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異世界転生した先はスラム街でした~無一文から始めるスローライフ~  作者: 熾之


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68 何でも採取!!



 木が10本ずつ集まったので川に向かうことにした。最初は1本切るのにかなり時間がかかっていたが、コツをつかんでからはだいぶ早くなったと思う。


 けっこう頑張ったけどお昼は過ぎてしまったので歩きながらクレープを食べた。アイテムボックスに入れておいてよかったよ。ちなみに、ジャンさん達にお昼ご飯を食べる習慣はないそうだ。出したら食べたけど。


 その後、移動しながら薬草の採取もしたので時間はかかったがだいぶ集めることができた。ポーションの分は確保出来たと思う。盛大に失敗しない限りは足りるはずだ。



 「ベルサンドはどこかなー?」



 川沿いを歩きながらベルサンドを探してみる。ジャンさんが言うには細かくて白っぽい砂だからあればすぐにわかるらしい。


 川幅が少しだけ広くなり砂利や小石が多くなってきた。大きく蛇行しているようで土砂が堆積している場所がある。



 「あそこにあるのがベルサンドだよ」



 よく見てみると確かに少し白く見える。浜辺の砂みたいな感じだ。しっかり鑑定をしてから採取するが、シャベルがないので土魔法を使って何とか回収した。


 ついでにちょうどいいサイズの石をたくさん回収しておいた。拠点に戻ったら簡易かまどを作るのに使おうと思って。まぁ、いざとなったら投げたり出来るしね。


 どれくらいの量で何個の瓶が作れるのかわからないから、見える範囲の砂は全部持って帰ろう。間違いなく何個か失敗するだろうし。


 場所を移動しながら採取して大量に集めた。ベルサンドを採取し終わってからも、とりあえず目についた物を片っ端からアイテムボックスに入れていく。デカい石とか倒れた木とか長い蔓とか。


 なんかいい感じの長い竹らしき植物も生えていたので多めに採取しておいた。 



 「なんか、めちゃめちゃ拾ってるけど何に使うの?」


 「使う予定はないけど、とりあえず集めてる感じです。何かに使えるかもしれないので」


 「いいなぁ。魔導具のアイテムバッグって入る量が決まってるから、荷物の管理はけっこうシビアなんだよな。特に、ダンジョンにいく時なんかは厳しく管理されるよ。まぁ、パーティーにもよるけどな」


 「へぇ~。リーダーは細かそうなイメージです」


 「正解〜!! てか、俺等が大雑把なだけなんだけど」



 リーダーは意外と苦労してそうだな。パーティーの雑務は全部やってるって言ってたし、4人分の物資を揃えるってけっこう面倒くさそう。私は自分の分だけでいいから楽だけどね。


 

 ある程度集まったので拠点に向かいながら狩りをすることにした。ハクはけっこう食べるし、多分4人もたくさん食べると思うんだよね。


 契約魔法を結んだ時に何かしらの報酬を渡すことって決めたんだけど、現金じゃなきゃダメってわけじゃないから、しばらくは料理作りが報酬ってことになった。


 なんか、昨日帰ったあとに3人で話し合ったらしい。レッドボアが想像以上に美味しかったみたいで、これなら報酬になるってことで決定したそうだ。ジャンさんの意見は?って思ったけど、本人は気にしてないみたいだからほっといた。


 レベルアップも兼ねているので強そうな気配を優先に探す。危なくてもジャンさんがいるから大丈夫だろう。こういう時1人じゃないって助かるなぁと思うが、誰かに合わせて生活するのは苦手なので必要な時にいてくれればいいや。


 蛇狩りをすると時間を忘れそうだからレッドボアとホーンラビットだけを狙う。ビッグラットっていうネズミ型の魔物も食べれるらしいんだけど、ちょっと抵抗があるのでやめておいた。



 「ただいま〜」


 「お帰り。問題はなかったか?」


 「大丈夫。様子見てたけど何もなかったよ」



 3人が戻ってきていたのでジャンさんとリーダーが引き継ぎをする。この後はリーダーが残りジャンさんは準備のために街に戻ることになった。レストマさんとミーヤさんは街に戻るが、暗くなるまではここに残って準備を手伝ってくれるみたい。



 それじゃ、私はアイテムボックスの整理をしたらポーション作りをはじめよう! スキルを使えばそれっぽい物が作れるはずだ。…多分。


 




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