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中央編:6

やってきましたお茶会当日

朝から準備です

軽食からお菓子まで「ザ・北の辺境」といったラインナップ

ただ私が食べたかっただけだったりします

何故かお部屋はお茶会用のお部屋を借りず私達の部屋になりました

使い慣れているので助かりますが庶民の部屋へ王族をご招待って不敬にはあたらないのかな

「「普段からココでやってるから大丈夫」」

本当に私の表情を読むのがスゴイ

そんなに分かりやすいかな私

まさか読心術ではないですよね?

「「彼らもココの方が落ち着くし飲み物も食べ物も美味しいから招待されたがって困るほど喜んでいるよ」」

確かに領地の食べ物は絶品です

兄達は料理の腕も良いですから餌付けですね

胃袋ガッチリつかむって女性がする作戦だと思うのですが兄達やります

今日は三人仲良く手分けして作りました

飲み物もソフトドリンクから食前酒のような軽いアルコールも準備

ちなみに成人は16歳ですが飲酒に関しては個々の責任となっています


前世でお酒は好きで休みの時には部屋で飲んでいました

外で飲むと高いし帰りが面倒になるので

部屋には日本酒・焼酎・ブランデー・ワイン・ビール・発泡酒等貰い物も含めてイロイロありました

女の子の一人暮らしの冷蔵庫じゃないと言われましたが気にしません

だって貴方達、冷蔵庫開けて好きに飲んでいるよね

一人旅で相席となった出張中のオジサンに教えて貰った焼酎のブラックコーヒー割

とても飲みやすいので友人達にもオススメした

我が家で美味しいと喜んで作っていたよね?

頂き物の美味しくないワインは果物を加えてサングリアにしたら友人たちが冷蔵庫から見つけて飲み干した

好評なようで嬉しいが私の分は?

果物が手元にない時はリンゴジュースやオレンジジュースで割って飲みやすく

梅酒もブランデーと黒糖で漬けた

黒糖で慣れると普通の梅酒が物足りなく感じるとは友人談

若い頃は皆で食べに出ていたがお店を探すのも面倒で我が家で当番制で料理するようになった

女友達の強みで料理苦手な人は出来あいでもOK

多種多様な鍋の元を家では出来ないチャレンジもOK

お菓子を加えても一人千円以下が多い

時間無制限

アルコールからソフトドリンクまで飲み物は私が準備

食べ物の準備を友人達が請け負った

たまに会社でもらったと一升瓶がカバンから出てくるのでビックリ

小さなカバンから出てくる様はまさに手品

食べながら面白ネタに愚痴や困ったことについての相談

特に困ったことの相談は同じ女性目線での対応を教えあえるので大変参考になります

相談)

社内の困ったサンの対応で悩まされている

何度教えても覚えない

覚えたと思ったら他のことを忘れている

どうすれば理解してもらえるのだろう

難しい事ではないし他の人は出来ている

回答)

その人メモリー不足なんだよ!

追加保存できないから保存できた時は上書き保存

外付けでメモリー追加できない?

問題解決にはならないが視点を変える

無理なものは無理

下手に上書き保存されると困ると思うなら諦め一択

気持ちが楽になった

また間違っていると笑えるようになった

相談)

この人いつも間違いだらけの書類で困る

困ったサンな社員

ある日完璧な書類が提出されると天気予報でも予想されなかった嵐がやってきた

その後も間違いだらけの書類が提出され、アレはまぐれだったのだろうと忘れかけていた時また完璧な書類が届いた

進路を急に変え逸れる筈だった台風が直撃し大荒れに

回答)

完璧だと嵐が来るので少し間違っている方が世の中の為だよ

間違いが気にならなくなった

楽しい友人達

出会う前より出会ってからの時間の方がいつの間にか長くなった


いらっしゃったようだ

セッティングした席へとご案内しまずはお茶を淹れる

私たち兄弟も同じ席に着くように殿下からの希望にそのようにする

兄達がお相手をし私は基本給仕に専念

下手に喋るとボロがポロポロ出そうなので笑顔のみで応対

女性陣に特に熱い視線を送られるが意味不明なのでスルー

ウルルはいつも通りポッケにインで器用にお菓子を食べています

難しい話には参加せず日常についての質問等には当たり障りが無いように受け答えする

「ルディさんとお呼びしたいのですがお兄様方に怒られてしまいますのでオルさんとお呼びして良いかしら」

未来の王子妃様

諦めてなかったんですね愛称呼び

もう好きに呼んでください

やはり緊張する

年配の方は平気なのに慣れていないからかギクシャクと頷くことで諾と伝える

高貴な方との正しい会話なんて同じテーブルについた状態では心に余裕もなく本当に無理です

今まで周囲には居ませんでしたから…

お勉強はしていましたが実践経験が全くありません

もしかすると領地へ中央から来ていた皆さんは高貴な方々だったかもしれませんが貴人というより奇人でしたので緊張の種類が違います

「ありがとう。オルさんは中央へは初めてでしょ?感想はいかがかしら?」

感想って正直に答えても良いのかな?

「正直な感想で構いませんよ。わたくし達は中央しか存じませんので特に北の辺境との違いが知りたいんです」

将来の中枢を支えるお立場で正しい情報が必要ですね

「不敬にあたるかもしれませんがご容赦ください。正直なところ今すぐにでも領地へ戻りたく存じます。魔素が薄く空気も水も食べ物も悪く居心地が悪いのです」

はっきりいって人が住む所ではない

空気も水も食べ物も生きる基本

生きる為の土台ともいえる部分がしっかりしていないと辛い

入院していた時の食事は最悪だった

開腹手術の時は夕食にお粥

何の味も無いお湯で湯がいたご飯のようなお粥

ついているのはインスタントみそ汁のような練り梅

この梅も不味かった

昼食、夕食はお粥で朝食はパン

パンがとても美味しく感じた

朝パンで昼と夜がお粥

消化に悪いパンが出ていてもお粥って?

