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絶望遊戯-ディスペアーゲーム- 作者:くろのす
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第1ゲーム『絶望遊戯』

この世は退屈で満ちている。

俺、志波(シバ) (ソウ)の座右の銘だ。

「あ〜、なんかおもしれぇ事起こんねーかな?」

「そうちゃんいっつもそれ言ってるね、暇人なの?」

こいつは幼馴染の結城(ユウキ) 悠里(ユウリ)…一応、男だ。

まぁ…女顔と華奢な体つきがコンプレックスのようだが、俺も幼稚園の時は本気で女だと思ってたからな…

「うるせぇ、暇なんだから嘆いてんだよこの馬鹿」

「あ、馬鹿って言った!そうちゃんが馬鹿って言った〜!」

「馬鹿なんだからいいだろぉが…万年赤点取りやがって…勉強教える身にもなれ」

「えへへ…ごめんねっ?…ところでさ、そうちゃんあの噂知ってる?」

「噂ぁ?んだよそれ」

「[絶望遊戯]っていうゲームなんだけどね…スマホでいつの間にかかってにアプリインストールされて現実世界で自分の能力使って殺し合いするゲームなんだって…」

「はっ…なんだその厨二感溢れる作り話…」

「それが作り話じゃないんだよ?」

悠里は真剣な顔付きで俺に語った。

「昨日、目の前で見ちゃったんだよ…人が殺し合ったとこ…」

「は…?」

「片方の人は火を体中に巻き付けて…もう一人は血の海の中で灰に成り果てて…原型を保ってなかったんだよ…!」

「…またまた…得意の嘘だろ?」

「信用してよ!……僕の携帯にも…昨日、帰ったあとアプリがインストールされてたんだ…!ほら、見てよ」

そう言って悠里が差し出してきた携帯には確かに絶望遊戯というアプリがインストールされていた。

「で、なんでそんな話を俺にしたんだよ?」

「このゲーム、ネットで調べたところどうやらゲームの現場を見た者、もしくは話をされた人間はゲームに強制参加されて、現場を見られた人間は24時間以内に事故死するらしいの…」

「なんだそれ……って、あ?おい…今お前俺に話したよなッ!?」

「いや、退屈って言ってたから…退屈しのぎになるかなと…!」

「てめぇこの馬鹿!なんで退屈しのぎに死ぬリスク背負わなきゃなんねぇんだよ!?」

「ま、まぁまぁ…」

「胸糞悪くなった…もう帰るぞ俺」

「うん…」

帰り際、少し悠里の顔を見ると、寂しそうな表情を浮かべていた。
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