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異世界転生した先はスラム街でした~無一文から始めるスローライフ~  作者: 熾之


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23 自重はしません



 「さて、どうしようかなぁ」


 ステータス画面を見ながら使えそうなのを探す。スキルを誤魔化すやつも探さないとな。今更、家に戻されるとか絶対ムリ!


 とりあえず、生産スキルから確認していく。前にまとめて習得した時は日常生活で使いそうなスキルとスキルレベルをあげるのに使ったんだよな。


 今回はもう少し考えて習得しよう。


 ……やっぱり錬金術のスキルが1番使えるかなぁ。回復ポーションの材料になるレナウス草もいっぱい持ってるし。でも、項目が多くてポイントをだいぶ使うんだよね……。


 【乾燥】【粉砕】【撹拌】【抽出】【調合】

 【加熱】【冷却】【加圧】【減圧】【錬金】


 これで一部なんだよ、多いなぁ。実際に何か作るとしたら、もっと必要になるかも。作り終わった後処理用のスキルもいくつかあるし。


 あれば使えるけど悩むなぁ。一旦保留にしよう。悩んだら保留!


 今日からしばらくは草原に行かないことにしたからじっくり考えて選ぶようにしよう。命名式が終わるまでには決まるだろう。


 その前にスキルを隠さないと。生産スキルにはなかったから、職業スキルを探すか。見つかればいいけど……。



 ーーーー



 「あった! やっと見つけた~!」


 かなり時間はかかったが何とか見つけることが出来た。まさか暗殺者のスキルにあるとは。たしかに暗殺者には必要なスキルかも知れないけど。


 【隠蔽】【ステータス偽装】【気配遮断】【千里眼】【地獄耳】等々。


 物騒なスキル名ばっかりだな。でも、この5個は絶対必要だと思う。私は平凡で穏やかな生活を送りたいんだ。そのためには自重はしない。もしかしたら鑑定で見破られるかもしれないからスキルレベルも上げておこう。



 ……自重しなかったよ。だからスキルポイントが0になったんだよ。でも上限まで上がったからいいじゃない。別に調子に乗ったわけじゃないよ。必要だったんだ。



 ……前言撤回! 明日からも草原でレベル上げだ!なんとしてもスキルポイントを貯めるのだ!


 こうして、命名式までの2ヶ月間、可能な限りレベル上げをすることになった。



 ーーーー



 「一緒に来なさい」


 朝、母親が食事を持ってくるのを待っていたら突然言われた。多分、今日は命名式なんだ。聞いていなかったら焦っただろうな。


 大人しく母親の後ろをついていく。あらかじめ【隠蔽】と【ステータス偽装】のスキルを使っておこう。何があるか分からないからね。


 母親は、私の歩くペースを考えることなくズンズン進んで行く。ちょっと歩くの速いよ~! 改めてこの人とは一緒に住みたくないと思った。


 身体強化をしながら置いていかれないようについていく。方角から考えると城壁の方に向かっているみたい。教会でやるって言ってたからそこに行くんだろう。スラム街にはないみたいだな。


 しばらく歩くとやっと城門に着いた。城門の近くには私と同じような子供と母親がいる。ただ、子供の様子にかなりの差があった。前に教えてもらった、あえて厳しい環境で育てる人と、いらないからスラム街で育てる人との差だ。


 前者は小汚ないものの栄養状態は悪くない、笑顔で母親と会話している子供もいる。後者は……とりあえず酷い。見た目も栄養状態も最悪だ。よく生きていられるなと思うほどガリガリに痩せ、汚物にまみれている子供もいる。正直、見たくない。同じ立場の子供が辛い思いをしているのを見ると心が痛む。


 やがて、ある程度揃ったのか移動を始めた。城壁の中に行くようなので、出来るだけ他の子供たちを見ないように下を向いて歩きだす。


 ……早く終わってほしいな。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 今のところ、主人公の魅力を活かされて、とても面白い 作品だと思う毎回、読むのが楽しみだよ~ [気になる点] 探すけど見つからない、特になし。。 [一言] 今はいいだろうが話数が長くなるとモ…
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