中央編:7
何とか無事終了
女性陣の熱い視線は髪にあったようです
実は長く伸ばしています
魔術具の素材として重宝するのですよこれが!
毛先の方は痛んでるのか赤みが抜けて金色になってます
その金色部分の方が良い素材となるのです
一つにまとめていますが腰くらいまでの長さ
爪は量が少ないし素材としてはイマイチで長くは伸ばせないので素材とするのを断念しました
お風呂は乾かすのが手間ですがウルルが嬉しそうに乾かしてくれるので大丈夫
毛繕い?
髪や肌のお手入れ方法を熱心に聞かれましたが水と食べ物の問題だと思います
使用している石鹸類も天然素材の手作りですから貴族が購入している物よりは品質は低いのではないかと思います
兄達は殿下に入学されるチャンゴ王国の方々について情報を得られたようです
年齢は兄や殿下達と同じ15歳
えっ!?
皆さん本当に同じ年って女性陣15歳であの凹凸は反則では!!
ブリアンナ王女が文官コース、側近の侍女セシル様が医官コース、同じく側近の護衛フィデリオ様が武官コースで3名が入学されます
人柄等は不明ですが大国チャンゴ王国は武力重視なお国柄
何かあれば早々に戦争へ発展することも考えられるので取扱注意だそうです
お父さん!
何てタイミングで中央へ行かせるんです
兄達が知っていたということは父も知っていたはず
本当に帰りない
本や魔獣は気になりますが安全第一です
「にぃ~「「ルディまだ帰れないからね」」…はい」
やっぱりダメですか
いつも過保護過ぎるくらい過保護なのになぜ?
「「チャンゴ王国の狙いが本当に戦争なら対策を練る必要もあるし情報収集は大切だからね」」
確かに中央から離れていてるド田舎でも国対国となった場合の準備も必要です
「私に何かお手伝いできますか?」
優秀な兄達に手伝いは不要かもしれませんが大好きな領地の為にも出来ることは協力したい
「「できるだけ係わらない方向で頼むよ。相手から接触してくる可能性は高いけれれどね」」
ド田舎の平民な私なんて大国の王女様方が何故接触する?
「「領地は魔術具等開発最先端だしね。調べれば北の辺境の人間だということは簡単に分かるし、その髪は目立つからね」」
はぁ~やはり目立ちますよね
もう王族ご一行様とは面識も持てましたし髪とか染めますかね
「髪とかウルルにお願いして色を変えましょうか?」
研究室と図書館しか行っていないので支障はないと思うのです
「「下手にウルルを頼ると幻獣との契約がバレる可能性が出てくるから止めた方が良い」」
『バレるような下手はしないわ』
ウルルさん心外なって怒ってます
「「ウルルは完璧でもルディが問題なんだよ」」
兄達苦笑してますが私そんなにダメですか
『充分あり得るわね』
皆してヒドイ
私もやればできる子です
上手に使われる事は多々ありますが…
再生中の会社
人員整理し小人数であるにもかかわらず仕事が出来るといった感じの人はいなかった
実際に上司となった人は悪い人ではない
社長いわく使いやすいのだというのもわかる気はするが仕事は出来ない
前任者からの引継ぎの中継のはずの上司は一切業務を理解していなかった
過去の資料を遡り資料室に籠って調べた
上司の業務も手伝えば意味不明な指示
理解しないまま上からの指示を伝えるので意味不明な指示となる伝言ゲーム
社長も気付いたのか直接メールで指示が届くようになった
目の前の席で電話する上司
電話を切った後に自分の話していた内容を聞かれても困る
私の業務に関係しそうな内容は何となく把握しているが私も他の業務をしているので上司の一部始終を記憶してはいない
自分で間違った指示を出し、その通り処理され後日気付く間違い
指示された人は皆その指示を証拠に残している
間違っているのは貴方です
間違いの責任を押し付けないでください
役員でもある上司
新しいシステムについては自分が聞いているので業務に専念してくださいとの指示
システムの使用方法を聞けば横にマニュアルがあるからそれを見てと言われた
半日かけて聞いていた時間は何だったのですか?
高給取りは高給に見合った仕事をしてください
後任への引継ぎ
上司の指示が判らないと相談された
私が座っていた上司の前の席へ座っていた後任
遠く離れた空き席に座っていた私には内容は聞こえないし指示の内容が理解できるまで聞けば良いだけ
指示が判らない理由は分かっていたが私がいつまでも通訳する事は出来ない
理解していない業務の指示を理解しているフリをして指示するので意味不明
指示内容が意味不明で理解できないのは知っているが今後の為に頑張ってくれとしか言えない
会社再生の為に多くの人間をカットした担当者の専務に酒の席で聞いてみた
残っているメンバーの判断基準は?
他では使い物にならないものを残した
会社を立て直そうという時にすごい判断をするものだと思ったが専務ももう少しで定年
未来ある人間を手放したのは親心?
不思議な人事
再生中の悲壮感はなく皆、前向きだった
ここでも気付けば多くの担当外業務を経験した
仕事が出来ない人ばかりでソノ方々の取りこぼしている業務を兼任
それなりに賃金アップもあったがそれ以上に上手く使われてしまったと後で気付く
単純だからか好奇心旺盛で何事にもチャレンジすることを苦にしないからか使い勝手は良いようです私
一度逃げてしまうと逃げ癖がつく
頑張りがきかなくなる事を経験上知っていたので体調と相談して何事にも愚痴を言いつつもチャレンジした
意外と楽しかったりもする
大変だったりもするが…
全ては経験として自分への自信と繋がるように人より努力した
努力することしかできない
ただ学生時代は努力を評価されても社会では結果しか評価されない
結果を出したとしても上の手柄になる事が多いことも多々経験した
評価されなくても自己満足でも努力している間は熱中し夢中になれた
そして評価されないために燃え尽きていた
不器用なのだろうか
それとも、親に搾取され兄弟に搾取され上司や会社に搾取されと何処までいっても搾取される側になり続ける運命なのか…
どの様な運でも不幸中の幸い運なら不幸の中のどこかに幸があるはずだから信じて幸を探すのみ
意外と楽しい




