3/5
3
東京みたいにビジネスマンでもなく、
秋葉原みたいにオタクでもなく、
渋谷みたいに夢見心地のお嬢さんでもなく、
池袋みたいにお上りさんでもない。
そんな人たちが多く集まる場所。
それが、大宮。
因みに僕は大宮が大好きというわけでもない。
よく行くというだけだ。
僕は昔この街が好きではなかった。
昔の話だ。
でも、今はそれほどでもない。
いいとこ取りしようとして、中途半端になってしまった。
そういうところが、そういう個性も、今の僕は認められる。
大宮には白熊マークのサンドイッチ店が構内にある。
川越では手に入らなくなってしまった代物だ。
甘夏のサンドイッチ。
それを二つ。
これに限る。
甘いから沢山は食べれないけれど。
これは僕のお昼だ。