甜菜を4人に見せる。興奮しているせいか、小さな身体がピョンピョン跳ねてしまう。うわ〜、ヤバい、踊りそう。


 喜びの舞が出ないように、気を引き締める。半分くらいは出ているかもしれないけど。



 「なんで大根で興奮してんの? 好物か?」


 「違いますよ。いや、違くはないんですけど、これ甜菜っていう野菜です。甜菜を加工した甜菜糖がたくさん欲しいんです」


 「まぁ、手伝うくらいいいけど…」


 「テンサイトウ? 何かわからないけど、出来たら食べさせてくれる?」


 「もちろんです。お願いします!」



 砂糖だよ、甜菜糖!! 甘い物が食べられる〜。前世でもあまり食べれなかった甘味…。ご褒美として給料日に食べるのが数少ない楽しみだったんだ。砂糖を自分で作るのは大変そうだけど、タダで手に入るならやるしかないでしょ。


 市場でいくらで売っているのか確認したけど、どこにも売ってなかった。たぶん、庶民が使うものではないんだろうな。ハチミツもなかったし。


 バレたら面倒だけど、そんなことは関係ない!! 私は砂糖が欲しいんだ!!


 というわけでしばらくはここで採取しまくろう。砂糖にすると量が少なくなるから、最低でも甜菜は500kg必要だ。…多いかな? いや、もっとあってもいい! 50〜60kgの砂糖は意外と早くなくなると思う。5人で採取すればたくさん集められるだろう。


 採取しながら頭の中では砂糖を使ったお菓子で作れる物を考えていた。材料がない物が多いから揃えるところからだな。甘いクレープならすぐに作れそうだけど。


 大興奮で採取を続け、リーダーにもう帰ると言われても採取していた。



 「あと1個だけ、もう1個取ったら終わります」


 「それ、30分前にも言ってたぞ。帰りにも時間がかかるし、ダンジョンを出てからもやる事があるんだから終わりだ」


 「また明日来ればいいよ。下の階層にも行きたいって言ってたろ」


 「ジャンの言う通りだ。まだしばらくこの街にいるんだから、そんなに焦るな」



 …私、焦ってたのかな? いや、砂糖が手に入るってなったら焦っても仕方ないと思うけど。ちょっと必死になり過ぎてたかもしれないな。少し冷静にならないと何かやらかしそうだ。



 「すみません、帰ります」


 「よし、帰ろう! 腹減ったんだよなー」


 「昼に食ったはずなんだけどな。何か前よりも腹減る気がする」


 「あっ、オレも。でもさぁ、宿のメシ、何か微妙じゃない?」


 「ノアの焼いた肉を食ったからじゃないか?」


 「ああ〜、そうかも。柔らかいし、臭くないから美味いんだよなー」



 レッドボアのお肉が大人気のようだ。確かに美味しいと思うけど、元日本人としては正直まだまだだと思う。


 前世では安い食材に最低限の調味料だったけど、もっと美味しかった。たぶん、ここの肉は臭いのが問題なんだよな…。なんであんなに生臭いんだろう? すごく固いし…。


 私の料理は今日手に入れた野菜で少しはマシになると思うけど、もっといろいろ集めないとダメだな。作りたいものが多過ぎる。


 宿に戻ったら、食材の下準備とかで忙しそうだから、効率よく進めなくちゃ! 今日中に準備が終われば明日は砂糖作りができる。


 …早く、甘い物が食べたい!! 飽きるまで食べるんだ!!





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― 新着の感想 ―
サトウキビがあれば楽勝なのに、なんで甜菜大根なんだよ!大変だぞ~。
一言…美味しいご飯は正義!!
独立心のある主人公はイイね! 甜菜は馴染みの草原に植えて増やすとかできるのかな?採種して増やしたりとか…ダンジョン種は難しいかな。
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