普通食に戻れば過去一度だけ豚肉で蕁麻疹が出たことがあると伝えれば豚肉の含まれた料理は全て外され代わりにご飯が大盛り

カロリーは合うのかもしれないが栄養は考慮されていない

意味不明な病院食だった

栄養士は何をしている?

好き嫌いの多い子供は離乳食が濃い味付けで育ったからだとする説があった

妹の時の離乳食は粉末だしで柔らかく湯がいたニンジンやじゃがいも(残った根菜プラス味噌でみそ汁として提供)と卵の黄身だけ卵かけご飯を与えられていた

大きくなってシイタケだけ嫌いだった

弟はシイタケとなすび

兄妹で好き嫌いが似るようだけれど私は豆類とカレーや肉じゃがが嫌いだった

姉弟で好き嫌いは全く違った弟は私の嫌いなものは大好物だった

ただカレーも肉じゃがも一人暮らしで自分で作ったものは美味しかったのでよく作って食べていた

あれほど苦手だった豆類も素材の良い物を選べは普通に食べられた

調理師免許を持っていて普通の主婦ではないと豪語していた母

カレーはルーを2種類程交ぜてトンカツソースとケチャップを投入していた

私的には口に合わず不味かった

低血圧を高血圧にしてしまう塩分過多な食事

毎日盛られる遅効性の毒

肉じゃがも味付けが濃過ぎて素材の風味が台無しになっていると自作料理を食べて気付いた

ある日一人遅れての食事

出された食事を一口で味がおかしい事に気付き傷んでいると伝えるが傷んでいないと反論

では一口食べててみればわかると言っても絶対食べなかった

実家での食事はサバイバル

学生の頃のお弁当には大きな埃が入っていた事も

毒は遅効性だけでなく速効性も私に対しては盛られていたのかもしれない

そういえば掃除も嫌いで全くしなかった母

冷蔵庫にも腐って液化した野菜達が原型不明で野菜室にたまっていた

アレルギー体質では無かったのは不幸中の幸い

食生活だけではなく生活全般サバイバルだったのかもしれない

子供を集めてバイキング形式で好きな物を好きなだけ食べる実験があった

もちろん好き嫌いをして食べているが選んで食べている内容をみると他の食材でバランスがとれていると判明した

無理に好き嫌いをなくす必要はない

ただ一緒に食事する人に不快感を与えない為にも好き嫌いは無い方が良いだろう

人工保育で育てられている動物でもミルクの温度によって飲む量が違っていたこともある

生きる基本

良い素材と適切な調理と温度

本当に大切です


「まぁ~そうですの?確かに北の辺境の食べ物は美味しく頂いておりますが、それほど違うのですか」

北の辺境での経験があれば誰でも思うことだと思うけれど兄達は何も伝えなかったのかな?

「「我々からも父からも伝わっているかと存じますがご存じなかったのですか」」

やっぱり兄達も伝えているし父もですか!

「貴方達の場合は嫌味か何かだと思っておりましたの」

うわぁ~強い

兄達に真っ向勝負している

「「虚偽はありません。魔素が変質し空気や水、食べ物といった生活に直結する全てに悪影響を及ぼしているようです」」

それ大問題では!?

「それはそなたらの父君が話していることで確たるものはないと聞き及んでいるが違うのか?」

王族には伝わっている

ウソを嫌う北の辺境の人間が虚偽の報告などするはずもない

「確か魔素の変質は魔獣素材の魔術具によるものだとも報告が上がっているが貴族からは領地権力強化の為の戯言とされている」

ライモンド様も情報収集はされているようですが基本情報が抜けています

「「北の辺境に住まう者は森に認められた者だけです。辺境を出たがらない者が自領の権力など求めません。自給自足に満足しているくらいなのですから」」

そうです

生活は質素で贅沢を好みません

権力なんて邪魔なだけといった感じですから欲しくもない権力などを求めるはずがありません

「この部屋はいかがですか?飲み物も食べ物もそうですが空気も違うことにお気付きですか?辺境印の魔術具で空気を常に清浄にしています」

兄達の要望に応える為に領地の皆で作った自信作

もちろん私も協力しました

「確かにそなたらは権力を求めることもない。だから心地良いのだと思っていたがそれだけではなかったのか!?」

殿下ご存じなかったのですか?

「「我々にとっては住み心地の悪い場所ですよ。水も飲めません。人体へはどのような影響があるのでしょうか」」

汚染されたものを口にして健康被害もあるかもしれません

魔獣とはどのようなものなのでしょう

文献では濁った色彩を纏い知能が低く凶暴な獣で目に入るもの全てを襲うとか

魔獣そのものを調べる必要があるのではないでしょうか?

「「ルディ魔獣を調べたいからといって単独行動は許可できないよ!危険だからね。近いうちに機会を儲けるので大人しくしていること」」

危険に自分から頭を突っ込みませんよ

好奇心は猫並ですが死にたくはありません

上には上がいる

知っています

本能で行動する魔獣など攻撃魔術が使えない私には対処不可能

自分を知っています

大丈夫

ウルルさん

疑わしそうな視線を突き刺すのを止めてください!!

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