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異世界転生した先はスラム街でした~無一文から始めるスローライフ~  作者: 熾之


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1 私じゃなくて妹が死ぬはずでした



 読みに来ていただきありがとうございます。

 最初から言い訳ですみません。

 手直しが間に合ってないんです。


 おかしなところは現在修正中のところだと思います。


 誤字脱字の訂正、加筆修正など急いで何とかしてます。もう少々お待ちください。


 

 


 気がついたら、私は真っ白な世界に立っていた。

 どこを見ても真っ白で目がチカチカする。ぼーっとしながら、ここに来る直前のことを思い出していた。



 (あぁ、死んだのか……。クソみたいな人生だったな)



 毒親のもとに産まれてしまった為にしなくてもいい苦労ばかりしてきた。


 物心ついた時から感じていた違和感は小学生の時に確信に変わった。ご飯がもらえないことも玩具や服を買ってもらえないことも普通だと思っていたけど、他の子はそうじゃなかった。


 いつもお腹を空かせて汚い服を着ているせいでイジメられたが親が助けてくれることはなかったし、それを言うと怒られた。


 一切お金を出してもらえなかったので、高校は授業料を免除してくれるところを探して通い、バイトばかりしていた。


 成績を下げるわけにはいかないので、睡眠時間を削り勉強した。高校の思い出は勉強とバイトしかなく、高校生らしい青春なんてなかった。


 大学は奨学金を借りて通い、やっぱりバイトばかりしていた。おしゃれな同級生には相手にされず友達すら作れない、そんな時間も余裕もない。


 4年間、同じ生活を続けることに必死だった。


 卒業後は小さいが、業績の悪くない会社に就職することが出来た。少しでも給料を上げようと資格の勉強をし、奨学金を返す為に一生懸命働いた。


 家計を切り詰めながら奨学金の返済をして少しずつ貯金も出来るようになり、ようやく人生楽しめると思った矢先の出来事だった。


 そんなくだらない人生を振り返っていると突然、目の前が光り出した。あまりの眩しさに目を閉じるがすぐに光はおさまり、代わりに何かの気配がする。


 そっと目を開くと、そこには土下座をしたおじ様がいた。白いトーガのような服を着た金髪のマッチョさんだ。



「この度は誠に申し訳なかった」



 どうやら土下座をしたおじ様は私に謝っているようだ。心当たりはないが、このままほっとく訳にもいかずどうしようか考えているとおじ様が語りだした。



「部下のミスは上司のミスでもある。本来、このようなことは起きてはいけないのだが、起きてしまった以上、その責任は取らなければいけない」



 どうやら部下が何かミスったらしいが、それが私と関係しているようだ。何をミスったか知らないが、私はもう死んでしまったようなので関係ないと思うのだが。



「魂を取り違えるなんて新人でもやらないミスをした挙げ句、運ぶ時に落とすとは……。あまりにも酷すぎるので、こうして上司である私が謝りにきたわけだ」



 言っている意味がわかりません……。


 順を追って説明してもらうと、そりゃあ土下座したくもなるわってことがわかった。


 この真っ白い空間に来る直前、私はトラブルに巻き込まれていた。毒親関係だ。大学を卒業してから殆ど連絡してなかったのにいきなり家にやって来た。


 私には歳の離れた妹がいたのだが、その妹の大学費用を払えとのこと。私と違い妹は親に甘やかされて育ち、おかげでかなり我儘で自分の思い通りにならないと癇癪を起こす人間になった。


 私は高校を卒業後、すぐに家を出たから妹と関わる機会は少なかったのだが、妹は親の態度を見て育ったので私のことを下僕のように思っているみたいだ。


 今回も学費の高いお嬢様学校に行きたいと言い出し、払えない親は私に払うように命令してきた。


 勿論断った。断ったがそう簡単に諦める妹ではない。自分の希望が叶うまでは全く話を聞かなくなり、こちらが折れるまで喚き続ける。


 学費の前に妹の学力では受からないと説明したが聞く耳を持たず、親は妹の味方だからあてにならない。何か言うとお姉ちゃんなのにと私を責める。


 限界だった。私を愛してくれない親にも、我儘しか言わない傲慢な妹にもうんざりだった。頭にきてかなりきつめに断ったのがいけなかった。


 癇癪を起こした妹が部屋にある物を片っ端から投げ始めた。やめさせようと手をつかむとそのまま取っ組み合いになってしまった。


 怒った両親も参戦し、調子に乗った妹が何か固い物で私を殴った。


 さすがにヤバいと思った私は部屋から逃げ出したが外の階段で追いつかれ、揉み合ううちに妹と一緒に階段から転がり落ちた。



 覚えているのはそこまでなんだけど、そのあとにおじ様の部下がミスをしたようだ。


 本来、死ぬはずだったのは妹だったらしい。それなのに手違いで気を失っただけの私の魂を回収してきたそうだ。その後、回収した魂を集めて管理するところまで持っていくのだが、持ってくる途中で落としたとのこと。



 「落ちた場所がここだってことですか?」


 「ちょっと違うが似たようなもんかな」


 「えーと、それの何が問題なんですか?」


 「ここが地球のある世界の管轄じゃないってことが問題なんだ」



 魂が管理されているのには驚いたが、まさか管轄まであるとは。死ななきゃわからなかったな。



 「死ぬ予定じゃない魂だから、管理しているところまで持っていけばちゃんと身体に戻れるはずだったんだ」


 「じゃあ、今から管理してるところまでいけば生き返れるんですか?」


 「それが、さっきも言ったようにここは地球とは管轄が違うんだ。この世界で生き返ることは出来るが、地球に帰ることは出来ない」


 「日本どころか地球にも帰れないのはさすがにキツいですよ……。なんとかならないんですか?」


 「どうにもならないな。落とした時にこの世界の影響を受けてしまったから、戻したくても戻せないんだ」



 こりゃ、どうにもならないやつだ。それなら、帰るのは諦めて新しい世界で生きて行くしかないだろう。次は好きに生きてやる。

 …誰にも邪魔させない!





 お手隙の時でいいので、活動報告を読んでいただけると嬉しいです。


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― 新着の感想 ―
なぜ神が人間ごときに謝らねばならんのだ?
主人公の「…誰にも邪魔させない!」はなんか応援したくなりました。暇な時に読んでみようと思います。
初っ端から主人公が不幸になる展開⋯、実に見事です!物凄く印象に残った一話でしたので、これからじっくり見ていきます。更新頑張ってください!
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