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エピローグ

領地では私と同じ性別未定者が生まれることが多くなった

虚弱体質として生まれることが多かった北の辺境

濃い魔素に包まれ多い魔力量を持ち生まれる

人から幻獣に近い種へと進化しかけていた為人の器が悲鳴を上げていた現象

森と山の先には実は何もない

虚無が広がっているだけ

虚無に世界が侵食されないように防いでくれている森と山

優しい思いから生まれた”魔素”

このままでは人は生きられないと生き残るためにと幻獣化へと進化を促していた世界

性別未定もその一端

元々性別に拘らない領民

パートナーを決めてから選択する性別

単独での自家受精で子供を儲ける者もいた

幻獣に近い人間

祖母や母が幻獣と同じ白い髪と青い目で虚弱だったのも進化途中だったから

循環は兄達から領民へと広がった

今では魔法の研究が進み発展している

他国からは天の御遣いの一族とも呼ばれている

一部の同志の聖地となっていたりするらしい

私も望んだ性別にとらわれない幸せ


あの王女様ご一行は密かに領地で3人仲良く暮らしていた

殿下達により保護され送り届けられた

国が大変な時に原因の一端となった者達までも思いやれる方々

殿下達が中枢となるこの国も安泰だろう

そして王女達は最後には森に認めて貰えたようだった

優しい領民達と共に過ごし優しさに包まれ心穏やかに幸せに笑顔あふれる日々を過ごしたようだ


幸せに定義はない

個々違って当たり前なのだから真似をする必要はない

不幸があるから幸福が理解できる

今がどれだけ幸福なのか幸福であるうちは気付かないのかもしれない

気付かない事こそが幸福



私達はイルさんがそうしていたように現れては手助けする

基本は傍観者

積極的には手を貸せない

世界と繋がった神獣

また魔素の変質が起こるだろう

人は繰り返す生き物

戦争も繰り返されるだろう

でも止めるのも人

皆が幸せになる世界へとなってほしい

私達は見守り記憶する

全てを最後まで

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